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hitonohuukei

人の風景 emiko life 40話  今日は編物教室でした。

衣類が安価で買えるようになりました。
ユニクロなど量販店でセーターやカーディガンなどを、手軽に手に入れることができます。時間と手間のかかる編み物など、手作りをしたい人がいるとは、正直、思いませんでした。

何故、思っていなかったか‥。
日本経済が高度成長期を迎える以前は、戦後経済の中にあって、多くの人々が質素な生活を送っていました。洋服などは、兄や姉のお下がりか直した物を着ていました。親や姉たちが手作りした服であり、手編みしたセーターやカーディガンでした。小さくなったセーターはほどいて、蒸気にあてて縮れを直し、再利用していました。そんな毛糸の余りを貰って、手袋やマフラー編んだものです。

高度成長期に入り、物質的に豊かな社会は、その働き手を求めて、女性の社会進出も促しました。経済の豊かさや自立した地位を求めて女性も社会に出て、賃金を得る生活になりました。仕事と家庭の両立で疲れる女性たちから、手作りの時間は消えたと思っていました。だから、編物は家庭で行われていないと思っていたのです。

でも、セレンディピティで編物教室をスタートすると、受講する人が増えてきました。「ああ、編物をしたい人がこんなにいるんだなあ」と感じたことを思い出します。

       

今では、毛糸がとてもデザイン性に富み、種類も豊富です。毛糸が改良され柔らかく軽いものになったこともあり、一枚のセーターが軽く着易いものに仕上がります。受講生の皆さんは自分の物を編み、家族の物を編んでいくうちに仕上がりが早くなってきました。季節ごとのセーターやカーディガン、ベストと仕上がり、衣生活を豊かに楽しまれています。
「手編みのセーターを着ていくと、どうしたの?って聞かれるのよ」 
きっと、自分で作ったものが友達などの気を引いたら、嬉しいですよね。
さらに、編んでる間も、編物が終わってお茶している間も、楽しいのがおしゃべりです。豊かに時間が流れていきます。

  😁 私がNHK婦人百科(昭和61年10月15日発行)を見ながら作ったベストです。
     もう、34年ぐらい前に作ったことになりますが、自分で作ったものは捨てることが
     できなくて、今でも、時々着ています。



   

     😓 結婚前に編んで夫にプレゼントしたセーターです。
        このセーターで夫は間違った結婚の選択したのかもしれません。スミマセン‥

                
            もう、45年ぐらい着ています。毛玉も虫食いもありです。


      
   日毎に大きくなる柿の実            ミニバラ


         



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