emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

S-最後の警官- 第2話

2014-01-20 19:59:07 | 2014冬ドラマ
第2話 「爆弾魔が銀行襲撃!掲げる信条の激突!」

警察庁長官官房審議官・天城光(菅原大吉)はNPS隊長・香椎秀樹(大森南朋)を呼び出して、上層部はNPSに期待していて「(SATよりも)むしろNPSが先頭に立つことになるでしょうね、SATと違ってみなさんには捜査権があるんですから。確保を信条とするNPSは、今の時代に即した特殊部隊です。制圧部隊であるSATよりも重視していきたいというのが、私と例の先生の本音でして」と話す。
ある晩、品川のデパート6階で爆発が起こり、負傷者は出なかったものの、現場には焼けた携帯電話の破片が見つかり、爆発は遠隔操作と考えられ、香椎はNPS隊員に「人為的な爆発、つまりテロの可能性があるって事だ。『時の声』って知ってるか?戦場なんかでやる『エイエイオー』って奴だ。タイミングは、戦いが始まる前か終わった後の2回・・・勘だよ。当たってほしくはないけどな。いずれにせよ、犯人の狙いは他にある可能性が高い。全員いつでも出られるよう、本部で待機だ」と話す。
翌日、日本中央銀行新橋支店に銃を持った強盗が押し入り、店員と客らを人質に取り、警察に「大人しくしていてください。でないと、昨夜と同じ爆発が真昼間に東京のあちこちで起こります」という電話を掛けてくる。
天城はSAT隊長・中丸文夫(嶋政宏)に電話を掛け、SATはNPSの指揮下で動くよう指示する。
SAT隊員は激怒するものの、中丸の指示により渋々持ち場につく。
中丸らSAT隊員は「我々SATなら、犠牲を最小限に抑えてマル被を制圧できる」と話すが、香椎は「申し訳ないが、私は犠牲を一人も出したくはない。爆弾のありかを吐かせるために、マル秘は必ず確保です」と話す。
赤坂のビルで爆発が起こり、死者は出なかったものの、更なる爆発が起こる前に、香椎は神御蔵一號(向井理)を突一として潜入させることにするが、中丸は「NPSの失敗を指をくわえて見ている訳にはいかない」と狙撃手・蘇我伊織(綾野剛)も潜入させると言ってくる。
犯行現場の天井に入っていった神御蔵は、犯人たちが脱出手段について「グラウンド・ゼロって知ってる?爆心地って意味なんだけど、NYで同時多発テロの時、ぶっ潰れた建物あったじゃん。あの跡地。あれ見て思いついたわけ、すげぇいい方法」と言っているのを聞き、香椎に報告する。
犯人たちは、女性行員を一人連れ出して駐車場に連れて行き、女性行員を椅子に縛りつけて頭に缶を乗せ、缶に銃弾を命中できるか逃げる前に試してみようと言い出す。
蘇我は狙撃しようとすると、香椎は「動くな!すぐ外で陽動を掛ける」と命令するが、神御蔵が勝手に突撃してしまう。
香椎は、他の突撃部隊を用意するよう指示するが、そんな中犯人の言っていた「グラウンド・ゼロ」についての意味に気づき、「全捜査員、銀行を囲む三つのビル5階以下を消毒せよ。大至急だ!」と指示する。
犯人は、爆発の粉じんによる視界不良の中で脱出を図ろうとしていたが、捜査員たちは爆弾を見つけて処理していく。
その頃、神御蔵と蘇我は、犯人のうち4人は制圧するが、残る主犯格の男がスマホをちらつかせて「まだ終わってねぇし。こいつを操作すれば、銀行周辺にある爆弾が次々爆発する。人質は銀行の中だけじゃないんだよ」と話すため、蘇我は「やってみろ、指を動かす前にお前の眉間を撃ち抜く」と言い放つ。
しかし、神御蔵が蘇我と犯人の間に立って狙撃を妨害し、その間に犯人がスマホの画面ボタンを押すが、爆発は起こらなかった。
爆弾は解除したことを犯人に伝えるが、犯人は更に女子行員の椅子に爆弾が仕掛けてあることを伝え、女子行員を巻き添えにして自分も死ぬと言い出す。
蘇我は犯人を撃とうとするが、神御蔵が「俺は誰も死なせねぇ!」と言って蘇我を制し、犯人に向かって「何でだよ?何のためにこんなことするんだよ?もし人を殺したら、その人の周りの人間がどんだけ苦しい思いをして生きていくのか考えた事ねぇのか?死ぬなんて簡単に言うんじゃねぇよ!お前は生きて、罪を償うんだ!」と話すが、犯人は拒否してボタンを押そうとする。
神御蔵が急いで掴みかかろうとすると、別に潜入していたNPS隊員・速田仁(平山浩行)が犯人の持っているスマホに銃弾を命中させ、犯人を確保する。
数日後、天城は香椎を料亭に呼び出し、香椎は先日の件は大学生の犯行であるが、持っていた武器は大学生が簡単に手に入れられるものではなく、闇サイトで「M」と名乗る人物から送ってもらったと話していることを報告する。
天城は香椎を政界・官界・財界の有名な人物が集まる部屋に連れて行き、「みなさん、日本警察の改革を推し進める霧山塾の同胞です。もちろん、ここでのことはくれぐれも内密に」と耳打ちして、場の中心にいる作家であり元警察庁次長・霧山六郎(近藤正臣)に香椎を紹介する。
会合の後、霧山と天城は一緒の車に乗って帰って行くが、天城が「油断してると、こっちの尻尾に噛みついてきますよ」と話すと、霧山は「それくらいが丁度いいんじゃないかね。エサは生きのいい方がいい」と話す。
蘇我は、平成7年に神御蔵と棟方ゆづる(吹石一恵)に起こった事件の関係書類を調べた後、神御蔵の元を訪ね、ゆづると一緒にいた神御蔵に「改めて一言お前に言いたくて来た。俺はお前を絶対に認めない。18年前、ただ事件に巻き込まれただけのお前は、本当に家族を殺された人間の痛みも、犯罪者に対する憎しみも分かってない。神御蔵…お前の綺麗ごとじゃこの国も、大切な人間を守ることも出来ない」と言って帰って行く。
そんな蘇我の後ろ姿を見たゆづるは「なんかあの人、すごい悲しそう…」とつぶやき・・・


というような話でした。

うーーーん(-_-)
・・・ということで、今日は辛口感想です

間延び感を感じました。
特に最初の15分・・・10分延長放送だったようだけど、少なくとも先週の振り返りはもう少し短くしてもいいのでは?と思ってしまいました。
そして、隊員たちの性格とか人柄を見せたかったのかもしれないけど、かえって「NPS隊員大丈夫か!?」と思ってしまって・・・。
SAT隊員の方が、見るからに信用できそうというか・・・
何だか逆効果だったように思えました。

NPSがどれだけの教育や訓練を積んでいるかがあまり描いてくれていないので、、平時(有事ではない時)の過ごし方や合コンのシーンとかを見ていると、何だかチャラいなぁ、軽いなぁ・・・と思ってしまい
※合コンをしてはいけないという訳ではなく、なぜあえて合コンのシーンを入れたのかが分からないという事です。
合コンをセッティングしているから「簡単に死ぬ道を選ぶな」というようなやり取りがあったけど・・・

本当は「最小限の被害にするために多少の犠牲はやむを得ないのか」それとも「犯人の命をも守るべきか」という事を考えるドラマなのではないかと思うのだけど、その前に「いやぁ・・・今のNPSじゃ心配だよ」という方が先に立ち・・・
極めつけは、爆破ボタンであるスマホ画面を押そうとしている犯人に向かって神御蔵が迫ってくる場面について、犯人が納得のいく形でじっくりと説得に当たりながら近づいていくのかと思いきや、それほど説得力がなく突進して・・・
そして「グラウンド・ゼロ」がどういうことなのか、香椎が思いついたから良かったものの、思いつかなかったら爆弾は爆発をしていた訳で・・・
こういう偶然の産物から生まれた解決というのが、私にはスッキリしなかったです。

初回は面白かったのですけどね・・・。
もう少し神御蔵やNPSの良さが分かるような描写にするべきだったのではないか、と思いました。
せめて「NPSにはSATとは違って捜査権がある」という前半のセリフが活かされるような内容であってほしかったです。

霧山が香椎の事を「エサは生きのいい方がいい」と言っているのが気になりました。
NPSの稼働は霧山の悲願なのかと思ったけど、そういうことではないのかなぁ??

あとは、最後に蘇我が言った「本当に家族を殺された人間の痛みも、犯罪者に対する憎しみも分かってない」も、とても気になりました。
蘇我は家族を殺されたって事?
あの回想シーンで出てきた女性は、姉?妹?母?恋人!?
ゆづるも、何だか蘇我の気持ちが分かるような感じでしたよね・・・。
綾野君の眼光がとても鋭くて良かったので、それもあって蘇我寄り&SAT寄りの目線になってしまうのもあるかも!?

来週はいよいよ「M」が登場!ということで、面白い展開に戻ってくれたらいいなぁ~と願っています

※これまでの感想
 第1話
※公式HP(こちら
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2 コメント

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Unknown (ゆぅか)
2014-01-21 23:09:16
アタシは、リアリティが少ない感じがして仕方がないんですよね。

今回で言えばあんなアホっぽい犯人が、誰にも気づかれずに、あんなにたくさんの建物に爆弾を仕掛けるなんて無理だろと思っちゃうんですよね。
万が一、Mが誘導してるとしても、前回の犯人も今回の犯人も絶対に人の言うこと聞くタイプじゃないですよねw

特に、おっしゃっる通り主人公なのに神御蔵のリアリティが一番低い。
今回でいえば人質が危なかったとはいえ姿を見せたり飛んでいったり、前回でいえば壁越しに犯人をパンチしたり、反省文と腕立てで許されることじゃないですよね。

個人的に、前回も見入ったのは、NPSに入る前の神御蔵にひかれたからで、NPSに入ってからどんどんテンションがさがるアタシです。
ほんと次回挽回してほしいものです。
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>ゆぅかさんへ (emi)
2014-01-22 14:28:23
ゆぅかさん、コメントありがとうございます!

今回の犯人、確かに…(^_^;)
あんなに簡単に銀行を乗っ取って、爆弾も各所に配置して…
アホな人たちに武器を持たせたら、かえって始末が悪いって事なのでしょうかね?
Mが安易に武器を流通させるのは、どういうことなんでしょう・・・
何か納得のいくようなストーリー展開になっていけばいいのですが、このままだとゆぅかさんのおっしゃる通りリアリティがないですね

>反省文と腕立てで許されることじゃないですよね。
ですよね!
人命がかかっている場面での行動が、どうしても軽く見えます。
緩急をつける意味で、平時の時はいい加減な感じでもいいのですが、有事の時は「やっぱり神御蔵は凄い!」と思わせるような見せ方をしてもらいたいです。
今のままでは「結果的に作戦は成功したけど、成功した理由がよく分からん」状態で、そんな神秘的な力に頼られても観ている方はモヤッとするばかりで・・・

設定は面白いと思うので、次回以降に期待ですね(^_^;)
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