emitanの心にうつりゆくもの

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下町ロケット 第5話

2015-11-16 19:56:47 | 2015秋ドラマ
第5話 「ロケット編完結 涙と感動の打ち上げ」

帝国重工の宇宙航空部長・財前道生(吉川晃司)は上司である本部長・水原重治(木下ほうか)に、バルブシステムの部品の品質ではなく納入ミスで佃製作所からの部品供給を断る事に異議を唱え、「佃製作所を動かすのは金ではない。ものを作るメーカーとしてのプライドだ。もし交渉に失敗したら、スターダスト計画は終わる」と言って説得するが、燃焼試験テストの責任者は引き続き主任・富山敬治(新井浩文)となる。
佃製作所の社長・佃航平(阿部寛)は、先日部品の入れ替え事件を起こした真野賢作(山崎育三郎)を呼んで自身の考えを話すが分かってもらえず、「制約のない環境なんかない。お前はただ甘えているだけだ。辞めて夢が持てるんなら、そういう仕事を探してみるんだな。二度と俺の前に顔を出すな」と言い放ち、真野の辞表を受け取る。
航平の娘・利菜(土屋太鳳)は、大好きだったバドミントンが高校に入ってから上手くいかずに悩んでいた事を航平に打ち明けると、航平は「もう勝ち負けはいいんじゃないかな。好きだったら納得のいくまでバドミントン続けりゃいいし、ダメなら他にまだまだいくらでも夢中になれるものは見つかるよ。焦らずにゆっくり探せばいい」と声を掛ける。
燃焼試験テストが行われるが、バルブシステムにエラーが生じて、実験は失敗する。
佃が製作した調圧バルブシステムが原因ではない事を証明するために、航平らは3日間ほとんど徹夜で原因を調べていくと、帝国重工が製作した上流フィルターから二酸化ケイ素の粒子が出た事でバルブシステムが誤作動を起こしたことが分かる。
航平が「私たちがここまで来れたのは、何よりもまず財前部長のお力添えがあったからです。それと、この3日間一緒になって頑張ってくれた浅木さんを始め帝国重工の研究員の方たちのおかげで、答えを見つけ出せました。何かを成し遂げようとする大きな夢の前では、大企業も中小企業も、帝国重工も佃製作所もない。良いものを作りたいというたった一つの思い、技術者としてのプライドがあるだけだ。富山さん、一緒にやらせてください。力を合わせて純国産ロケットを打ち上げませんか」と訴え、5日後に今度は佃成句の上流フィルターを用いて再び燃焼実験を行うと、かつてない高数値で佃製品は合格する。
財前は役員会に出席し、キーデバイスの完全内製化にこだわっている社長・藤間秀樹(杉良太郎)に7年前のロケット打ち上げに航平が携わっていた事を話し、「今の当社のノウハウで、これ以上の物を開発するのは不可能です。旧式のバルブを使用する事になれば、当然国際競争から脱落することは免れません。うちが採用しなければ、競合他社がこの佃のバルブを使用する可能性があります。そうなれば、圧倒的な技術的優位の元で宇宙航空戦略を推進するという、社長の掲げてこられたスターダスト計画は崩壊します」と訴える。
そして「(特許買取が不可能なのは)自分の手がけた部品でロケットを飛ばす事こそ、佃社長の夢だからです。その一途な思いが無ければ、これほどの性能のバルブは生まれなかった。佃社長は、研究所を追われ中小企業の経営者となってからも、ずっとその夢を持ち続けた。藤間社長もそうでいらっしゃったはずです。社長もかつては我が社の優秀な技術者であられた。そしてそこから、宇宙航空ビジネスのさらなる理想実現のために経営者としての道を選ばれた。そんな藤間社長ならば、佃氏の思いを理解していただけると私は信じております。バルブを制する者、ロケットエンジンを制す。佃氏はその事を知り尽くした男です。これを超えるバルブは、今この世の中のどこにも存在しません。世界最高のバルブシステムです。ご承認いただけませんでしょうか」と話す。
すると藤間は「7年前、もしもその男が作ったセイレーンが打ち上げに成功していたら、我が国の宇宙産業は間違いなく世界のトップに立っていた・・・賭けてみるか、どん底から這い上がった男に」と言って、佃製作所の製品の使用を承認する。
半年後、純国産ロケットの発射日を迎え、航平は社員たちと利菜ら家族と打ち上げを見守る。
ロケットは打ち上がって、無事に大気圏を脱出して衛星の分離にも成功する。
みんなが泣きながら喜んでいる中で、利菜は航平に「私もロケット作りたい。だから、本気で慶應理工学部、受けてみる事にする」と話して二人は抱き合って・・・


というような内容でした。

藤間もロケット技術に詳しくて、「国産ロケットの打ち上げに成功したい!」という最終的な夢は航平と一緒だったのですね。
自社製品で飛ばす事ができれば一番良かったのだけど、自社ではまだ到達していない技術力が詰まった佃製作所のバルブエンジンが、打ち上げ成功のためにはより確実な方法である、という事が分かって、決断することが出来た・・・。
もう少し本部長・水原が嫌がらせ等をするのかと思いましたが、水原もこれ以上帝国工業が嫌がらせを続けるのは得策ではないと判断したのかな。

それもこれも、佃製作所が特許を先に取っただけではなく、技術的に極めて優れた製品を作り続けていたからなのですよね
帝国工業からは「過剰設備だ」だの「今どき手作業で」だの言われていたけど、それがあってこそ信頼できる製品を作り出す事が出来たという事で。
帝国工業の製品の方が失敗する確率が高かった・・・
工業製品に「完全に壊れないもの」というものはないのかもしれないけど、「限りなく壊れないもの」を作り出す事が出来ている方が、やはり安全ですからね。
それに見合うコストなのかという、また別の難しい問題はありますが

真野は依願退職のような形になったけど、また出てきそうな感じ?
せっかく技術は持っている者のようだったので、それが転職によってどうなるのか・・・?
真野が不良品を入れた事は許されないけど、自分が手掛けている仕事をもっと評価してほしいという気持ちは分からないでもなかったので、これからどういう形で再登場するのか興味があります。

航平と利菜の話って、後半戦で重要なのかなぁ?
前半戦のこの父&娘の話は、特になくても・・・と思ってしまったのですが
いきなり「ロケットを作りたい」「慶應理工学部に行きたい」と言われても、唐突感が否めなかったので。
来週からは3年後のようなので、利菜は大学に入っているのかな?


ともあれ、航平の夢、藤間の夢、財前の夢・・・みんなの夢が実現して良かったです!
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