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[蘇鉄 ]食生活について語ろう

2022年10月16日 | 美容ダイエット

蘇鉄Japanese sago palm そてつ
  ソテツ科、日本原産、九州南部、沖縄に自生する常緑樹で樹高は3~5m、多少の耐寒性があり、軽い霜には耐える。花期は6~8月の雌雄異株(しゆういしゅ)、雄花は長さ50~70cmの円柱形で幹の先に直立し、雌花は球状をしている。
蘇鉄の由来は、幹が鋼のように強いから、鉄を与えるとよく育つからとか。 種子は長さ2~4cmの広卵形で朱赤色になり多数実り鉄がを多く含み10月に採取する。 
種子と樹幹にデンプン、たんぱく質を蓄えるが有毒物質のアゾキシメタンAzoxymethaneを含む配糖体(サイカシンcycasin)が体内に入ると酸化しホルムアルデヒドに変わり、めまい、おう吐、呼吸困難、痙攣を起こす。
デンプンをとるときはよく水にさらして毒を抜く必要がある。沖縄県では一時デンプン用の作物として栽培し粥、餅が作られ、味噌、酒の原料として工業的にデンプンの採取をしていた。
以前は種子を乾燥させ生薬とし蘇鉄実(そてつじつ)といい鎮咳に用いていたが発がん性があるとして現在では殆ど用いられていない。漢方で葉・種子・茎・花・根を薬用として葉は止血・解毒・鎮痛の胃薬としていた。

 


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