今日のヤフーニュースの見出しに「iPSで視細胞 移植治療を了承」という項目を見つけました。
神戸市立神戸アイセンター病院で計画されている==iPSによる「網膜色素変性症」の移植治療==を厚生労働省が承認したというもの。
移植治療法などについては、記事を読んで理解する程度しか知識がありませんので、詳細を話題にすることは出来ません。
詳細は、リンクを貼りますので、お訪ねください。
ただ、この計画主導している高橋政代研究センター長は、再生医療で世界先端を切り開いた女性だ、ということに関心がいきました。
「日本に、世界の最先端で活躍する女医がいるんだ!!」
眼科を専門に選んだ高橋政代さんは、脳神経外科医の夫と結婚し、夫のアメリカ留学について行き、転機をむかえたとのこと。
眼科治療と脳神経外科治療を結びつける治療法の研究に取り組んでいます。
2017年に配信された記事を見つけましたので、紹介します。
6ページにわたって紹介されている高橋さんの姿勢は、確固としています。
再生医療が、普通のこととして行われる世界になることは、夢ではないようです。
6ページ目に書かれている高橋さんの言葉を転記します。
「再生医療で、すごく新しいことを探すにはもう遅い」。だから……
インタビューの最後に「再生医療で新しいことをやりたい、という若い人もでてくるでしょう。どんなアドバイスをしますか」と聞いた。
その答えは、最先端を走っている「プロジェクトリーダー」に相応しいものだった。 --
---------------------- 再生医療で、すごく新しいことを探すにはもう遅いですよ。
私がやったときは再生医療という言葉そのものがなかったし、笑われるところから始まった。
でも、今は違うでしょ。再生医療は必ず続く研究分野だし、必ず進歩します。
つまり道は出来あがっているんですね。
私が学生で本当に新しいことをやりたいなら、違う分野を探します。
私の研究室に「冬眠」の研究をやっているスタッフがいるんです。
この研究が進めば人間が「冬眠」できるようになるかもしれない。 これは新しいですよ。
救急医療の現場に応用できるのです。
人間を意図的に冬眠させることができれば、助かる命が増えるかもしれないんですよ。 おもしろいでしょ? -------------------------
小さくてもいいから、自分だけにできる新しいことを見つける。
世界はそんな発見の積み重ねで少しずつ変わっていく。
「いくつになっても『これや』って自分だけの領域は見つかります。
そのために必要なのはなんでも一生懸命やること。それが一番のアドバイスです」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1e/ad3cd72f720450888ce56295250c2ea3.jpg)
ーー再生医療で、すごく新しいことを探すのはもう遅いでしょうーー
良い言葉ですねー。
大きな幹となる再生医療は、iPSによる治療ということでしょう・・・
でも、医療現場の細部を見つめたら、もっともっと研究するべき領域が、あるということでしょうか?
医療に限らず、私たちの生き方にも必要なのは、「なんでも一生懸命やること」 ですね。
世界の最先端医療を担っている、日本人女性医師の存在を知ることができ、良かったと思います。
さらに、未来へ羽ばたく先端医療の進歩を、確実な訪れとして、信じることができます。
生命への布石が、確実に打たれますように😇