私がフランスの中学校に転校してきてビックリしたことは各教科の受ける教室が毎回違う事である。
生徒手帳に各教科の教室が書いてあるので、それを頼りに教室まで行く。
各教室は3桁の番号で記されていて、百の位の数字はその教室がどこの階にあるのかを示している。
例えば数学の受ける教室が201だった場合は、その教室が2階にある事が分かる。
他の二桁の数字は生徒たちが1番使う階段の近くから順番にどんどん数字が増えていく。
転校してきたばっかりの私はそれを知っておらず、各階にある教室の数が多い為しょっちゅう迷っていた。
そして教室まで行ったら、先生が教室に来るかもしくは先生が教室に入ってもいいよと言うまでは廊下で待っていなければならない。
保健体育の授業では校庭で待つ。
朝と帰りにはホームルームがないため、授業がいきなり始まる。
授業では生徒が号令をかけて始めと終わりの挨拶はしない。
そのため、先生達がいきなり授業を始め、終わりは大体チャイムがなってから終わるが、時々チャイムが鳴ってからも授業をやり続ける場合もある。
ホームルームが朝にないため、毎回の授業で出席を先生が学校の運営しているアプリで取る。
そのため先生達は各教室に置いてあるパソコンか保健体育の先生は自分のスマホでとっている。
初めてそれを見た時はフランスは日本よりもこんなに進化しているんだと思い驚いた。
先生が取ってなかった場合は受付の人が授業中に教室に来て出席を取る事を教える。