・ピスタチオナッツPistachio nutぴすたちおなっつ
ウルシ科、地中海原産でイラン、アメリカを主産地とする。雌雄異株(しゆういしゅ)の高さ10mほどになる落葉樹で春に緑褐色で5枚の花びらをもった風の力で受精する風媒花が咲く。
果実の種子は翌年の秋に綿実のようで赤味がかったピンクの皮に包まれ結実(けつじつ)する。食用は大きさが2cmぐらいの長卵形で果肉の中の薄い硬い殻に包まれる中身の黄緑色をした仁(じん)、胚乳を利用する。
熟すると殻は自然にパチンと音を立て中心より割れてくる。殻ごと炒って塩をまぶしたものを割ってつまみとし淡白で風味があり緑色を生かした製菓にも使われる。
ウルシ科で同じ科に属するマンゴー、カシュウナッツなどともにアレルギーを起こす可能性がある。種実100g中で615kcal、水分2.2g、タンパク質17.4g、脂質56.1g、炭水化物20.9g、灰分3.4g、食物繊維9.2g(可食量20g~1.8g)を含み脂質は、LDLコレステロールのみ低下、抗酸化作用を持つオレイン酸が多く脂肪酸の56%を含む。
2021年に急速にブームとなり売り上げが伸びている、決して安くはない緑色のペースト状のピスタチオ,、インスタ映えするスイーツの魅力として、そのナッツの香ばしさ甘さといった味のよさはもちろん、緑色がポイントだといいます。
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(初版2020.10.17)