Elegy's Social Opinion

エレジーの社会面。ツイッターやコメントで発信できない、ある程度長い文書を記録。

東京三菱のICカードを試してみました。~静脈認証初体験?!~

2005-06-22 02:25:29 | 社会
 カードがスキミングされ、苦もなく全財産が引き下ろされる。中国人グループによる犯罪が増加し、日本人の暴力団もそれに荷担する。恐ろしい時代になりました。

 まぁ、自分は大して預金もないのですが、犯罪者を肥え太らせるのは面白くないので、最強のセキュリティを導入することにしました。

 家族で三菱系に勤めていて、口座が東京三菱銀行にあるので、ICカード(静脈認証付き)というヤツに切り替えてみました。

 2005年06月現在で、ICカードは3種類。うち2種類はVISAカード付きで、当然年会費がかかります。残りの1種類はただの銀行カードで、年会費無料。

 VISA付きの2種類のうち1種類が、いわゆるゴールドカードというヤツです。悩ましいのは、不正に引き出された時の補償(1億まで)が付くのはゴールドカードのみ。静脈認証でセキュリティが強力になったとはいえ、他の2種類は補償がありません。実際に被害にあったら代理人を立てて裁判ということになるのでしょう。

 元々マスターカードを持っていたので、そちらを辞めてゴールドカード1本にすることにしました。入社して2年目。年収200万ちょいで、ゴールドカードって…。笑われてしまいそうですが、まぁ、どうせマスターカードを使い続けるなら同んなじか、ってことで。

 大変だったのはそこから先。4枚複写の紙に、様々な記入をさせられた後、生年月日や住所、電話番号などから類推できない番号であることを、徹底的に調べられた挙げ句に、ようやく2種類の暗証番号を決定。加入手続きを済ませ、通帳を静脈認証が必要なものに切り替えました。

 更に、カードが到着次第、また店頭に出向いて静脈認証を行い(それも左右5回ずつ)、計10回のデーターを記録し、きちんと認証できるか確認しました。

 ちなみに、更にもう1つ個人的な事情があって店頭に出向いているので、計3日も会社を半日休暇にせざるを得ませんでした。

 VISAカード部分を使えるようにするのがまた大変でした。インターネット・ショッピングで簡単に引き下ろされないよう、加入者パスワード、暗証番号、乱数表とはまた別にショッピング・コードを考えて登録しなければなりません。結果、実に4重のセキュリティになっています。

 これは凄い。一度やってしまえば、二度は必要ないので、やりましたが、登録した番号をそれぞれどう管理するかがまた問題。詳しくは言えませんが、以下のようにしました。

 自分だけが思い出せる方程式のようなものを考えて、それでパソコン上に保存。フォルダを暗号化した上に、パスワードも新たに設定。外部からの接続アカウントを削除し、ログインのID名も非表示に! ついでにハードディスクがクラッシュした時の用意に、暗号化に対応した同期ソフトを張って2台のパソコン間で常に同期を取るようにしました。
 全部の作業を合わせると、実に1ヶ月近くを要すことに。いやいやいやいや…。

 この方程式というヤツは我ながらなかなか良く出来ていて、ぐちゃぐちゃの文字列である上に、自分と同じ人生を歩まないと絶対に分からないような書き方がしてあります。

 現在考え得る最強のセキュリティにはなったと思います。

 そういえば、久しぶりに行ってみたら東京三菱系のホームページがMozilla Firefoxに完全対応していました。普段はウイルス感染を防ぐためにFirefox使いなのですが、昔は使えませんでした。うっかり普段と同じように接続すると、このブラウザーは対応してません、と出ました。
 しかし気づいたら、Firefoxでサイト内を自由に行き来してました。対応したんですね。セキュリティを気にする人ほどIEは使いませんので、待望のという感じですけどね。