・空豆・蚕豆Broad bean そらまめ
マメ科、地中海沿岸の各国で、日本では関西以南で主に栽培している。9月下旬~11月中旬に種をまき、5~6月に未熟のそらまめが旬とし収穫、今日でも季節感のある食べ物としてうれしい。
空に向かってさやがのびる、蚕(かいこ)を飼っている時期と食べる時期の蚕豆が似ていたとかでこの名がついたともいわれる。別名ナツマメとも言う。
和洋中華料理で用いられており未熟な豆は、塩茹でしつまみ、揚げ物、炒め物、サラダ、グラタン、クリーム煮、すり流し汁、豆ご飯にしている。
完熟の乾燥品は、煮豆(お多福豆)、甘納豆、炒り豆、フライビーンズ、餡(あん)に利用する。種類は、種実用と未熟な内に食用とするものに分けられ種子用は、大粒、小粒があり褐色、灰褐色、グリーンなどがある。
未熟豆と完熟乾燥豆の成分を比較すると100g中未熟豆エネルギー108kcal、水分72.3g、蛋白質10.9g、脂質0.2g、炭水化物15.5g、灰分(かいぶん)1.1g、ナトリウム1mg、カリウム440mg、カルシュウム22mg、マグネシュウム36mg、リン220mg、鉄2.3mg、亜鉛1.4mg、銅0.39mg、マンガン0.21mg、ビタミンA40μg、ビタミンE0.2mg、ビタミンK18μg、ビタミンB1:0.30mgビタミンB2:0.20mg、ビタミンB6:0.17mg、ビタミンC23mg、食物繊維2.6g、
乾燥豆エネルギー348kcal、水分13.3g、蛋白質26.0g、脂質2.0g、炭水化物55.9g、灰分(かいぶん)2.8g、ナトリウム1mg、カリウム1100mg、カルシュウム100mg、マグネシュウム120mg、リン440mg、鉄5.7mg、亜鉛4.6mg、銅1.20mg、マンガン-mg(未測定)、ビタミンA1μg、ビタミンE1.2mg、ビタミンK13μg、ビタミンB1:0.50mg、ビタミンB2:0.20mg、ビタミンB6:0.41mg、ビタミンC微量、食物繊維9.3gを含む。
そら豆は、炭水化物と蛋白質を併せ持っている作物でコリンCholineが少量含まれ肝機能の強化しアルコール分解、脳の活性化、ビタミンB類が疲労回復に役立つ。
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