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TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~ 最終話

2012-12-28 21:16:55 | 2012秋ドラマ
最終話 「命を守る航空管制官」

前回・第9話(こちら)の続きです。

GPSの異常、アメリカ上空の飛行禁止措置、中部・関西方面の空港が大雪で滑走路閉鎖、羽田空港全体が停電でバックアップ電力による運用、無線が通じなくなる・・・羽田空港では様々な事態が降りかかっていた。
停電は空港周辺の工事中に送電線が切られたものに因るもので復旧まで半日以上かかること、そして非常用発電機が動かないことから、更なる非常用である蓄電バッテリーでは3時間しか空港全体の電力が持たないことが分かる。
アメリカで起こっていたハッキング被害は犯人が捕まったため、アメリカ上空の飛行禁止措置は解除される。
しかし、アメリカに向かっていた太平洋上の航空機は羽田に戻ることになっていることから、北方面とアジア・ヨーロッパ方面に向かおうとして待機している航空機を離陸させて空港内の駐機場所を空けることになり、離発着便の対応で管制塔内も空港ターミナルも大忙しになる。
そんな中、蓄電バッテリーの供給が落ち、滑走路の照明が落ちていき、日没まで30分しかないことから、このままでは航空機が滑走路に降りることが出来ない可能性が出てくる。
そのため、一本の滑走路のみを灯火して電力を集中させることとして、到着機の滑走路は1本での運用となる。
アメリカからの引き返し便の最後尾の航空機には、本上圭介(平岡祐太)がオブザーバーシートに乗っていた。
しかし、厚い雲の中に入っていたため、羽田からのレーダーから消えてしまっていた。
心配する篠田香織(深田恭子)だったが、数分後にレーダーと無線で確認することができ、日没前に羽田に戻るために速度を上げるよう指示し、本上は速度を上げるための最善策をオブザーバーシートからパイロットにアドバイスを送る。
篠田は、非常用電源が復活するかどうかを技師に聞くが、まだ見通しが立たないと告げられ、空港ターミナルの電力を滑走路に回せば、理論上は滑走路の灯火に回すことが出来ると言われる。
篠田は航空長(小倉智昭)の元へ行き、空港ターミナルへ節電の呼びかけをすることについて許可をもらい、
「みなさんにお願いがあります。現在1機の航空機が羽田空港に向かって着陸態勢に入っています。しかし、停電の影響で滑走路の照明に十分な電力が行きわたっていません。このままでは、着陸が難しい状況にあります。空港ターミナルの電気を落とし、その分の電力を回せば、滑走路の照明がつきます。みなさんが今、とても大変な状況であることは理解しています。私は管制官になって分かったことがあります。それは、立場は違っても空港で働くスタッフは誰もが、航空機を安全に守り抜くという強い気持ちを持っているということです。どうかみなさん、力を貸してください。みなさんのお力で、航空機を降ろしてください、お願いします」と空港ターミナルに向けてアナウンスをする。
各セクションで最低限の電力使用にとどめた結果、滑走路は無事灯火し、本上が乗る航空機は無事着陸をする。
本上は「空は俺たちだけで飛んでいるんじゃないって、一番実感できるフライトだった」と言って、パイロットたちと労をねぎらう。
篠田たちのチームのシフト時間が終わり、主任管制官・竹内裕美(瀬戸朝香)は今日が羽田勤務最終日であることを隠していたが、チームのみんなでメッセージとプレゼントを用意していた。
篠田が「どうしてカナダの異動の希望を出したのですか」と尋ねると、竹内は「これから羽田は、発着便数が増えて更に複雑になるわ。最先端の航空管制を学んで、それを日本に持って帰ってくるため。それと、誰にも言ってなかったんだけど、空(息子)の父親のこともあるの」と言って、自身の夫が数年前に交通事故で亡くなっていることを話す。
篠田が「私もいつか竹内さんに追いつきます。またいつか竹内さんが日本に帰ってきて、一緒に管制が出来る日まで、それまで頑張ります。その日まで私たちが一生懸命羽田空港を守り抜きます」と話すと、竹内は「あなたなら出来るわ。頑張って」と声を掛けて去っていく。
先任管制官・氷室一生(別所哲也)と主幹管制官・結城昇(時任三郎)は大臣に呼ばれ、大臣室に向かう途中で氷室は「竹内もそうですが、篠田にも(鈴木真紀(川原亜矢子)と)同じニオイがします。タイプは違いますが、新しい発想を持つ優秀な人材になると思います」と話す。
空港ターミナル内で篠田がハンドベルの演奏会を見ていると、そこに本上が来たため、篠田が「おかえりなさい」と声を掛けると、本上は「ただいま」と言って篠田の手を握って微笑み・・・


というような内容でした。

まぁまぁまぁ、これでもか!!という位、色んな事が起こって、ここまで続くとドキドキする前に笑ってしまいました
そして、詰め込みすぎなんだけど、2話にまたがって描くと間延びしていたような気がしました
前話の時も書いたのですが、「本作はキャストが豪華なのですが、今話はそのことによる負の面が出てリズムが悪かったのが少し残念でした」。
最終回だから無理やり出番があった方が多すぎたというか・・・(敷島珈琲はセリフだけでしたが)。
あとは、撮影がギリギリだったのかなぁ・・・なんだか最終回だけすごく雑にみえたんですよね、セリフ回しなどが(間合いが悪かった??)。
それも何だか残念でした。

でも、話自体は興味深かったです
電力が足りないと、こんなところにまで影響が及ぶんだ・・・とか。
なんだか節電とかそういうのって、この2年間日本全体で思い知らされたことと少し似ているなぁと思ったり。
でも、そのことを伝えるアナウンスを「新米管制官・篠田」がしちゃうというのが、やっぱり突っ込みたくなってしまうというか(感動するところなんでしょうけど)。

鈴木真紀(川原亜矢子)は、2011年にCSで放送された『TOKYOコントロール』で、主人公だった方なんですね。
その番組を観ていないから、何の事やら分かりませんでした。
地上波で再放送をしてくれたら観るのになぁ。
篠田と竹内も、同じニオイがするんですって。
何だか続編を匂わせるようなセリフに聞こえました。
全体的に面白かったので続編は大歓迎なんですけど、もう少しサイドストーリーの数を減らした方が良いかな~と思います(所沢の話とか、酒井と山下がくっつくとか・・・)。

篠田と本上が手を握り合ったエンディングは良かったと思いますよ
本上は、初回ではあんなに病んでいた(肉体的にも精神的にも)のに、少しずつどんどん前向きになって、最後はパイロットとしての勘を取り戻しつつあるような眼差しでコクピット内にいて
篠田の成長を主に描いていたけど、この本上の復活も私の中では結構気になっていたので、この2人の物語はうまく描けていたんじゃないかな~と思います。
(篠田のスタンドプレー気味な行動は、ちょっとドキッとしましたが)

サイドストーリーが多すぎたけど、近藤演じるキャナメさんのお父さんぶりは、なかなか良かったように見えました(笑)
あんな優しい顔・・・最近は険しい&性格の悪い役が多いキャナメさんなので、子供を抱いた時の笑顔にはやられてしまいました
(けっこうキャナメさんのドラマは、昔っからいつの間にか観ていまして・・・
「曲がり角の彼女」(2005年)のキャナメさんの役が、結構好きです←誰も聞いていませんね

少し脱線しましたが、
全体としては面白いドラマだったと思います!
管制官が非常時にどう対応していくのかとか、パイロットや地上スタッフがどう対応していくのかなど、空港内の色んな側面を観ることが出来て、航空業界に少し興味があった私としては、とても嬉しいドラマでした
また続編orスペシャルドラマが観たいです!!

______________

記事アップが遅れてしまい、大変申し訳ありません。
早く観てアップしたかったのですが、本来予定していた用事に加えて、数日前の寒波でお風呂の給湯器が凍結して壊れてしまったり、除雪が大変だったりして、雑用に追われていました
残るは火9・・・これは、リアルタイムで観ていたのですが(PCの無い所だったので感想は書けず)・・・明日感想を書く予定ですが、辛口になるかもしれません
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