・磚茶Tea brick だんちゃ/たんちゃ
中国で紀元前よりお茶が飲まれていたが大衆に一般に広まったのは、8世紀の盛唐時代の玄宗皇帝のころで磚茶といわれるもので茶の葉を蒸して突いて固め乾燥させだんご・長方形状にしたものをさしている。
磚は煉瓦(れんが)あるいは敷石のような薄い長方形の板状のものを指す。必要な時に削り粉末にしお湯を注いでまた米、塩、香料とともに煮込んで用いていた。
渋み、苦味が強く嗜好品より滋養強壮としての意味合いが強かった。茶が茶色であるのは磚茶の色合いからではと推測する。
日本には、最初9世紀初め平安時代初期お茶(磚茶)だけ伝わり種はその後のことといわれる。他に紅茶(紅磚茶・ソ連)、緑茶(緑磚茶・モンゴル)のくず茶を硬め 板のようにして保存し削って使うようにしたお茶がある。
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