emitanの心にうつりゆくもの

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信長協奏曲 第4話

2014-11-04 17:40:50 | 2014秋ドラマ
第4話 「塵も積もれば道になる!サルの一夜城大作戦」

那古野城に松平元康(濱田岳)がやってきて、先の戦いで今川側についたことを詫び、徳川家康と改名して織田家と同盟を結びたいと言ってくる。
「徳川家康」と聞いたサブロー(小栗旬)は、家康に「すっげえ!みんな、この人歴史に名を残す人だから、よーく見ておいた方がいいよ。マムシのおっさんでも知っているぐらいだからね。この国で知らない人がいないほどの大物になるよ」と声を掛ける。
しかし、サブローは徳川家康が何を成し遂げた人かまでは知らず、自室に戻って日本史の教科書を探すが見つからない。
サブローは、妹・市(水原希子)と庭でボール遊びをし、飛んで行ったボールを取りに行くと、馬番・木下藤吉郎(伝次郎/山田孝之)が華麗な身のこなしでそのボールを取ってサブローに差し出し、サブローは「猿みたいだね」と喜ぶ。
藤吉郎が「恐れながら信長様は初陣の事を覚えておいでですか?敵大将が逃げ込んだ里に、信長様が兵を率いていらっしゃった時の事。あの時あの里であった事、信長様がされた事、覚えていらっしゃいかすか?」と尋ねると、サブローは「全然覚えてない」と答えて去っていき、藤吉郎は左腕の傷を触りながら憎しみの表情を浮かべる。
藤吉郎は同じく忍びの者・段蔵(早乙女太一)に「奴の全てを奪ってから殺しても遅くはないだろう。出世して奴の右腕まで上り詰めるか。信長の野郎、その時どんな面して苦しむか」と話して二人は斬り合いになり、藤吉郎は段蔵を刺し殺す。
城内に戻ったサブローは、自分の初陣が13歳だったことを知って「子供を戦場に行かせるの危ないって。やっぱり天下とって戦無くさなきゃな。そうすれば戦わなくて済むし」と話し、京へ上れば天下が取れることを知るが、そのためには美濃の斎藤龍興(道三の孫で義龍の嫡男/間宮祥太朗)を倒さなければならず、しかも美濃には軍師・竹中半兵衛(藤木直人)という一人で10万の軍勢に値すると言われる者がいて負け知らずだと聞く。
サブローが半兵衛を味方にすればよいのではないかと話していると、その半兵衛が那古野城にやってきて「わずかな手勢で大軍・今川を倒した鮮やかな戦いぶり、この半兵衛、誠に感服いたしました。すぐれた主君に仕える…軍師としてこれに勝る喜びはございませぬ」と信長に仕えたいと言ってくる。
しかし半兵衛は、織田家の中に裏切り者がいるとして斎藤家の重臣が持っていた「織田家居城総図」を見せて「敵に策が筒抜けとあらば、勝ちようがありません。いち早く裏切り者を捜し出さねば、織田家は滅んでしまいます」と話すため、池田恒興(向井理)は半兵衛が織田家に間者を忍ばせて盗ませたのではないかと言って、調べがつくまで半兵衛を牢獄に入れる。
サブローは暇つぶしにとルービックキューブを半兵衛に渡し「俺、できれば戦したくないんだけど、戦わずに勝てる方法、何か知らない?」と尋ねると、半兵衛は「確かに戦わないに越したことはない。戦が続けば多くの兵や金子が必要となり、国の財は苦しくなる。戦わずして勝つ…とても理にかなっております」と言われる。
サブローの元に藤吉郎がやってきて、美濃攻めの奇策として要衝・墨俣に一夜城を建ててはどうかと進言する。
藤吉郎は、織田領内で一夜城のために材木を集めて木組みを作り出すが、そこに野武士が現れて木々に火を放ち、一夜城作戦は失敗し、作戦が美濃方に漏れているとして織田家家臣たちは疑心暗鬼になる。
牢から出された半兵衛は、廊下ですれ違った信長の妻・帰蝶(柴咲コウ)から「元気そうで何よりじゃ。よく織田家に来てくれたな。同じ志を持つ主君に仕えた方が、お主も力を発揮できるというものじゃ。信長もお主のように戦のない世を作りたいと思っておる。お主の知恵で支えてやってくれ」と声を掛けられる。
家臣・森可成(森下能幸)が美濃の者と会っているところを藤吉郎が見つけて那古野城へ連れて行き、可成は切腹をしようとするが、サブローが止めて「死んで詫びるとか、そういうのもう止めろよ。死んだって何の解決にもならないだろ。恒ちゃんだってシバカツ(柴田勝家/嶋政宏)さんだって、今生きているからみんなのために頑張ってくれているんじゃん。死んで詫びるのが侍って言うんなら、侍なんか辞めちまえよ。みっともなくていいから生きてくれよ。その分頑張ってくれればいいから」と声を掛けて、もう斎藤家に情報が漏れないからこの隙に一夜城作戦を決行しようと号令をかける。
やぐらの上にいたサブローに半兵衛が見事な裁きだったと声を掛けると、サブローは「森りん死んだら子供たち、俺たちのこと憎むと思うんだよね。あんな小さい子たちに、そんな思いさせたくないよ。それに憎しみって戦みたいな悪いことしか生まないからさ。戦のない世の中作るって言っても、俺がそれじゃダメだよね」と話すが、半兵衛は「乱世では夢や理想は塵と同じ。戦のない世など、そんなものはただの絵空事にすぎません」と話すため、サブローは「でもさ、塵も積もればナントカって言うでしょ?」と言って笑いながら去っていく。
サブローは帰蝶に「半兵衛さんに戦のない世の中なんて作れないって言われた」と話すと、帰蝶は「そうか、半兵衛は諦めてしまったか。かつて半兵衛は、兄・義龍に幾度も戦のない世を作りましょうと進言しておった。しかしそのたびに絵空事と一蹴され、聞き入れてもらえなかったそうじゃ。半兵衛に求められるのは、知略を尽くして戦に勝つことばかり。いつしか半兵衛は志を捨て、勝つための策だけを考えるようになってしまったのじゃろう。ならばお主が見せてやればよかろう。絵空事でこの世が変わるところを!」と声を掛ける。
その頃、半兵衛は弟・重矩(しげのり/上山竜治)に再び信長が一夜城を作ろうとしていることを伝え、それを聞いた美濃の龍興は城ができる前に火を放てと半兵衛に伝えるよう命じる。
一夜城を作っているのを見ている半兵衛にサブローが「半兵衛さんは間違ってないよ。戦のない時代は必ず来るよ。来るんだよ、そういう時代が」と話すと、半兵衛は「かつて同じようなことをおっしゃっていた方がいました。斎藤道三様です。『遠い未来、戦のない世は必ず訪れる。だからお主は間違えてない』幼き私にそう言ってくださいました。しかし、その道三様は戦で討たれた。そして争いは今も繰り返されている。太平の世など来るはずがない」と話す。
サブローが「『歴史はお前の手で切り拓け。お前なら運命をも超えていける』…俺、おっさんにそう託されたんだ。どうせ切り拓くんだったらさ、絵空事でも戦のない未来の方が良くない?」と話すと、半兵衛は「それがどれだけ険しい道か分かっておいでですか?」と尋ね、サブローは「でも俺、行くって決めちゃったんだ。その第一歩がこの一夜城なんだ。塵も積もれば、いつか道になるかもよ?」と話す。
一人になった半兵衛は、一夜城に火を放とうとするが止めて、それを通りがかった恒興が見つけると、半兵衛は6面揃ったルービックキューブを信長に渡すように頼んで出掛けていく。
半兵衛は、美濃方の武士に会って「龍興様にお伝えください。竹中半兵衛、逃げも隠れも致しませぬと」と言い、重矩に「託してみたくなったのだ、絵空事を」と話し、半兵衛は美濃方に捕われる。
重矩はサブローの元へ行って「兄をお助け下さい!」と頼みに行くと、恒興は「確かに半兵衛殿は一夜城に火を放とうとしておりました。しかし心変わりされたのです。死をも覚悟の上で」と話すが、藤吉郎は一夜城建設を止めて間者を助けに行くわけがないと怒鳴る。
しかし、サブローは半兵衛を助けに行き、半兵衛に「迎えに来たよ。すげえ険しいかもしれないけどさ、一緒に行こう、チリツモの道」と声を掛けると、半兵衛は目に涙を浮かべながら「お供いたします、信長様」と応える。
サブローたちが半兵衛救出に行っている間に、残った藤吉郎と可成が野武士たちを集めて一夜城を完成し、半兵衛は美濃の家臣たちを寝返らせ、織田家は誰ひとり傷つけずに美濃の攻略に成功し、藤吉郎は一夜城作戦成功の手柄として軍議に参加することが認められる。
帰蝶の侍女・ゆき(夏帆)は、サブローが持っていた教科書を厩舎の壁に隠す。
サブローは、帰蝶を連れ出して斎藤道三のお墓参りに行き、帰蝶はサブローに「うつけ、褒めてつかわすぞ」と言って微笑み、先に小走りで帰っていく。
そんなサブローの前に織田信長(小栗旬・二役)が現れて・・・


というような内容でした。

とても濃密な内容で、サブローの人間性がとても良い方向で描かれていたし、半兵衛が織田家と関わっていく様子が一話でしっかりと分かりやすく描かれていたし、第2話で描かれていた斎藤道三についてのエピソードとも上手く繋がっていて、とても感動的で良い回だと思いました!
これを15分拡大にしないで、でも無理矢理1話に押し込めた感なく描いていたのは、とても素晴らしい!と思いました(逆に拡大にしないで勿体ないと思ったほどです)。

最初の、サブローの顔に子供たちが墨でいたずら書きするシーン、
「森可成→ビックダディ(子供が多い)→お金がかかる→お金を稼ごうと美濃に情報を売る」
に繋がっていたのですね!
そしてサブローに「子供を戦場に行かせるの危ないって。やっぱり天下とって戦無くさなきゃな」とか、
「あんな小さい子たちに、そんな思いさせたくないよ。それに憎しみって戦みたいな悪いことしか生まないからさ」という言葉を引き出させていて、
とても上手いなぁ!と思いました
単に人を殺したくないから許すだけではなく、助けた者に「一生この人に尽くしていこう」と思わせるサブロー・・・良いですね

半兵衛は、昔はサブローのように「戦のない世の中を作りたい」と思っていて、道三には分かってもらえたけど、義龍や龍興に打ちのめされて、いつしか夢を失っていたのですね。
帰蝶は、サブローと半兵衛が似たような考えを持っていることを知り、サブローと半兵衛の双方に言葉をかけて、サブローにハッパをかけて・・・
「乱世では夢や理想は塵と同じ。戦のない世など、そんなものはただの絵空事」と話していた半兵衛に、「塵も積もれば…」ということで「チリツモの険しい道」を共に歩んでいこうと呼びかけるシーンにはジーンとしました。
帰蝶も橋渡しをしていたけど、道三の第2話での存在感もここで上手く出ていて、とても素晴らしかったです!!

ひげをそった山田君、可愛かったです(笑)
笑顔がとてもよく似合います・・・が、信長への憎しみは強いようですね
義元が亡くなったからどうするのかな?と思ったら、同じく忍びの者だった段蔵を斬り殺してしまうとは
(早乙女さんがここで退場するとは思わなかったので、ちょっとビックリしたのもありますが)
史実では藤吉郎(のちの豊臣秀吉)は信長に大変尽くしていて本能寺の変の後は・・・となっていますが、このドラマではどうなるのか、ずっと憎しみが続くのか変わっていくのか、とても気になります!

あとは、ゆきちゃん・・・
誰に命じられて日本史の教科書を隠しているのかしら?
厩舎だったから、藤吉郎に命じられてサブローの部屋から盗み出したのかしら??
夏帆ちゃんが侍女役ということで若干地味な役回りだな~と思っていたら、なんだか悪だくみをしているようなので、ビックリという思いと共に「やっぱり何かあるんだな」と思って、ドキドキしてきました(笑)

まとまってきたように見えて色々な思惑がうごめく織田家・・・
少し複雑になってきましたが、私としてはとても面白くなってきたように思います!!

サブローに命を救われて、命を懸けて信長様を守ると思う人がどんどん増えていっているけど、そこでの嫉妬とかは・・・生まれないか(笑)(ちょっとBL的展開もできるのかも?と思ってしまいました

____________

最後に、半兵衛演じる直人さんファンとして、もう少し・・・

いやぁ~、家康&お市がメインの回だと思いきや、メチャメチャ半兵衛さんメインの回で、とてもビックリしたけど、すごく嬉しかったです!!

最初は凛とした佇まいで、純粋に信長に仕えたいと思って来たのかと思いきや、
帰蝶と話した後に少し意味深な表情をして「何か企んでるのか??」と思わせ、
陰で弟に織田家の様子を伝えるために会った時は悪い顔をし、
一夜城にてサブローと話す場面では少し揺らいだ感じが見え隠れし、
火を放とうかと松明を手にしている時には悩み、そして決断してスッキリとした表情を見せ、
サブローが助けに来てくれて「一緒に行こう、チリツモの道」と声を掛けられた時には、涙ぐみながら応えて、
戦が終了したら笑顔!!
・・・色んな直人さんの表情を観ることができて、とても堪能することができました!!
私は原作を読んでいなくて、竹中半兵衛自体もよく知らない(今年の大河は2月でリタイア)ので、知らないで観ていると更にドキドキして面白かったです!

※竹中半兵衛と大河の軍師官兵衛(黒田官兵衛)は別人ですよ~!
(ツイッターを見ていたら混同している方がいらっしゃったので、いちおう書いておきました)

ルービックキューブ、アテガキだったそうですね
ドラマ公式HPに、直人さんのインタビューがアップされていて、色々と詳しく書かれてあります(こちら)。
これから半兵衛がどんどんルービックキューブを早く揃えることができるようになっていく、という展開になったら嬉しいのですが、そうはならないかな?
今は6面を揃えるのに1分を切るか切らないか位のレベルにいると思うので、フジテレビかNHKで番宣で披露する機会を作っていただけると嬉しいのですが(笑)

最近は「さよなら私」でセクシー&笑顔が素敵な洋介さんを、「ナースのお仕事」でポップな感じの健太郎を2晩見ていてからの半兵衛さんだったので、
半兵衛さんのクールな表情&企んでいる表情が、とてもギャップがあっていいな~ と思いました。

これからはしばらく軍議等で活躍するのかな?
楽しみです!!

←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話
※公式HP(こちら
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