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hitonohuukei

人の風景 emiko life 261話 夜の静けさ

深夜の3時ともなると、窓から見える家々は、明かりを消しています。

空は小さくまたたく星を、抱え込んでいます。

風もなく、音もない黒いしじまを見ていると、心がゆったりとなり、安らぎます。

空を見るのが好きだった子ども時代。

屋根瓦の上に寝そべって、空や雲、星を見て過ごした時間は多く、私を夢想家にしました。

いろんな夢をみました。

新聞記者になる夢、作家、有名人、外国を飛び回る人など、思いは馳せました。

今も一人、空を見上げれば、その視線は宇宙へつながって行きます。

全く普通の人になり、夢はひとつも叶えていないけど、空を見上げている私の心の中は、子どもの頃と同じです。

今だに、夢見る夢子ちゃんかな・・?

夜気の冷たさにおされて、窓を閉めると一人いる教室の空間が在ります。

明るく、静かな空間です。

昼間、教室に使う部屋は、子ども部屋二つを合わせた広さです。

少人数の教室ですが、大人が5、6人も入れば、一杯感が出る広さです。

それでも、夜一人で過ごすには、丁度良い空間になります。



机と椅子だけど、私を癒したり、頭をフル回転させる効果のある部屋なんです。

机と壁のあいだを、歩きながら、思考し、思いを巡らせます。

この空間を独り占めできることに感謝です。

この空間があるから、前に進む気概が出てくる気がします。

だから、心が何かに圧されて、元気が出ない時は、この部屋で往復20歩の歩みを、何十回でも繰り返しながら、心の中を見つめています。

体に良いとされる、夜10時に寝て、朝6時に起きる規則的な生活とはほど遠い、不健康な毎日になってしまう訳です。

さて、もう直ぐ朝を迎えそうです。

休みますか・・ね。😌 

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