フランスでもカンニングをする子はもちろんいる。
でもそのカンニングはすぐバレる。笑
ある日、フランス語のテストで「brevet」という6月に受ける卒業試験の過去問を解いた。
それは先生が「brevet」の過去問の載った問題集をコピーしたものだった。
そのテストの返却時、私の近くの席の女子が先生に怒られていた。
先生が言うにはその女子の回答が問題集に載っている答えと全く一緒だったらしい。
多分その女子は自分のスマホを見ながらテストを受けたと思う。
そのため、その女子のテストのスコアは0点だった。
このようにフランスは、先生にすぐバレるカンニングをするので、バカじゃないかと思う。
他にも音楽の先生から聞いたカンニング話。
テスト中、先生が男子がカンニングをしていることに気付き、その男子を立たせた。
立った時は何も無かったが、先生は「体を振ってみろ。」と言い、その男子は体を振った。
そしたら、ポロッと何かが落ちた。
それは四角くて、小さいタブレットだった。
そこに音楽のノートの写真があったらしい。
こんのように先生にバレるカンニングが多い。
フランスはまだまだ軽いロックダウン中だ。
学校に登校する時もマスクが義務付けられている。
ある日、いつも先生が来るまで待っていなければならない廊下で、何やら私のクラスメイト達が騒いでいた。
よく聞くとクラスの男子が、
自分の弟がコロナに感染したと話していて、それを聞いた周りのクラスメイト達は口々に、「何で学校に来てんだよ❗」、ある人は、「近寄るな❗」、「マスクちゃんと着けろよ❗」と怒っていた。
朝から廊下で大変な騒ぎだった。
しかも、その男子は私の隣の席だ。
その男子は今PCR検査の結果待ちで、母親が学校に行けと言うから来たと主張している。
それを聞いた私はビックリし、自分も感染するのではないかと怖くなった。
その人の主張に周りはビックリし、怒り出した。
周りはその男子にちゃんとマスクを着けろ言ったり、コロナあっちに行けと言い、クラスはパニック状態になっていった。
チャイムが鳴り、先生がやって来ると、クラスメイトが口々に先生にその事を訴えた。
先生は話を聞いただけで、授業が始まった。
しかも、その男子は午前中一杯授業に出席した。
最終的に、クラスメイト達が学校の門に立っている受付のような人に話をして、その男子は午後から欠席する事になった。
私は濃厚接触者となったが、特に学校から検査を受けるようにと言われることもなく、結局その男子は一週間休み、陰性だったため、一週間後から再登校した。
そして、私は無症状で今3週間経った。
2月にあるテストがあった。
それは日本では受けないようなテストだった。
そのテストを受けるために警察官が2人学校に来て、授業を一回してくれた。
その翌週にテストを受けた。
そのテストというのは日本語でいうと「軽四輪車運転資格」、フランス語では" ASSR=Attestations scolaires de sécurité routière "と言う。
2014年11月1日に法律が改正され、VSP(超小型自動車=voiture sans permis)を運転できる年齢が16歳から14歳に引き下げられた。
14歳以上であれば、安全講習と資格試験に合格すれば、VSPを運転できる。
VSPは2人乗りの4輪自動車で、走行時速45km/h以下のオートマ車である。
他にもスクーターが運転できる。
その免許を持っていれば、運転免許試験に申し込むことができる。
そのテストは中学校で二回受ける。
一回目は中1で受け、二回目は中3で受ける。
中1で受けるのは"ASSR1"と言い、中3で受けるのは"ASSR2"と言う。
どちらもあまり違いはなく、どちらかを持っていれば大丈夫。
テストの採点は担任の先生がやる。
そのテストのための授業では、警察官が最初に標識の説明と交差点や環状交差点で(フランスでは)右側の車が優先であること説明してくれた。
次に、過去問を警察官と一緒に解いた。
フランスが分からなくて難しかったが、警察官の解説が分かりやすかったので、良く分かった。
最後に警察官が、そのテストのための練習問題ができるサイトを教えてくれた。
警察官がいうにはその練習問題から同じ問題が出る場合があるのでやった方が良いとアドバイスをくれた。
私はテスト当日まで警察官が教えてくれたサイトで練習問題を解いていた。
そしてテスト当日、本当に練習問題と同じ問題がでた。
思っていたより簡単だった。
結果は、6月くらいに分かるらしい。