ＴＡＫＥ ＦＩＶＥ～俺たちは愛を盗めるか～ 第１話

第１話　「悪から盗む正義の泥棒VS女刑事の運命～禁断の恋」

（初回は25分拡大ということで、あらすじを書き留めたらとても長くなってしまったので、今日は感想から先に書きます）

けっこう面白かったです！
ＴＶ誌のインタビューで、吾郎ちゃんが「シャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンのような」と言っていたのですが、まさにそんな感じに思えました。
ホームズやルパンは、私は小学生の時に図書館にある本を全て読みあさっていたので、何だかその世界観が蘇って、懐かしいような気もしました。
「刑事もの」として観るとすると、ややツッコミどころはあるのですが、「愛のある探偵のお話」として観たら、すごくワクワクドキドキして面白いと思います
アクションシーンやビルから飛び降りるシーン等も、とても丁寧に作られていて、観ていて「うわ～！きれいだなぁ！」と何だか嬉しくなりました（笑）

正義の父の言葉「盗むことを決断するのなら、必要なのは傷つく覚悟。そして何より、愛がなければならない」。
正義の父は既に亡くなっているのかな？
「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」が20年前に解散したキッカケとなった最後の事件で、笹原の父親が殉職していて、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の絵画が関わっているようですね。
その辺が徐々に最終回に向けて暴かれていくのかな？
スッキリとする結末だと良いのですけど

ＪＵＪＵさんが歌う「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」の挿入歌がまた、情感があって素敵でした
ちょっと、倍賞さん演じるホームレスの姿が、あまりにも目立ちすぎる衣装では？とは思ってしまいましたけど

第１話のつかみとしては、日９の次に良かったかな～という感じです
オリジナル脚本ということですが、このまま上手く進んでほしいです！

※公式ＨＰ（こちら）

以下、あらすじを書き留めましたが、長いです。
　↓

帆村正義（唐沢寿明）は上教大学心理学部教授であるが、ある日自身の研究室の机の上に、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の絵画「ルクレツィアの肖像」の写真が置いてあることに気づく。
その写真を置いたホームレスの女（倍賞美津子）は正義に、この絵画が東都銀行の担保倉庫にあることを告げ、「昔の血が騒ぐだろ？」と言うが、正義がシラを切るため「つまんない男になっちまったもんだ」と言って立ち去る。
芝大門警察署刑事・笹原瑠衣（松雪泰子）は、東都銀行の頭取付秘書・井森久恵（吉田羊）がスマートホンの引ったくりにあった現場に居合わせ、犯人・火岡タモツ（入江甚儀）を逮捕するが、久恵はわざわざ弁護士を呼んで穏便に済ませるよう頼んだため、タモツは釈放される。
正義は、東都銀行の担保倉庫に忍び込むが絵画は無く、そこで泥棒・新美晴登（松坂桃李）と出会う。
警備システムが作動したため二人は逃げ、駆けつけた笹原の追跡もかいくぐるが、晴登はなぜ自分の予想に反して警備員が早く気づいたのかに納得がいかず、正義は「愛だよ」とだけ告げて帰っていく。
笹原は、犯人の遺留品である音楽プレーヤーの中に「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」という曲が入っていることに気づき、20年前に父親が亡くなった「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」関連の事件の記事を引っ張り出す。
翌日、晴登は正義の研究室を訪ね、昨日失敗した理由を尋ねるが、正義は「人が決断をする時、そこに必ずあるのは愛だ」と言い、晴登は「金だよ、人は金のために決断をするんだよ」と言うため、正義は「愛がないなら盗みなんか止めろ」としか言わずに去り、その時にお互い分からないようにコソっと財布を盗み合う。
笹原は、先日のスマホの引ったくりと不法侵入騒ぎの時の銀行の対応を怪しいと感じ、東都銀行の周辺を調べ出す。
そして、東都銀行のセキュリティーを任されている会社・第一セキュリティーの担当者である晴登の元を訪ね、昨日の事件のセキュリティー上のからくりについて尋ねるが、その時に晴登が当時の警備員が「じいさん」だと言い当てたため、晴登の事も探り始める。
正義は、タモツの父が川へ飛び込んで自殺を図った現場に居合わせて救出するが、タモツから「ありがとうございました、正義兄さん」と声を掛けられる。
タモツは、正義がかつて自身の祖父と共に「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」を結成していたことを知っており、父が東都銀行のＨトラストという投資信託が破たんをしたことによりほとんどの財産を失ったこと、Ｈトラストが破たんする半年も前から東都銀行の頭取・亀岡俊樹（国広富之）は事実を知っていたのに隠ぺいしてお金を集め続けていたこと、そしてタモツは銀行の機密部にあるＰＣからデータを盗んで悪事を暴こうと秘書のスマホを盗んだがうまく行かなかった事を正義に話す。
そして正義に「もし『ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ』が今もいたら、どんなにすごいセキュリティーでもデータを盗んでくれるはずだ。憧れだったんです、いつか俺も仲間に入るって」と言うが、正義は「盗みは止めた。盗みは人を不幸にする」と言い残して帰っていく。
翌日、正義の研究室を晴登が訪れ、先日盗んだ正義の財布の中に入っていた少女の写真について調べたことを告げ、正義が20年前に「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」を結成していたことを言い当てる。
笹原の妹は正義の現在の教え子で、大学院に進学して正義の元で学びたいと言い始めたため、笹原は正義の授業を聞きに行き、授業後に正義と話をする。
正義は笹原の言動を聞いて「あなたは過去にとらわれている。憎いという思いだけで刑事という仕事を選んだ」と言うが、笹原が「泥棒が私たちの人生を奪ったんです。奪われた人生を取り戻すために、私は刑事をしています」と言って腕時計を触る仕草を見て、笹原が20年前の「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」最後の事件に関わった少女であることを悟り、言葉を失う。
笹原は正義が「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」の関係者であることには気づいてはいなかったが、「過去にとらわれているのは、あなたの方じゃないですか？ただの女の勘ですけど」と言って去っていく。
正義は「ＴＡＫＥ　ＦＩＶＥ」を再結成する決意をし、タモツと、かつての仲間・南真一（六角精児）を呼んで、東都銀行の機密部のセキュリティーを解明するために対策を立てる。
三人は、暗証番号や声紋、指紋を様々な方法で入手するが、熱感知する防犯カメラシステムの破り方と、頭取しか知りえない暗証番号だけが解明できなかった。
正義は、作戦当日に晴登が機密部を訪れるように策を練り、作戦は決行の日を迎える。
晴登が機密部に現れたため、正義は熱を感知する防犯カメラの抜け道を問いただす。
晴登は空調を操作し、正義と晴登は部屋に侵入して頭取しか知りえない暗証番号＝秘書・井森の誕生日を入力してロックを解除し、データを抜き取り始めるが、動きを察知した笹原が銀行に現れ、機密部へ駆けつける。
間一髪でデータを入手した二人は、笹原を機密部に閉じ込めて逃げるが、正義は機密部の酸素濃度が下がって笹原の命が失われることを懸念し、「盗みのために誰かの命を危険にさらすようなことは出来ない。それが俺のイディオムだ」と言って一人で機密部に戻って、気を失っていた笹原を助けてから逃げる。
その頃、笹原と同じ部署にいた岩月櫂（稲垣吾郎）は、独自に東都銀行の口座を調べるなどしていたことから盗品倉庫係に異動させられていたが、笹原の部下・矢野昇太郎（千葉雄大）から笹原が東都銀行と晴登をマークしているという話を聞き、東都銀行の近くにある建物から、銀行をハッキングして内部の動きを探っていた。
正義たちがロックを解除したのと同時に、岩月も遠隔でデータを抜き取り始めていたが、抜き終わる直前に侵入がバレてブロックされる。
岩月は、望遠カメラで正義たちが逃げ延びて集っている様子を確認し、カメラに収める。
・・・盗みは人を不幸にする。
　泥棒は、私と妹の人生を奪った。
　でも、愛のある泥棒がいるとしたら・・・
意識を取り戻した笹原の傍らにはＵＳＢメモリが置かれており、そのデータから東都銀行のＨトラストに関する不正が暴かれ、頭取・亀岡は逮捕される。
・・・刑事と泥棒、私たちの人生が１枚の絵を真ん中にして向き合っていることを、その時の私は知らなかった・・・