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2015冬ドラマ 勝手に総括&各賞発表

2015-03-30 17:27:22 | 2015冬ドラマ
いつも当ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます!

3か月に1度の恒例である、私の自己満足の記事、2015年冬ドラマ(1~3月期)について「勝手に総括」&「勝手に賞」を考えてみました。

私が完走した冬ドラマは、以下の10本です。
 月8(TBS)「警部補・杉山真太郎~吉祥寺署事件ファイル」
 月9(フジ)「デート~恋とはどんなものかしら~」
 火9(フジ)「ゴーストライター」
 火10(NHK)「全力離婚相談」
 水10(日テレ)「○○妻」
 水10(フジ)「残念な夫。」
 金10(TBS)「ウロボロス~この愛こそ、正義。」
 金11(テレ朝)「セカンド・ラブ」
 土9(NHK)「限界集落株式会社」
 土9(日テレ)「学校のカイダン」

このうち、全話の感想を書いたのは3作品(ゴーストライター、ウロボロス、限界集落株式会社)で、あとは1作品(○○妻)について途中まで感想を書きましたが終盤は視聴のみとなりました。
面白いと思える作品と、それほどでも…という作品にスパッと分かれる冬ドラマだったような・・・。
全体的には私は盛り上がりに欠けていました


各ドラマの総括は下の方に書きますが、まず各賞から発表します!
「アラフォー主婦の気ままで勝手な自己満足」の記事ということで、流し読みしてください!

優秀作品賞 「ゴーストライター」
題名のチョイスが直球過ぎて敬遠したくなりましたが、観てみたら面白い!!
ドロドロした女の醜い争いになるのかと思ったけど、しっかりとした人間ドラマになっていて、とても見ごたえがありました!
全10話が流れるように進んでいく中で、1話ごとでもしっかりと強弱があってドキドキしながら楽しめるという、小説のようでありながらドラマとしても計算され尽くされていて、そして「ドラマでの話」と「ドラマの中の小説の話」が実はリンクしていたという最終話への流れがとても気持ち良くて、とても感動しました。
キャストが皆さんドンピシャだったのですが、音楽も素晴らしく、鎌倉のアトリエセット&海岸の景色は素晴らしく、セリフも印象的なセリフが多い&分かりやすく、全てが上手く回っていたような気がしました。
分かりやすく、ドラマチックで、色々な登場人物の感情に共感できた、という事で、1位とさせていただきました。

2位は「限界集落株式会社」
このドラマも、名前が直球過ぎたのでドキドキしましたが、農村部が抱える問題をとても分かりやすく描いていて、見応えがありました。
もう少しじっくり描ける題材(実際には地方では他にも根深い問題が山積している)ではありましたが、ピンポイントで問題提起をしていて、真面目に描いていたので、これはこれで良かったのではないか、と思います。
農家役を演じているキャストの皆さんが馴染み過ぎていて、その土地の人にしか見えなかったのが本当に素晴らしかったですし、そんな中で唯一の若者&紅一点・松岡茉優さんの存在感も素晴らしかったです!

3位は「デート~恋とはどんなものかしら~」
面白かったです!!
でも、私にはちょっと難しい&うるさかったので、3位とさせていただきました
「リーガルハイ」は「大好き!」でブラックユーモアにハマって毎話感想を書きとめていたのですけど、こちらは「面白い!!」止まりだったので毎話の感想は書かず・・・。
ヒロインに愛らしさ&共感できる部分がもう少し欲しかったかな~という点がネックになっていたのかもしれません

4位は「ウロボロス~この愛こそ、正義。」
ラストの内容に納得できなかったからこの順位という訳ではなく(笑)、現実離れだったストーリーだったので、やはり4位だったかな、と。
でも、そんなトンデモストーリーでも、キャストの方々の熱演が素晴らしく、色々と張り巡らされた伏線がしっかりしていましたし、ウラバラスなどの番宣企画がとても面白くて、暗くて悲しいドラマだったけど毎回とても楽しみに観ることが出来ました!
私は、藤木さん出演ドラマ以外はドラマの公式HPやツイッターや番宣番組をほとんどチェックしない人なのですが、このドラマについては結構チェックしてしまっていて、ドラマ本編以外にもハマってしまったという珍しい現象が起きていました

5位以下は、
「学校のカイダン」>「全力離婚相談」>「○○妻」>「警部補・杉山真太郎~吉祥寺署事件ファイル」>「残念な夫。」>「セカンド・ラブ」
の順番でした。
うーーーん、この6作品に関しては、良い所もあったけど、残念な所の方が上回ったような・・・という感じでした

詳細は、下の各ドラマの総括の方で書きます。

優秀主演女優賞 中谷美紀さん(ゴーストライター)
存在感が凄まじく、ただただ圧倒されました!
「文壇の女王」という名に相応しい凛とした佇まい、女王の座を維持したいという欲深さ、一方で本当に手に入れたい家族との通い合いは叶わずに苦しみ、もがき、地に落ちて、そこから這い上がっていく・・・人間の弱さや強さを見事に体現していて、とても魅了されました。
遠野リサという人物は、演じ方によってはとても傲慢で同情の余地もない人間に見えると思うのですが、苦悩する様子も実に赤裸々に魅せてくれていたので、最後にリサが復活していく様子にはワクワクしながら応援することができました。
中谷さんでなければ成り立たなかったのでは・・・圧巻の演技で、美しさも光っていて、全話を通じてずっと感嘆の溜息をしながら観ていました

次点は「デート~恋とはどんなものかしら~」の杏さんでした。
あの凄まじいセリフの量で、感情をほとんど表に出さない一貫した役作りは、とても素晴らしく、圧倒されました。
ただ、あそこまで外見を極端にしなくても・・・外見を「普通」もしくは「地味」にして、しゃべり出したらトンデモナク変わっているという人物にした方が、もっと共感できたかも?と私は思いながら観ていました。
その方が、涙を流すシーンとかがもっと可愛らしく見えて、キュンとしたかも・・・!?(あの容姿じゃキュンとはできませんでした

「学校のカイダン」の広瀬すずさんも、とても素晴らしかったと思います!
16歳なのにあの堂々としたスピーチ・・・これからのご活躍が楽しみです。
「剛」の演技が多かったので、もう少し柔らかい部分も出して緩急をもっとつけた方がなお良かったかな?と、ちょっと思いました。

優秀主演男優賞 長谷川博己さん(デート~恋とはどんなものかしら~)
私はヒロインよりも「高等遊民さん」がどうなっていくのかが気になって観ていたかもしれません。
就職活動に失敗して就職が思うようにいかなくてそこからずっともがいている30代って、話題にはあまりなっていませんが結構多いと思うし、現に私の周りにも無職ではないけど収入的な問題等で実家から離れることが出来ずにいる人が少なからずいるので、その部分にスポットが当たっていたことから、とても興味深く観ていました。
高等遊民=巧は、親に寄生している事を認めていて、新たなる寄生先を見つけると声高に宣言するという強者だったので、ちょっとやそっとの役者さんだったら真っ向否定されかねない役どころだったと思うのですが、長谷川さんが演じる事によって、何故だか許せてしまいそうな愛らしさ…とまではいかないけど、彼の言い分ももう少し聞いてみようかという気持ちになり、ずっと応援しながら観ていました。
そして、ほんの少しずつだけど変化していく巧の様子がずっと見逃せなかったです。
幼稚な部分が出ていて、でも読書家だけあって高尚な面もあって、でも服装は寅さん風のレトロ感があったり・・・緩急がとてもついていて、とても素晴らしかったです!

優秀助演女優賞 水川あさみさん&江波杏子さん(ゴーストライター)
水川あさみさんについては、中谷さんとガッツリ激しくぶつかっていて、水川さんがしっかりしていなければこの「ゴーストライター」という作品自体がゾクゾクするものになり得なかったと思うので、すごくいい「女の対決」を見せてもらったな~と思いました。
水川さん演じる由樹についてもしっかりと描かれていて、由樹がリサに憧れている様子や、リサのために良かれと思っていた事から綻びが出てきて疑念を抱いていく様子、それが憎しみに変わり復讐に変わっていく様子、リサに勝ったと思っていたけど次第に自分を見失っていく様子、リサによって再び復活していく様子・・・がしっかりと伝わり、「リサの物語」だけではなく「由樹の物語」としても二重に楽しめました。
序盤の感じでは、お二人を主演女優賞に…とも思っていたのですが、中谷さんが圧巻の演技でやはり主役だったな~と思ったので、こうさせていただきました。

リサの母親・元子役を演じていた江波杏子さんもとても素晴らしく、水川さんと同様に江波さん無しではこの作品自体が濃厚になり得なかったと思うので、二人受賞とさせていただきました。
呪文のようにリサに「私がいないと」と精神的に追いつめ、認知症になってからの分かっているようで分かっていない様子等を実に生々しく表現されていて、憎々しいのだけど憎み切れないという絶妙な加減の演技がとても素晴らしかったです!

次点は「限界集落株式会社」の松岡茉優さんでした。
ストーリーとしては、松岡さん演じる美穂が主人公だったような・・・。
20代になったばかりで危なっかしさがありつつも、村の事を真剣に考えて、一生懸命に農業と会社に立ち向かって頑張っていく姿がとても出ていて良かったです!
キャピキャピした感じではなくて、地味なのだけど目力が強くて、若者らしいバイタリティも随所に出ていて、名だたるベテラン俳優さんの中で遜色なく存在感を発揮していたのが、本当に素晴らしかったです!!

優秀助演男優賞 小栗旬さん(ウロボロス~この愛こそ、正義。)
ものすごくクールなインテリ・ヤクザなのだけれども、実は結子先生一筋で、イクオの事を一番に心配しながら周りもしっかり見ているというアニキ肌で、ほとんど誰にも心を開かずに死んでいく・・・という役どころを、セリフが少ない中で実にしっかりと魅せてくれていて、素晴らしかった!そしてメチャメチャカッコ良かったです!!
ウラバラスでも、主演の斗真君を立てながら(落としながら?)も、要所要所でキッチリと裏話をしていて、一方で「ボンバーマン」などで盛り上げてくれたりと、画面ではクールビューティだけど、裏では大人になりきれていない中二男子的な真逆な面を出してくれて、表でも裏でも作品を実に盛り上げていたと思います!
小栗君無しではここまで盛り上がらなかっただろうと思い、こうさせていただきました。

次点は「デート~恋とはどんなものかしら~」の中島裕翔さんです。
鷲尾君・・・巧派としては時にウザく(笑)、依子と本当に結婚してしまうのでは?とハラハラしてしまったくらい、杏さんや長谷川さんとガッツリと戦っている感が出ていて、中島君のお陰でドラマがさらに盛り上がっていたと思います。
特に最終話の、依子にプロポーズした後の涙の演技がとても感情が入り込んでいて、役と一体化しているのがよく分かり、観ていて感動して震えてしまいました。

「ゴーストライター」の田中哲司さんと高杉真宙さんも素晴らしかったです。

主題歌賞 chayさん「あなたに恋をしてみました」(デート~恋とはどんなものかしら~)
やたらとキーが高くて、ちょっと外れた感じ(chayさんファンの方には申し訳ありません!)がドラマの世界観にとても合っていたと思います!
とても弾けた感じがしていて、この曲を聴くと何だかとても楽しくなり・・・
依子と巧のチグハグさと曲調がマッチしているように感じ、とても良かったです。

次点は「○○妻」の主題歌の、椎名林檎さん。
歌詞も音楽もドラマの世界観にとても合っていて、何だか狂おしい感じが良かったです。
でも「デート」の主題歌の方がインパクトがあって、口ずさみたくなる感じだったので、次点とさせていただきました

以上、勝手に各賞発表!でした。
_________________

ここからは、放送曜日順に、それぞれのドラマを総括します。

月8(TBS)「警部補・杉山真太郎~吉祥寺署事件ファイル」
うーーーん、主演の谷原さんは役柄とマッチしていて良かったのですが、他の方がみなさん持っている本来のキャラクターと合っていなかったような・・・。
なんだか「演じている感」が出ていて、時に空回りしているように感じ、残念でした。
あとは、初回は面白かったのですが、だんだん話自体もイマイチというか、このドラマで何を描きたかったのかがよく分からなくなって・・・私だけかもしれませんが
刑事ドラマとしてもホームドラマとしても中途半端だったように感じ、谷原さんが良かっただけに、とても残念でした。

※これまでの感想
 第1話 のみ
 
月9(フジ)「デート~恋とはどんなものかしら~」
上の作品賞や主演男優賞の所などでも書きましたが、面白かったです!
今流行?のアヒル口やフラッシュモブなどを描いていたり、恋愛している人にとっては大イベントであるクリスマスや正月やバレンタインといった行事がことごとく悲劇に変わっていったりと、世間を揶揄しているようにも見える内容の数々が何とも言えず可笑しくて・・・。
依子のように恋愛には興味があってもどのようにしていいか分からない女性とか、つい理詰めで考えすぎて口に出して引かれてしまう人ってチラホラいると思うので、そういう人への応援歌的な内容になっていればなお良かったかな~なんて、個人的には思いました。
高等遊民さんは良かったな・・・学生の時に読んだ夏目漱石の小説を懐かしく思い出しました。
上にも書きましたが、鷲尾役の中島裕翔さんも素晴らしかったですし、依子の母親役の和久井さん、父親役の松重さんや巧の母親役の風吹さん、そして国仲さんと松尾さんの兄妹コンビも良い味を出していて、笑って泣けるラブコメとして、とても楽しく観ることが出来ました。
ほぼリアタイで観たような・・・毎回の感想は書きませんでしたが、密かに徐々にハマっていました。

火9(フジ)「ゴーストライター」
小説家・遠野リサの光と影、ゴーストライター・川原由樹の光と影・・・二人の女性の明るい部分と心の奥底に持った黒い部分がしっかりと描かれていて、濃厚な人間ドラマを堪能することが出来てとても良かったです。
小説家って、しかも売れ続ける作品を書く事って、とても大変なんですね・・・。
てっきりゴーストライターを使っていることがバレて社会的に制裁されて終了なのかと思いきや、その後もしっかりと描かれていて、視聴者に投げっぱなしではなかったので、そこにも好感が持てました。
真意は分からないのですが「出版社あるある」というか、出版業界の表と裏の顔も知ることが出来たのがまた良かったですし、マスコミの怖さも垣間見れてドキドキしました。
「持ちつ持たれつ」・・・大人の嫌な言葉だ
あとは、中年期の女性が抱える親の介護問題や息子との不和なども描かれていて、こちらは完全には解決はしませんでしたが、逆にリアリティがあって、でも将来が何となく予感できる終わり方で、素敵な終わり方でした。
序盤と最後に流れるナレーションの言葉が美しくて、小説のようで、こういう1話1話で見ても完成されている所がまた良かったです
・・・と、作品賞・主演女優賞・助演女優賞の所でもべた褒めをしたのに、更に賞賛の言葉ばかりが浮かんでいるという、本当に大満足のドラマでした!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 最終話

火10(NHK)「全力離婚相談」
1話完結だったのですが、強引にまとめた回とか、わざわざ捻ってよく分からなくなった回があったりして、回によって良い回と悪い回があったな・・・と。
そして、全話に渡ってのサイドストーリーであるヒロインとその娘の話は上手く描かれていたと思うのですけど、それ以外の部分でもう少し何かインパクトの残る物があったら良かったのにな・・・と思いました。
うーーーん、いちおう全話観たのですが、放送が終了してしばらく経つので、記憶が薄れてしまって・・・

※これまでの感想
 第1話 のみ

水10(日テレ)「○○妻」
第7話まで感想を書いて、残りの3話は視聴のみとしましたが・・・正解でした(爆)
やたらと人が亡くなったり、死ぬという言葉を口にしたり、自死をしようとする作品は私は好きではなくて・・・それが何か共感のできる要素があったり、最終的に伝えたい事に繋がるものであれば考慮の余地があるのですが、本作に関しては私にはそういった事が感じられず、理解を超えていたので、最後に何も心に残らなかったというか・・・。
「妻」の過去が分かった所まではとてもドキドキして引きこまれていたのですが、過去が分かってからは、起こる出来事がただ「衝撃な展開」を作りたいだけにしか思えなくて・・・しまいには演じているキャストの方が気の毒に思えてしまいました。
説明セリフばかりでしたし・・・ね。
私の頭が悪いからなのか?捻っていたストーリーだったから理解が出来なかったのか?
でも、捻ればいいってもんじゃないよ!・・・と怒ってみたくもなったり
第1話の放送日のラテ欄に「完璧な姿に隠された夫の知らない5つの顔」とあり、「契約妻」と「犯罪妻」までは分かったのですが、あと3つは何だったのでしょうね・・・。
放送が終了して10日くらい経ちますが、思い出すとモヤモヤするので、忘れます!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

水10(フジ)「残念な夫。」
玉木君も倉科さんも好きな俳優さんでしたし、出産後の夫婦のすれ違いを描いた作品という題材自体はとても良かったと思うのですが、演出が私には合わず・・・。
コメディタッチの演出が空回りしていたように見えまして。
夫も妻もリアクションがオーバーすぎて、どちらにも共感が出来ませんでした。
描き方次第では、もっともっと感動できる作品になったと思うのですが・・・残念です!

金10(TBS)「ウロボロス~この愛こそ、正義。」
いやぁ・・・こんなに現実離れしたストーリーで、関係者がどんどん亡くなっていくドラマなのに、キャストとスタッフの力でこんなに引き込まれてしまうとは・・・。
よくぞここまで集めた!という位にベテランの名脇役が揃い、トンデモナイ話の内容なのに、みんなが真剣に入り込んで役に染まっているから、本当にこういう世界があるかのように思えてしまうというか・・・力のある作品でした!
この作品は多分、全話リアルタイムで観たような気がします
ツイッターでの盛り上がりも凄かったので、たぶんそれもあったかもしれません。
まぁ、ラストは・・・あれはあれでアリだったのかもしれないけど、やっぱりイクオと竜哉には生きて、まほろばから解き放たれた現実世界で真っ当に生きてほしかったな・・・と、私の脳内では別のストーリーに変換しています。
ウラバラス、初めは違和感を持っていたのですが、慣れると裏話やバカ話をたくさん聞くことが出来て、ドラマをより濃厚に楽しむことが出来て、とても良かったです!
たぶんウラバラスを聞いていなかったら、終盤は重苦しくなったり、悲しい過去に対して気持ち悪くなったりしたと思うのですが、「頭痛がキターッ!!」とか「ゾンビ」「ボブだ羊」「ボンバーマン!」「ナマセファ~ン♪」などなどが脳内をよぎって、中和されたような気がします。
キャストの演技力が無ければ、演出のきめ細かさが無ければ破たんしかねないようなドラマだったと思うのですが、見事に世界観を描ききっていて、とても良かったです!
悲しい話だったけど、見どころがたくさんあって楽しかったです。

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 最終話

金11(テレ朝)「セカンド・ラブ」
深夜ドラマだからなのかもしれないけど、話がシンプルすぎてビックリしました(脚本、手抜きしていないか?と)。
亀梨君も深キョンも好意的に思っている俳優さんなのですが、もう少しもっともらしい理由で悩みながら愛を深めてもらいたかったな・・・と。
単なるキスシーンやベッドシーンを見せたいというドラマなら、あれでいいのかもしれませんが・・・もう少し厚みのあるストーリーを期待していたのですが、倍速で観てしまいました
キャスティングは良かっただけに・・・残念としか言いようがなく最下位としました

土9(NHK)「限界集落株式会社」
「ウロボロス」と同様で、よくぞここまで集めた!という位にベテランの名脇役が揃っていて、(上の作品賞の所でも書きましたが)本当に皆さん「土」に馴染んでいて、その土地の人にしか見えなかったというのがまたとても素晴らしかったです!
この話だけでは農業を語れないとはいえ、描かれていた内容はじっくりと丁寧に描いていたし、農業を美化するのではなく、負の面を出しながら負だけを悲劇的に描くのではなく、だからといってハッピーエンドではなく、あくまで農業や地方の問題はすぐに解決できるものではないけど考えようによっては希望もあるという事を想像させるようなラストで、とても上手く5話にまとめていたと思います。
正登と美穂の父娘の話も、うまく本編の話の中で進行していて素晴らしかったです。
最終話の感想にも書きましたが、NHKだからこそ、このセンセーショナルなタイトルで、この渋いキャストで、じっくり魅せてくれて、とても見応えがあって良かったです!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 最終話

土9(日テレ)「学校のカイダン」
感想は書いていませんでしたが、結構好きでした。
ただ、終盤のスピーチは「おぉ、すごい!こう来たか!」と思いながら観ていましたが、話の展開自体は分かりやすかったのと、私はスクールカースト制については好きではないから、序盤から中盤は倍速で観ていました
主演の広瀬すずちゃんと神木隆之介君のやりとりは、とても見ごたえがあったので、それ以外の部分についてもう少し工夫がほしかった(観やすくしてほしかった)かな・・・と。
でも、最近苦手になりつつある学園ドラマだったのですが、毎週楽しみに観ていました。

_________________

以上が、冬ドラマの総括でした!
毎度毎度長い記事で、申し訳ありませんでした

最後になりますが、これまでコメントやトラックバック、web拍手、ツイッターやメールで声を掛けていただき、ありがとうございました!!
「読んでいます」という一言だけでも、とても嬉しく思っていました。
これからも、一言二言でもいいですので、お気軽に声を掛けていただけると幸いです。

40歳に近づき微妙に体に変化が起こっているのか、イマイチ体がスッキリせず、パソコンに向かう時間が前よりも減っていますが(冬ドラマがイマイチ盛り上がらなかったというのもあるかもしれませんが)、
4月以降も何本かドラマの感想を書いていければ・・・と思っています。
後日、春ドラマについて何を観る予定かをまた記事にしたいと思いますので、
こんなブログで申し訳ありませんが、これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
←web拍手です。
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