リーガル・ハイ 第７話

第７話　「骨肉の相続争い！醤油一族に潜む秘密と嘘」

弁護士・黛真知子（新垣結衣）の従妹・千春（木南晴夏）から、徳松醤油社長・徳松嘉平（菅登未男）の遺産相続について依頼が来る。
千春は、徳松醤油の従業員で、嘉平の身の回りのお世話もしていた。
徳松醤油はかなりの田舎にあることから、弁護士・古美門研介（堺雅人）は行きたくないと言う。
しかし、事務員・服部（里見浩太朗）が休暇を取って黛について行くと言うので、世話をしてくれる人がいないからとして、仕方なく古美門も一緒に行くことになる。
嘉平には３人の子供がいて、次男で代表取締役の紀介（丸山智己）を黛は弁護することに。
長男・泰平（皆川猿時）は、以前経営に関わっていたが、経営状態が悪くなったことにより嘉平から家を追い出されていた。
長女・清江（宍戸美和公）も家を離れていて、醤油会社のことは全く関知していなかった。
そんな３兄弟それぞれに、嘉平は遺言書を残していた。
日付順にいくと、次男→長男→長女の順に書かれており、一番新しい日付の長女・清江のものが、裁判では採用される可能性が高い。
そのため古美門は、長女側に取り入って長男を排除して、２者の話し合いに持ち込んで次男が実権を握る策を取ろうとするが、長男側の弁護人・三木長一郎（生瀬勝久）に既に先手を打たれていて、そうすることはできず。
次に「嘉平は認知症だった」として、嘉平の遺言書そのものが無効だという主張をする策に出る。
そこで、千春に証言させようとするが、三木の秘書・沢地君江（小池栄子）の調査により、次男・紀介が会社を売ろうとしていたことを知った千春は、法廷で「認知症では無かった」と証言する。
結局、紀介は勝つことができず、千春は紀介を裏切ったからということで退職することに。
その際、嘉平によく読んであげていた書籍をもらい、その書籍をパラパラとめくっていくと、そこには嘉平の新たな遺言書が。
それは、最も新しい日付で、千春に全財産を譲る、というものだった・・・。


というような内容でした。

「犬神家」を多分に意識しながら、「水戸黄門」もありながら、さらにコメディたっぷりで・・・と、盛りだくさんでしたが、とても楽しかったです
「草の者」＝加賀蘭丸（田口淳之介）も、しっかり登場して（笑）
みんなのキャラが、今日も存分に生かされていましたね。

古美門というか黛は負けてしまうのですが、三木が勝ったと思いきや、最後にどんでん返しで
古美門の不敗神話は、まだ破られていないってことなのでしょうか？
あくまでも「黛の付添い」ってことで

黛と千春の、昔の読書感想文の話が、最後につながっていたのも良かったですね
昔、黛にレクチャーを受けて千春が書いた読書感想文が、コンクールで金賞を取った。
でも、黛は銀賞だった。
「勉強は出来るが要領が悪かったキミ（黛）は、勉強は出来ないものの要領良く良いところを持っていく彼女（千春）を妬んでいたんだ」by古美門
（→千春は何だかんだいって、要領が良い、ということね）
そして千春は今、相続はしたものの、経営を３兄弟の誰に任せるかを、それぞれレポート（読書感想文？）を書かせて吟味している、ということで。
千春演じる木南晴夏さんの、妙な訛りでオトボケっぽいところもナイスでした
そして、千春って名前・・・朝ドラ「てっぱん」で千春役をしていたからですよね？
脚本家の方は、どれだけ「朝ドラ」に刺激を受けているのでしょうか？（笑）


他のドラマは、ちょっと息切れ感というか、少しマンネリが見られる中で、本作はそういうことが無く、相変わらず突っ走っていて、素晴らしいですね
来週は、古美門の父親登場！
で、古美門の子供時代が分かるのかな？