第1話 「俺達はジジイじゃない!元悪ガキ3人が夜回り隊を結成!痴漢…強盗…町内の悪をぶった斬る!」
清田清一(剣道の達人キヨ・北大路欣也)は還暦を迎え、長年勤めた今池建設を定年退職して、系列のゲームセンターに経理という嘱託社員として働くことになった。
その夜、キヨの家では妻・芳江(中田喜子)と2階に住む息子夫婦の健児(甲本雅裕)と貴子(西田尚美)、孫の祐希(大野拓朗)が退職と還暦の祝い会を催すが、健児は家の横にある剣道の道場を取り壊して更地にして貴子に音楽教室を開かせてはと言い出す。
キヨは「あの道場はな、俺が親父から預かった、俺にとっては神聖な場所なんだよ。生徒がいなくなったからって、ブルトーザーで潰して更地にするなんて、そういう事なんじゃないんだよ!俺が働けなくなったら、お前たちの好きなように使えばいい。だがな、俺が働けるうちは!」と激怒して家を飛び出し、居酒屋「酔いどれ鯨」へ向かう。
この居酒屋は、幼なじみの立花重雄(柔道の達人シゲ・泉谷しげる)が元々経営していて現在は息子夫婦が跡を継いでおり、同じく幼なじみ・有村則夫(頭脳派のノリ・志賀廣太郎)も常連で来ている。
キヨとシゲとノリは、酒を飲み交わしていくうちに昔話になり、「正義の味方、見参!!」「成敗!」と言っていじめっ子達を退治して近所から「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた頃の事を懐かしむ。
シゲが「またいっちょやってみるか!」と言い出し、キヨも「いいかもしれねぇな。正義の味方だよ。最近この町でも空き巣だの引ったくりだの、物騒な話が増えてるだろ?俺たちがさ、町内をパトロールするってのはどうだ?生まれた町に恩返しなんてそんな大そうなもんじゃねぇよ。時間を持て余したただのおっさんの暇つぶし。けどな、その暇つぶしで、これっぽっちでもケチな悪さが消えるなら…」と話す。
するとシゲは「さしずめ『帰ってきた三匹の悪ガキ』か?」と話し、ノリが「ガキって歳じゃないだろう!」と話すと、キヨは「だったら『三匹のおっさん』だ」と言って、町内の夜回りをするようになる。
日中、キヨが新しい勤務先のゲームセンターの店長・須田(岡田義徳)から教えてもらいながら仕事をしていると、そこでは孫・祐希もバイト勤務していることが分かり、祐希は自分が孫であることを他言するなとキヨにきつく言い含める。
夜になり、キヨ・ノリ組とシゲに分かれて見回りをしていると、キヨ・ノリ組は女性の悲鳴を聞き、女性のバックを持った男性がスクーターに乗って向かってきたため、キヨはその男性に向かって竹刀を振り下ろし、倒れ込んだ男性を縛り上げる。
キヨは被害女性に通報するように言い、女性から名前を求められても「名乗るほどのもんじゃねぇよ」と言って去って行く。
キヨ・シゲ・ノリは、今度は痴漢犯を逮捕しようと意気込み、ノリは女子高生の一人娘・早苗(三根梓)が被害に遭わないかとても心配する。
日中、ゲームセンターで帳簿とデータの突合せをしていたキヨは、収支が合わない日が多いと須田に相談するが、須田は「ゲーセンは人の出入りもお金も流れも激しいんです。壊して中のお金を抜かれることも多いんです。店員がお金を運ぶ時に、カツアゲされることもたまにありまして」と説明するが、キヨは引っ掛かりを感じる。
夜に見回りをしていると、シゲは女性の悲鳴が聞こえたため駆け寄り、気絶した女性を引きずっていた男を怒鳴るが逃げられ、意識が戻った女性はシゲの風貌を見て犯人と似ていたため声を上げて再び気絶し、通りかかった警察官に職務質問される。
居酒屋「酔いどれ鯨」に集まった3人は、痴漢犯がシゲと似た背格好である事、直ぐに女性を気絶させていることから武術の心得がある者ではないかと考える。
別の晩、ゲームセンターの近くでも痴漢が現れ、祐希らが取り押さえるが、キヨたちが考えた犯人像とは違う男だったため、キヨたちはまだ痴漢犯は別にいると考える。
ある夜、早苗が帰宅するために自転車で公園を通っていたところ、男に自転車を掴まれて倒され、物陰に連れ込まれてしまう。
その後、祐希がその公園を通ったところ、倒れた自転車と女子高の校章がついたバック等が散乱しているのを見つけ、キヨに電話で連絡をし、キヨたちが来るまでの間に女子高生を捜していると、早苗に掴みかかっている男を見つけるが、祐希は男にうまく攻撃が出来ない。
そんな中、キヨ・シゲ・ノリが駆けつけて、祐希に早苗を家まで連れて帰るように指示し、ノリは「ここは俺に任せてくれるか?よくもうちの早苗を…絶対に許さん!」と言ってコートを脱ぎ、「則夫エレクトリカル・アタック!!」と叫んでスタンガンを両手に持ち、男に突きつけて気絶させ、「成敗!」と言い放つ。
明くる日、キヨが祐希に職場で、店の売り上げが合わない事について引っ掛かっていることを話すと、祐希は「ホントは襲われたんじゃなくて、俺らスタッフの誰かがコッソリ金を抜き取ってるんじゃないかって?チャラチャラしてるように見えるかもしんねぇけど、店長も先輩もいい人だよ!みんな真面目に仕事してんだよ!じいさん、ここで働いて何日だよ?知りもしねぇで勝手に疑ってんじゃねぇよ!」と怒鳴って出て行ってしまう。
祐希が苛立って歩いていると須田にぶつかってしまい、祐希は須田が落とした「安産守」を見つけて、須田にもうすぐ子供が産まれることを知る。
キヨは、店の防犯上の盲点を探して歩くが、裏出口の方を歩いていくと、高校生二人が恐喝されている現場に遭遇する。
キヨは声を掛けて高校生を逃がし、脅していた男三人に立ち向かうが、祐希がそれに気づいて警察に通報したため、3人は慌てて逃げて行く。
須田も駆けつけるが、祐希がキヨの事を「うちのジジイ」と話すため、二人が祖父と孫の関係であることが分かってしまうが、キヨはその時の須田の様子がおかしかったため、ノリに頼んで須田について調べてもらう。
ノリは、須田が喫茶店で先ほどの恐喝犯に脅されている様子をビデオで隠し撮りし、須田が恐喝犯に情報を流して店の売り上げを奪わせていたこと、そして恐喝犯が邪魔をしたキヨの弱点について須田に調べるよう話していることが分かる。
キヨはシゲとノリに「こういう連中は前科は気にしない。捕まっても痛くもかゆくもない。いや、それに警察は、何か事が起きてからじゃないと動いてくれない・・・いよいよ俺たちの出番だな。警察が踏み込めない所に手を差し伸べる。これが正義の味方ってもんだろ?」と話し、一番売り上げの高い日にシゲとノリがゲームセンターに潜入して、お金が奪われる瞬間を取り押さえよう考えるが、キヨの弱点は何かということについて誰も思い当たらない。
しかし、祝日の前日に、祐希が須田に呼び出されて急きょバイト先に行くことになったと知ったキヨは、祐希が自分の弱点として脅してくるのではないかと気づき、3人は慌てて行動を開始する。
祐希は須田から両替のための売上金を事務所に持ってくるように指示されるが、須田はその時に「もし途中で何かあったら、売り上げは捨てていいから」と付け加える。
事務所へ行く途中、祐希は3人の男に襲われて倉庫内に連れ込まれ、暴行を受けて、キヨに電話をするよう脅迫される。
恐喝犯が祐希のケータイを使ってキヨに電話を掛けると、着信音が倉庫の奥から聞こえ、キヨ・シゲ・ノリが現れる。
シゲは次々と男たちを投げ飛ばし、ノリは「則夫エレクトリカル・アタック」で倒して「俺たちをジジイと呼ぶな!『おっさん』と呼べ!」と言い放ち、キヨは竹刀で打ちのめす。
男達に「お前ら、一体何者だ!?」と言われた3人は「三匹のおっさんだよ」と名乗り、主犯格の男に向かって「どこの組の者だ!?ここまでナメた真似をしてくれたんだ。よっぽどのバックがついてるんだろ?またこんな真似しやがったらよぉ、次はこんなもんじゃ済まねぇぞ。埋まるか沈むかだぞ、コラッ!もう命はないよ」と言って、これ以上須田を脅さないように言い含めると、男達は土下座をして帰って行く。
キヨたちは、祐希を須田の元に連れて行き、須田をどうするかは祐希に任せると話す。
すると祐希は、だいぶ悩んだ上で「…有罪。ただし執行猶予付き…。執行猶予は、店長がこの店の店長の間、また今度同じような事があったら、速攻クビで。あと、俺の時給100円上げて…慰謝料…」と話し、須田は泣きながら土下座をして謝る。
祐希は出て行ってしまい、キヨは須田に「アイツは須田さんを信じていたんですよ。私が(売上金を)店の誰かが抜き取ったんじゃないかって疑った時、アイツ怒りましてね。うちの店にそんなことする奴はいない!人を見てくれで決めつけるな!って。須田さんや店の仲間が好きなんだな。アイツはもう一度須田さんを信じようとしている。信じたいと思ってる。一度失った信頼を取り戻すのは並大抵のものじゃない。でも、どうか今度こそアイツを裏切らないでやってくれませんか?これは…言いたくないが、アイツのジジイとしての頼みです」と言って土下座し、須田は泣きながら頷く。
キヨは、外でうなだれていた祐希に「よく許したな、エライ!」と声を掛けると、祐希は「別に偉くなんかねぇよ!俺、アイツらに脅されて痛くて…怖くて…。俺、もう一回剣道やってみようかな?強くなりたい、もっと…」と言って号泣する。
翌日、祐希は自分の古着をキヨに譲り、「こないだ危ねぇおっさんが『ジジイと呼ぶな、おっさんと呼べ!』って啖呵切ってたけどさ、ジジイって呼ばれても仕方ねぇんだよ!私服がジジイなんだから。還暦過ぎてもおっさんでいたいなら、ファッション努力しろ!」と話す。
夜回りの時に祐希の服を着たキヨは、ノリから「シャツ、ズボンに入れないでスースーしない?冷えは万病の元だよ」と言われるが、キヨは「気持ちは若くてもな、恰好がジジイなら世間ではジジイになっちまうんだよ!還暦過ぎてもおっさんでいたいなら、まっ、これ位の努力はせんとな」と言って笑い・・・
というような話でした。
いやぁ、メチャメチャ楽しかったです!!
北大路さん・泉谷さん・志賀さんと聞いた時点で「面白くない訳がない」とは思っていたけど、実際にドラマを観たら本当に面白かったです。
全国放送ではないようで、それがとても残念です。
でも、全国放送でないにもかかわらず、放送終了直ぐにツイッターのトレンドの8位あたりに「#三匹のおっさん」があったので、かなり反響があったんじゃないかなぁ。
一番面白かったのは「則夫エレクトリカル・アタック!!」
原作を知らないので、大爆笑してしまいました!!
3人ともとても楽しみながら演じていらっしゃるけど、志賀さん演じるノリが一番(地味だけど)強烈なキャラなような気がします。
あんな方法で感電させるなんて・・・まともに考えたら傷害罪で訴えられてもおかしくない行為だけど、相手が犯罪者なので訴えることもできないというのを逆手に取った、まさに知能犯!?
シゲも言っていたけど、ノリが一番危ない(笑)
志賀さんの持つ「普通に見えるけど愛嬌があって、でも・・・」というキャラクターが見事に活かされているなぁ~と思いました
最後の方にノリが「シャツ、ズボンに入れないでスースーしない?」っていうセリフも、あまりにも自然で、吹き出してしまいましたwww
早苗ちゃんの成長を写した写真・・・ノリの髪型は変わらないのね
結婚17年目に生まれた早苗だったけど、その頃にはノリの髪型は完成していた(何が完成!?)ということで(笑)
みなさん、これまで数々の警察ドラマに出ていたから、
「警察は、何か事が起きてからじゃないと動いてくれない・・・いよいよ俺たちの出番だな。警察が踏み込めない所に手を差し伸べる。これが正義の味方ってもんだろ?」
っていうセリフが妙に説得力があるなぁ~と思ったり、
犯人の前に登場する場面での、照明の具合やバック音楽が時代劇っぽかったので、まさに北大路さんにピッタリ
と思ったり、
そういう過去の出演作も意識しているんじゃないか?と思わせる作り方が、また面白かったです。
その反面、今までテレ東ドラマをほとんど観ていなかったので、何だか新鮮に感じた部分もあり・・・
タイトルバックやHPにある、アニメ風イラストがとても可愛い
と思ったり、
吹き出し
による心の声も、初めは「何だこれ?変なの~」と思ったけど、だんだん楽しくなってきたり(キャストの方が、その吹き出し通りの顔をしているのが、妙に面白く感じた)、
なんだか観た事のないタッチで、これはこれで面白いな~と。
犯人がバレバレだったり、先の展開が分かりやすいのも、逆に良かったです。
須田を演じる岡田さんなんて、最初っから「この人が横領してる!」って思いましたしw、
キヨの弱点を探れって言われていた時点で「孫だよ!孫!!」って、何度もテレビ画面に向かって言ってしまいましたし(笑)
ベテラン俳優だけでなく、キヨの孫・祐希やノリの娘・早苗といった若手俳優も、とても良かったです!
最初は、おじいちゃんおばあちゃんにあんなにキツイ物言いをする孫なんて・・・と衝撃を受けたのですが、
(親には悪態ついても祖父母に対しては言わないものなのかな(人生の先輩を敬う的な)なんて勝手に思ってたので、初めは祐希の口の悪さにビックリしてしまいました)。
でも、そういう憎たらしい部分があっても、「強くなりたい」と泣きながら話す姿はまだまだ子供で、「もう一回剣道やってみようかな」と言った時には、落差もあってかなりジーンときました
早苗役をしていた三根梓さんは、大河ドラマ「八重の桜」で“兄つぁま”の娘役をしていた方だったのですね!
祐希と早苗の恋の動き?にも注目ですね(ノリは許すんだろうか!?)。
2時間スペシャルだったので長々と書いてしまいましたが、とにかく楽しかったです。
「隠蔽捜査」の初回も面白かったのですが、こちらもかなり面白かったです。
ということで、このドラマの感想もこれから書いていこうと思っています♪
金曜8時だとリアタイでは観れないこともあると思うのですが、リアタイで観れた時は当日に書き、そうでない時は翌日以降に時間がある時に書きたいと考えています。

※公式HP(こちら)
清田清一(剣道の達人キヨ・北大路欣也)は還暦を迎え、長年勤めた今池建設を定年退職して、系列のゲームセンターに経理という嘱託社員として働くことになった。
その夜、キヨの家では妻・芳江(中田喜子)と2階に住む息子夫婦の健児(甲本雅裕)と貴子(西田尚美)、孫の祐希(大野拓朗)が退職と還暦の祝い会を催すが、健児は家の横にある剣道の道場を取り壊して更地にして貴子に音楽教室を開かせてはと言い出す。
キヨは「あの道場はな、俺が親父から預かった、俺にとっては神聖な場所なんだよ。生徒がいなくなったからって、ブルトーザーで潰して更地にするなんて、そういう事なんじゃないんだよ!俺が働けなくなったら、お前たちの好きなように使えばいい。だがな、俺が働けるうちは!」と激怒して家を飛び出し、居酒屋「酔いどれ鯨」へ向かう。
この居酒屋は、幼なじみの立花重雄(柔道の達人シゲ・泉谷しげる)が元々経営していて現在は息子夫婦が跡を継いでおり、同じく幼なじみ・有村則夫(頭脳派のノリ・志賀廣太郎)も常連で来ている。
キヨとシゲとノリは、酒を飲み交わしていくうちに昔話になり、「正義の味方、見参!!」「成敗!」と言っていじめっ子達を退治して近所から「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた頃の事を懐かしむ。
シゲが「またいっちょやってみるか!」と言い出し、キヨも「いいかもしれねぇな。正義の味方だよ。最近この町でも空き巣だの引ったくりだの、物騒な話が増えてるだろ?俺たちがさ、町内をパトロールするってのはどうだ?生まれた町に恩返しなんてそんな大そうなもんじゃねぇよ。時間を持て余したただのおっさんの暇つぶし。けどな、その暇つぶしで、これっぽっちでもケチな悪さが消えるなら…」と話す。
するとシゲは「さしずめ『帰ってきた三匹の悪ガキ』か?」と話し、ノリが「ガキって歳じゃないだろう!」と話すと、キヨは「だったら『三匹のおっさん』だ」と言って、町内の夜回りをするようになる。
日中、キヨが新しい勤務先のゲームセンターの店長・須田(岡田義徳)から教えてもらいながら仕事をしていると、そこでは孫・祐希もバイト勤務していることが分かり、祐希は自分が孫であることを他言するなとキヨにきつく言い含める。
夜になり、キヨ・ノリ組とシゲに分かれて見回りをしていると、キヨ・ノリ組は女性の悲鳴を聞き、女性のバックを持った男性がスクーターに乗って向かってきたため、キヨはその男性に向かって竹刀を振り下ろし、倒れ込んだ男性を縛り上げる。
キヨは被害女性に通報するように言い、女性から名前を求められても「名乗るほどのもんじゃねぇよ」と言って去って行く。
キヨ・シゲ・ノリは、今度は痴漢犯を逮捕しようと意気込み、ノリは女子高生の一人娘・早苗(三根梓)が被害に遭わないかとても心配する。
日中、ゲームセンターで帳簿とデータの突合せをしていたキヨは、収支が合わない日が多いと須田に相談するが、須田は「ゲーセンは人の出入りもお金も流れも激しいんです。壊して中のお金を抜かれることも多いんです。店員がお金を運ぶ時に、カツアゲされることもたまにありまして」と説明するが、キヨは引っ掛かりを感じる。
夜に見回りをしていると、シゲは女性の悲鳴が聞こえたため駆け寄り、気絶した女性を引きずっていた男を怒鳴るが逃げられ、意識が戻った女性はシゲの風貌を見て犯人と似ていたため声を上げて再び気絶し、通りかかった警察官に職務質問される。
居酒屋「酔いどれ鯨」に集まった3人は、痴漢犯がシゲと似た背格好である事、直ぐに女性を気絶させていることから武術の心得がある者ではないかと考える。
別の晩、ゲームセンターの近くでも痴漢が現れ、祐希らが取り押さえるが、キヨたちが考えた犯人像とは違う男だったため、キヨたちはまだ痴漢犯は別にいると考える。
ある夜、早苗が帰宅するために自転車で公園を通っていたところ、男に自転車を掴まれて倒され、物陰に連れ込まれてしまう。
その後、祐希がその公園を通ったところ、倒れた自転車と女子高の校章がついたバック等が散乱しているのを見つけ、キヨに電話で連絡をし、キヨたちが来るまでの間に女子高生を捜していると、早苗に掴みかかっている男を見つけるが、祐希は男にうまく攻撃が出来ない。
そんな中、キヨ・シゲ・ノリが駆けつけて、祐希に早苗を家まで連れて帰るように指示し、ノリは「ここは俺に任せてくれるか?よくもうちの早苗を…絶対に許さん!」と言ってコートを脱ぎ、「則夫エレクトリカル・アタック!!」と叫んでスタンガンを両手に持ち、男に突きつけて気絶させ、「成敗!」と言い放つ。
明くる日、キヨが祐希に職場で、店の売り上げが合わない事について引っ掛かっていることを話すと、祐希は「ホントは襲われたんじゃなくて、俺らスタッフの誰かがコッソリ金を抜き取ってるんじゃないかって?チャラチャラしてるように見えるかもしんねぇけど、店長も先輩もいい人だよ!みんな真面目に仕事してんだよ!じいさん、ここで働いて何日だよ?知りもしねぇで勝手に疑ってんじゃねぇよ!」と怒鳴って出て行ってしまう。
祐希が苛立って歩いていると須田にぶつかってしまい、祐希は須田が落とした「安産守」を見つけて、須田にもうすぐ子供が産まれることを知る。
キヨは、店の防犯上の盲点を探して歩くが、裏出口の方を歩いていくと、高校生二人が恐喝されている現場に遭遇する。
キヨは声を掛けて高校生を逃がし、脅していた男三人に立ち向かうが、祐希がそれに気づいて警察に通報したため、3人は慌てて逃げて行く。
須田も駆けつけるが、祐希がキヨの事を「うちのジジイ」と話すため、二人が祖父と孫の関係であることが分かってしまうが、キヨはその時の須田の様子がおかしかったため、ノリに頼んで須田について調べてもらう。
ノリは、須田が喫茶店で先ほどの恐喝犯に脅されている様子をビデオで隠し撮りし、須田が恐喝犯に情報を流して店の売り上げを奪わせていたこと、そして恐喝犯が邪魔をしたキヨの弱点について須田に調べるよう話していることが分かる。
キヨはシゲとノリに「こういう連中は前科は気にしない。捕まっても痛くもかゆくもない。いや、それに警察は、何か事が起きてからじゃないと動いてくれない・・・いよいよ俺たちの出番だな。警察が踏み込めない所に手を差し伸べる。これが正義の味方ってもんだろ?」と話し、一番売り上げの高い日にシゲとノリがゲームセンターに潜入して、お金が奪われる瞬間を取り押さえよう考えるが、キヨの弱点は何かということについて誰も思い当たらない。
しかし、祝日の前日に、祐希が須田に呼び出されて急きょバイト先に行くことになったと知ったキヨは、祐希が自分の弱点として脅してくるのではないかと気づき、3人は慌てて行動を開始する。
祐希は須田から両替のための売上金を事務所に持ってくるように指示されるが、須田はその時に「もし途中で何かあったら、売り上げは捨てていいから」と付け加える。
事務所へ行く途中、祐希は3人の男に襲われて倉庫内に連れ込まれ、暴行を受けて、キヨに電話をするよう脅迫される。
恐喝犯が祐希のケータイを使ってキヨに電話を掛けると、着信音が倉庫の奥から聞こえ、キヨ・シゲ・ノリが現れる。
シゲは次々と男たちを投げ飛ばし、ノリは「則夫エレクトリカル・アタック」で倒して「俺たちをジジイと呼ぶな!『おっさん』と呼べ!」と言い放ち、キヨは竹刀で打ちのめす。
男達に「お前ら、一体何者だ!?」と言われた3人は「三匹のおっさんだよ」と名乗り、主犯格の男に向かって「どこの組の者だ!?ここまでナメた真似をしてくれたんだ。よっぽどのバックがついてるんだろ?またこんな真似しやがったらよぉ、次はこんなもんじゃ済まねぇぞ。埋まるか沈むかだぞ、コラッ!もう命はないよ」と言って、これ以上須田を脅さないように言い含めると、男達は土下座をして帰って行く。
キヨたちは、祐希を須田の元に連れて行き、須田をどうするかは祐希に任せると話す。
すると祐希は、だいぶ悩んだ上で「…有罪。ただし執行猶予付き…。執行猶予は、店長がこの店の店長の間、また今度同じような事があったら、速攻クビで。あと、俺の時給100円上げて…慰謝料…」と話し、須田は泣きながら土下座をして謝る。
祐希は出て行ってしまい、キヨは須田に「アイツは須田さんを信じていたんですよ。私が(売上金を)店の誰かが抜き取ったんじゃないかって疑った時、アイツ怒りましてね。うちの店にそんなことする奴はいない!人を見てくれで決めつけるな!って。須田さんや店の仲間が好きなんだな。アイツはもう一度須田さんを信じようとしている。信じたいと思ってる。一度失った信頼を取り戻すのは並大抵のものじゃない。でも、どうか今度こそアイツを裏切らないでやってくれませんか?これは…言いたくないが、アイツのジジイとしての頼みです」と言って土下座し、須田は泣きながら頷く。
キヨは、外でうなだれていた祐希に「よく許したな、エライ!」と声を掛けると、祐希は「別に偉くなんかねぇよ!俺、アイツらに脅されて痛くて…怖くて…。俺、もう一回剣道やってみようかな?強くなりたい、もっと…」と言って号泣する。
翌日、祐希は自分の古着をキヨに譲り、「こないだ危ねぇおっさんが『ジジイと呼ぶな、おっさんと呼べ!』って啖呵切ってたけどさ、ジジイって呼ばれても仕方ねぇんだよ!私服がジジイなんだから。還暦過ぎてもおっさんでいたいなら、ファッション努力しろ!」と話す。
夜回りの時に祐希の服を着たキヨは、ノリから「シャツ、ズボンに入れないでスースーしない?冷えは万病の元だよ」と言われるが、キヨは「気持ちは若くてもな、恰好がジジイなら世間ではジジイになっちまうんだよ!還暦過ぎてもおっさんでいたいなら、まっ、これ位の努力はせんとな」と言って笑い・・・
というような話でした。
いやぁ、メチャメチャ楽しかったです!!
北大路さん・泉谷さん・志賀さんと聞いた時点で「面白くない訳がない」とは思っていたけど、実際にドラマを観たら本当に面白かったです。
全国放送ではないようで、それがとても残念です。
でも、全国放送でないにもかかわらず、放送終了直ぐにツイッターのトレンドの8位あたりに「#三匹のおっさん」があったので、かなり反響があったんじゃないかなぁ。
一番面白かったのは「則夫エレクトリカル・アタック!!」
原作を知らないので、大爆笑してしまいました!!
3人ともとても楽しみながら演じていらっしゃるけど、志賀さん演じるノリが一番(地味だけど)強烈なキャラなような気がします。
あんな方法で感電させるなんて・・・まともに考えたら傷害罪で訴えられてもおかしくない行為だけど、相手が犯罪者なので訴えることもできないというのを逆手に取った、まさに知能犯!?
シゲも言っていたけど、ノリが一番危ない(笑)
志賀さんの持つ「普通に見えるけど愛嬌があって、でも・・・」というキャラクターが見事に活かされているなぁ~と思いました

最後の方にノリが「シャツ、ズボンに入れないでスースーしない?」っていうセリフも、あまりにも自然で、吹き出してしまいましたwww
早苗ちゃんの成長を写した写真・・・ノリの髪型は変わらないのね

結婚17年目に生まれた早苗だったけど、その頃にはノリの髪型は完成していた(何が完成!?)ということで(笑)
みなさん、これまで数々の警察ドラマに出ていたから、
「警察は、何か事が起きてからじゃないと動いてくれない・・・いよいよ俺たちの出番だな。警察が踏み込めない所に手を差し伸べる。これが正義の味方ってもんだろ?」
っていうセリフが妙に説得力があるなぁ~と思ったり、
犯人の前に登場する場面での、照明の具合やバック音楽が時代劇っぽかったので、まさに北大路さんにピッタリ

そういう過去の出演作も意識しているんじゃないか?と思わせる作り方が、また面白かったです。
その反面、今までテレ東ドラマをほとんど観ていなかったので、何だか新鮮に感じた部分もあり・・・
タイトルバックやHPにある、アニメ風イラストがとても可愛い

吹き出し

なんだか観た事のないタッチで、これはこれで面白いな~と。
犯人がバレバレだったり、先の展開が分かりやすいのも、逆に良かったです。
須田を演じる岡田さんなんて、最初っから「この人が横領してる!」って思いましたしw、
キヨの弱点を探れって言われていた時点で「孫だよ!孫!!」って、何度もテレビ画面に向かって言ってしまいましたし(笑)
ベテラン俳優だけでなく、キヨの孫・祐希やノリの娘・早苗といった若手俳優も、とても良かったです!
最初は、おじいちゃんおばあちゃんにあんなにキツイ物言いをする孫なんて・・・と衝撃を受けたのですが、
(親には悪態ついても祖父母に対しては言わないものなのかな(人生の先輩を敬う的な)なんて勝手に思ってたので、初めは祐希の口の悪さにビックリしてしまいました)。
でも、そういう憎たらしい部分があっても、「強くなりたい」と泣きながら話す姿はまだまだ子供で、「もう一回剣道やってみようかな」と言った時には、落差もあってかなりジーンときました

早苗役をしていた三根梓さんは、大河ドラマ「八重の桜」で“兄つぁま”の娘役をしていた方だったのですね!
祐希と早苗の恋の動き?にも注目ですね(ノリは許すんだろうか!?)。
2時間スペシャルだったので長々と書いてしまいましたが、とにかく楽しかったです。
「隠蔽捜査」の初回も面白かったのですが、こちらもかなり面白かったです。
ということで、このドラマの感想もこれから書いていこうと思っています♪
金曜8時だとリアタイでは観れないこともあると思うのですが、リアタイで観れた時は当日に書き、そうでない時は翌日以降に時間がある時に書きたいと考えています。
※公式HP(こちら)
3人のおっさんのそれぞれの個性がなんともかわいくて、それでいて頼りになること。
>トレンドの8位あたりに「#三匹のおっさん」があったので、かなり反響があったんじゃないかなぁ。
びっくりですよね~放送していな地区もあるのに。
原作者が有川浩さんだからでしょうかね~
普段はドラマを見ていない人も見てるのかも。
>一番面白かったのは「則夫エレクトリカル・アタック!!」
私も~!
頭脳派ってどういうことするの~?と思ってたらアレですもん(* ̄m ̄)プッ
最初、「則夫」の部分が何て言ってるかわからなくて字幕にして則夫とわかった時はさらに笑えてきました(笑
私も孫の態度の悪さにびっくりしたんですが、
優しいし素直ないい子じゃないですか~
ノリさんの娘との今後が楽しみですね~♪
一時間に戻った方が見やすいかも。
来週が待ち遠しいですな~
ホント、楽しかったですね♪
おっさんたちが楽しそうに町のために動いている姿が微笑ましく、発言にも説得力があって、でも法を無視して勝手に成敗しちゃって・・・と、とても魅力的でした。
>原作者が有川浩さんだからでしょうかね~
私も、原作は観ていないけどそれはかなり大きな決め手でした。
骨組みがしっかりしているドラマかな、と思ったので。
あと、朝日新聞の正月版に、有川さんと北大路さんの対談が載っていて、それもとても面白かったので、OAをとても楽しみにしていました(*^_^*)
「則夫エレクトリカル・アタック!!」凄かったですね!!
頭脳派だけど危なすぎです(笑)
これからも、あの「見せ場」が楽しみです!
孫・祐希も、いい子でしたね~。
ノリとの剣道姿、そして三匹のおっさんのサポート(?)、早苗との恋の行方・・・色々と活躍してくれそう。
私も次回が待ち遠しいです!!
あのおもしろさをドラマで出せるのかと!
結果、大満足です。
逆に、携帯の着メロなど音が加わることにより、おもしろさがましたような気がします。
個人的には祐希がいい子すぎて残念でした。
両親にも祖父母にももっと態度が悪い(悪ぶってる)子なので、テレビよりもギャップがあったので、もっといい子やんと感動したんですよ。
まぁでもそれくらいは想定内なので、次回も楽しみで仕方ないです♪
ゆぅかさんは原作を読んでいるのですね。
>結果、大満足です。
そういうドラマって少ないと思うので、ゆぅかさんのコメントを読んで改めてスゴイなぁ~と思いました。
原作を読んでいない私も、とても楽しかったです♪
あれでも祐希は「いい子すぎ」なんですね!
私は、あれでも結構刺激が強かったので、テレビではあれ位で収まっていて良かったのかのしれません(^_^;)
親や先生に対して態度が悪いのは分かるのですが、おじいちゃんおばあちゃんにまで…ってのは私の周りには今までいなかったので(笑)
でも、そんな悪態とは裏腹に、良い所もたくさん出ていたので、最後にはジーンとしてしまいました。
次回も楽しみですね!
おっさんたちに、たくさん弾けてもらいたいです!!