emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

おかしの家 最終話

2015-12-24 16:00:57 | 2015秋ドラマ
最終話(第10話) 「忘却」

※感想のみ書きます。

太郎(オダギリジョー)と祖母・明子(八千草薫)は、別々に住む事になったのですね
お金が貯まったら迎えに行くつもりだったけど、5年が経ち、忙しさと疲れで半年も会わないようになり・・・
何だか寂しい結末だったけど、このドラマらしいリアルさが描かれていたように思いました。

明子が、養護老人施設で少しでも楽しく過ごしていればいいのですが・・・。
孫には、自分の良い所を見せ続けたかったのかな。
「静かに暮らしたい。あなた達と一緒だと、疲れちゃうから」って太郎に言い放つシーンは、太郎はもちろんのこと、明子も辛そうに見えました。
でも、明子は太郎に本当に感謝しているのだろうな。
太郎が礼子(尾野真千子)と結婚して、新しい家族が出来て、新しい仕事も楽しくやっているのを見て、自分の役割を終えたと思ったのかな?
それとも、太郎の自立を促しているのかな?
孫としては、これからも一緒に住んでいけばいいじゃんって思うのですけどね。

後半は、5年後の2020年東京オリンピックの頃のようですが・・・
テレビを観る時に、みんながわざわざメガネをかけていたけど、何だろう?
3Dメガネ?
ドラマのエンドロールのためにメガネをかけるのが、ちょっと可笑しかったですけど(笑)

「忘れていくんだよ。どんどん・・・忘れるんだ、大切だと思っていたものをさ。昔はあんなにハッキリ見えたのに。俺、何で脚本家やってるんだろう?」
夢を叶えたように見える三枝弘樹(勝地涼)と太郎だけど、いざ叶えた時にどうすればいいのか・・・
思い出して「初心に帰る」ことができればいいけど、年月が経つとその「初心」が今の自分には合わない事もあるし、熱い思いを再び持つエネルギーがなかなか出ない事もあるし・・・。
忘れる事がいいのか悪いのか、なかなか難しい事のように思います・・・。
でも、やっぱり大切だと思う「人」については、忘れる/忘れようとするのではなく、後回しにしてはいけないな と、このドラマを観て強く思いました。

私はしばらく祖母や両親に会っていないので・・・近々会いに行こうと思います


セリフ量は少ないのだけど、毎回色々と考えさせる内容で、とても見応えがありました。
良い事も悪い事も描いていて、決して美化していない所もまた良かったです。
素晴らしい作品を、ありがとうございました!
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
※公式HP(こちら
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おしゃれイズム DaiGoさん | トップ | おしゃれイズム 千原ジュニ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きこり)
2015-12-25 17:15:46
終わっちゃいましたね~
ラストの明子と太郎が店の前で笑顔になっている場面が泣けて泣けて・・・
記事書きながらも泣いちゃいましたよ~
あんなに大切な人のことも、大事な時間も、いつのまにか忘れてしまう。人間ってホント悲しい生き物ですね。
そしていつまでたっても後悔ばかり。
それでも、明子の優しい愛情が太郎に降り注いでいるのが伝わってきました。
>テレビを観る時に、みんながわざわざメガネをかけていたけど、何だろう?
ねぇ?普通のドラマなのに(笑
いったい5年後のドラマはどうなっているの?(笑
いいドラマでしたね。
どの出演者の方もきれいにその世界に溶け込んでいて・・
あの裏庭がもう懐かしいです。
返信する
>きこりさんへ (emi)
2015-12-26 15:41:12
きこりさん、コメントありがとうございました!
ドラマ、終わってしまいましたね(涙)

>あんなに大切な人のことも、大事な時間も、いつのまにか忘れてしまう。
>人間ってホント悲しい生き物ですね。
>そしていつまでたっても後悔ばかり。
このドラマを通じて、突きつけられましたよね。
でも、そういう思いをしているのは一人だけじゃないというのも分かって、
明子の優しい笑顔に励まされたりして・・・
愛にあふれたドラマでもありましたね。

今、札幌ドームに日ハム戦を観戦に行く台湾人観光客向けに、ああいうメガネをかけながら観戦していると選手情報等が文字情報(中国語)として出てくるというものがあるそうです。
5年後には、そういう文字情報等を流すメガネが一般視聴者向けにも発売されるのかしら!?
それとも3D??
どうなのでしょうね(笑)

キャストの皆さんも、本当にハマっていましたよね。
9話までは古風な家に住んでいたのに、10話の後半ではガラッと近未来になったけど、何だかありえそうな感じがしながら観ていました。

いいドラマだったから、木曜に水10ドラマ二本の感想を書いた後でも書くのが苦にならない位に、毎週とても楽しく書いていたのですが、きこりさんの感想も読むことが出来て、更に嬉しかったです。
自分とは違う目線での感想もたくさんあったので、「そっか!そうとも見れるなぁ~!」と思いながら、毎週とても楽しみにしていました。
改めて本作の奥深さを知る事にもなりました。
ありがとうございました!!

秋ドラマの総括の記事は書く予定ですが、一年のドラマの総括は毎年書いていなくて・・・
「ベスト5」を年末か年初めに決めて、書き残しておこうかな~とは思っています♪
返信する

コメントを投稿