最終話(第10話) 「こじれた恋がついに決着!最後の叫び!」
大竹心(藤木直人)が失踪してしまい、鴨田静(山口智子)はウエディング関連本の関係者に断りの挨拶回りに出掛ける。
そんな気丈な様子の静を見て小島春太(阿部サダヲ)はかえって心配になり、静のために何とかしたいと奔走するが、そんな春太の姿を見ていた葉山みやこ(水原希子)は春太の事が気になって仕方がない。
糸山扶美(徳永えり)は、今一番可哀想な人物は静ではないかと思い、春太を通じて「相談に乗る準備はできていますので」と話すが、それを聞いた静は「そういう人か、私。関係各所謝って回っているんだけど、逆にみんなに励まされちゃって」と笑い飛ばす。
そんな中、心が笑顔で帰ってきたため、春太は静がどれだけ心配したかと激怒するが、静は「良かった!無事だったんだね!もう会えないかと思ってた…ホントごめんなさい!遅いかもしれないけど私、本当によく分かった、心の事すごく好きなんだって。会いたかった」と話す。
すると心は「遅くなったけど、これ。僕と結婚してください」と言って、指輪の石を自分で掘ってきた事を明かし、「結婚嫌になったら指輪贈らないでしょ。静が自分の夢叶えるのに必死に頑張ってるから、俺も静を見習って頑張ったんだよ。大切な人へのプレゼントは、頑張って手に入れたものの方がいいでしょ?」と言って、指輪を静に渡して、二人は抱き合う。
ウエディング関連本を断ったと聞いた心は「予定通り明日結婚しよ?で、結婚式もしようよ!二人とも一回そう決めたんだし。結婚記念日、もう指輪の裏に掘っちゃったし。ね、静、そうしない?」と話すと、静は一瞬考えてから「やるか!このタイミング逃したら、結婚できない気がしてきちゃった!」と言って、家具店「リオ ボニート」の店員と牧野江里子(山下リオ)を呼び出して、大急ぎで結婚式の準備を始める。
買い出しに出かけた庄司加代子(池津祥子)は、サボるために入った居酒屋で「白神メンタル相談所」所長・白神(山西惇)と鉢合わせし、元恋人だった二人はお互いに驚きながらも、よりを戻すことになる。
静と二人っきりになったみやこは、何故春太に惚れていたのかを尋ねると、静は「春太は頑張り屋さん。私と知り合った頃は全身で自分に気合入れてるって感じだった。でもね、根っこはちょっと怖がり。だからその分頑張るんだよね。そういう所素敵だなと思った。真剣に頑張ってる男っていいじゃない?で、仕事も頑張りすぎて、壊れちゃった。でもあれは春太だけのせいじゃないと思うよ。会社にも問題あったんじゃないかな?だけど何にも文句言わないで仕事してた。あの頃はさ、私もいっぱいいっぱいだったから何もしてあげられなかったな。春太の事、よろしくね!アイツさ、壊れちゃってから自分を罰しているというか、そういう所あるじゃない?だから解放してやって。ちょっと悔しいけどね。でも今はあなたといる方が楽しそうだしね」と話す。
別室では、春太と心が作業していて、心が「みやこちゃんと結婚しないの?」と尋ねると、春太が「好きですよ。みやこちゃんも私の事嫌いじゃないだろうなとは思います。でも、それは男としてではなくて同士みたいな?それに、こう思うんですよね。たとえ恋が成就したとしても、それは終わりの始まりだって」と話すため、心は「それは間違ってるよ。恋が成就したら、それは幸せな暮らしの始まりなんだよ」と声を掛ける。
その晩、春太は中々眠ることが出来ないため外に出ると、静も庭に出ていて、静が「ひょっとして花嫁の父みたいな気分?あなたから心の元へ嫁いでいく訳だから」と言って春太に嫁入りの挨拶をして笑うと、春太は「あー、俺たち別れたんだなって今思った」と話し、静も「私もそう思った、今」と話して、二人は笑う。
春太は「俺は幸せだな。俺は自分の妻を傷つけて、幸せにしてやれなかった。普通ならそれで終わりだよ。もう会う事はなくて、今どうしているかも知ることは出来ない。そうなると悪い事ばっかり想像しちゃうし。でも今の俺は、その人が幸せに暮らしてるのを見届ける事が出来る。見守る事も出来る。壊れちゃった人間にとっては、かなり恵まれてる。だからさ、幸せになれよ」と声を掛け、静は「お前もな」と声を掛ける。
翌日、結婚式は無事に終わり、パーティーになると、白神が春太にシャンパングラスを渡してしまい、それを飲んだ春太は酔って演説を始めてしまうが、心と静には「おめでとうだぜ、この野郎!」などと叫びながら祝福し、「今ここにいる僕らはさ、みんなどっかイカレテる。訳の分からない奴らばかりなんだ。もちろん僕もそうさ。僕はね、そんな君たちが大好きなんだ!俺は、会社クビになって離婚して、その時終わったって思った。コイツ(心)が拾っちゃうんだよ。ここに来た時、人生もう終わってた。だから放っといてくれって思った。静かに誰とも関わらずに生きていこうって思ってた訳ですよ。でもさ、アンタたちは次から次へと俺を巻き込みやがって、全然一人にしてくれないんだもんな。ホント勘弁してくれって思った訳ですよ・・・でもホントは嬉しかった。そうやって悩んでるって事は生きてるって事だし、この先も生きていたいって事な訳で。だって何にも感じなくなっちゃったら、その時はホントに心が死んじゃっている訳で。だから、人生終ったと思ってた私の壊れた時計を動かしてくれたのは皆さんだったんです。私の折れた心を無理矢理動かしてくれて、ありがとうございます」と言って、泣きながら一人一人にお礼を言い、「おかげで生きてるって今思います」と言って号泣し、「一緒に生きていこうぜ!」と叫ぶ。
そして、みやこを壇上に呼び出して「この人が俺がこの世界で最も愛してる人です!葉山みやこ、チャンピオン!」と叫ぶと、みやこは春太にキスをして「分かったよ!」と言って笑い、春太は倒れ込みながら「生きてて良かった…」と話して眠ってしまう。
ある日、春太とみやこが拾い物を運んでいると、途中で壊れてしまうが、春太は「壊れたらまた直せばいいんです!」と言って・・・
というような内容でした。
春太は花嫁の父に!
昨日直友さんとメールのやりとりをしていた時に、直友さんが「春太は花嫁の父になるのでは?」と予想していたのですが、見事に当たっていて、観ながら「スゲー!」って言っていました
(心様のせいで、最近「すごい!」じゃなくて「スゲー!」と言ってしまいます・・・そろそろ直さないと)
最近CMで流れていた予告で、春太がモーニングを着ているのを観ていたのですが、父親(のような立ち位置)としてバージンロードを歩くという事だったのですね~。
白神先生が春太にシャンパンを渡した瞬間、思わず「ダメだよ!」って叫んでいました
でも、今回は「良い」悪酔いで
チラッチラッと「ブラック春太」が出ていましたが(笑)
春太は、以前に酔っ払った時は心の中にまだ悶々としたものがあったから毒を吐きまくっていたけど、
今回は心から「この仲間たちと一緒で良かった」、そして「生きてて良かった」と思えるようになっていたのでしょうね。
どん底の時は、それが底かどうかも分からなくて、辛すぎて、「人生終わった」と思う事もあるけど、底を抜け出せると、尚更当たり前の生活に幸せを感じられるのかもしれない・・・。
まぁ、時には仲間たちの事をまた「ウザイ」って思ってしまうのかもしれませんが
静は、
心様がいなくなったことによって、心様が自分にとって必要な存在だったことが分かり、
春太に対する過去の恨みつらみもすっかり消えて、春太の良い所も認めることが出来て、でも「春太とは別れた」とキッパリと区切りをつけることが出来て・・・
結婚式前夜の、庭での春太と静の落ち着いたやり取りを観ていたら、とてもジーンとしました。
過去に10数年も一緒に生活していたら、お互いの行動パターンや心情もかなり分かっているから、「男と女」というよりも「家族」のような境地になっていたのでしょうね。
で、久しぶりに再会して、お互いにやっぱり過去のパートナーの事が気になってしまうのだけど、その「気になる感情」を「恋」と勘違いしていたのかも?
でも、「恋」ではなく「家族に対しての思いやり」のようなものだという事が分かって・・・で、花嫁の父的な感じだったのでしょうかね?
過去に大きな過ちを犯して家族は壊れてバラバラになってしまったけど、こうして数年が経ってお互いの新しい恋を心から祝福できたという状況は、セリフにもあったけど確かに「かなり恵まれて」いますよね~。
「壊れたらまた直せばいいんです!」
これがこのドラマで一番言いたかった事なのかな!?
元々は心様がホームレスだった春太に言った言葉で、春太はなかなか理解できていなかったけど、どんどん壊れた人たちと関わっていくうちに、笑いながら自分も同じようにそう言えるようになって・・・
この「春太再生の始まり(心様に拾われた時)」と「ドラマの最後」の言葉が一致したのも、また良かったです!
心様は、ドラマのキーになるセリフをしっかり言っていたのですね!(お母様からもらった言葉だろうけど)
おバカさんと言ってしまって、本当にごめんなさい!
心様は、静とみやこに陰で「カッコいいけどズレてる」って言われていたけど、ズレているように見えてムードメーカーでもあって、神様のような包容力があって、良い事もたくさん言っていましたよね~♪
他の方々は、静を通じて
・富田涼(永瀬匡)は「残念なイケメン」(もちろん心様は残念ではない!)
・加代子は「ワガママおばさん」
・扶美は「副委員長」
・江里子は「モンチッチ」
などと言われていましたが
その後も最後に描かれていて、
・江里子は超特急の追っかけをし(気絶するテクまであるとは!)、
・加代子は白神先生と付き合い、
・扶美は涼と付き合うものの、
・涼が加代子との方が…と言ったら、白神先生は加代子を譲ろうとして!?
各キャラクターがとても立っていて、みなさん本当に楽しそうに生き生きと演じていらっしゃっていて、とても面白かったです!
ということで、各キャラクターは設定が実に練られていて、演じている俳優さんたちも本当に役を全うされていて、パーツパーツはとても素晴らしかったと思います!
ですが・・・
全体の「バランス」。話のバランスというか、強弱のバランスが悪かったなぁ・・・と私は特に終盤はそう思いながら観ていました
女性陣がみんな元気が良すぎたように感じ・・・
一人一人はとても生き生きとしていて観ていて楽しいのですが、それが次々と出てくると観ていて疲れてしまうようになり・・・
一般的なドラマだったら「みやこが元気な時は、静は抑え目に」「静が元気な時は、みやこが抑え目に」というストーリー展開&演出をすると思うのですが、両方が元気が良すぎる場面が多すぎたような
まぁ、現実世界だったらそんな都合よく行く訳ではないので、そういう点ではリアリティーがあったという事なのでしょうけど。
ワチャワチャした展開は、第6話の潮干狩りの回まではとても楽しく観ることができたのですが、
その次の第7話で、春太が心と静が仲直りしているのを見て号泣するシーンを観た時が、私の中でのMAXだったかもしれません・・・
第8話以降は、展開が見えてきたからか、視聴に疲れを感じるようになってしまいました
希子ちゃんも智子さんも、実に役柄を全うしていて、本当に素晴らしかったと思います!
あんなこんなの全力の演技を見せてもらって、本当に見応えがありました!!
でも、それを活かしたストーリー構成でなかったのが、本当に残念で残念で・・・。
もっともっと笑ったり泣いたりできるドラマに、このキャストの方々だったらなれたのではないかなぁ。
・・・と、終盤は愚痴が多くなって、本当に申し訳ありません
1話1話のパーツパーツは本当に面白いドラマだったと思います!
だから毎週感想を書き続けることが出来た訳で・・・
こんな締め方で申し訳ないですが、月末にもう少し考えを整理して「春ドラマ総括」の記事でもう少ししっかり書ければと思っています。
この記事については、これまでコメント欄やweb拍手等でたくさんの反応をいただき、本当にありがとうございました!!
____________
最後は、直人さんについてもう少し。
短パンの花婿姿の心様
いやぁ~お似合いで素敵でした
あまり短パンで結婚式を挙げる方はいないと思うのですが、心様らしいかも!?
帽子姿は一瞬でしたけど、そちらもメチャメチャカッコ良かったです!
潮干狩りの時とか、もっと心様の短パン姿を見せてほしかったな(笑)
花婿姿の時は、
静とキスをして満面の笑みを見せたり、酔っ払い春太を見て困った顔をしたり、春太の演説を聞いて涙ぐんだり・・・
心様の表情の豊かさを堪能しながら観ていました
(春太君に集中していなくてゴメンナサイ!)
下側からの寝顔は、とーーーーーっても美しかったです
寝顔に関しては、このドラマはとても素晴らしかった!(笑)
大あくびをする心様…マジあくびか!?と、多忙な直人さんのスケジュールを知っているファンとしては、少々そんな事が気になったり
それにしても、鍾乳洞のシーン、短っ!
なかなかお台場周辺では洞穴的な場所はなかったからでしょうけど・・・
お疲れ様でした
旅から戻ってきた心様、ちょっとだけ無精ひげがあったように見えたのですが、気のせいですかね!?
・・・と、ロンドン公演後の動く直人さんを、やっとじっくり堪能できて、大満足の昨晩でした!
ドラマの終盤は特に大変なスケジュールだったようですが、無事に終わって、本当にホッとしました。
本当に、本当に、お疲れ様でした!!
そして、たくさんの笑顔をありがとうございました!!
(時間がないので、新ドラマについては今日は書かずに終わります)
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
※公式HP(こちら)
大竹心(藤木直人)が失踪してしまい、鴨田静(山口智子)はウエディング関連本の関係者に断りの挨拶回りに出掛ける。
そんな気丈な様子の静を見て小島春太(阿部サダヲ)はかえって心配になり、静のために何とかしたいと奔走するが、そんな春太の姿を見ていた葉山みやこ(水原希子)は春太の事が気になって仕方がない。
糸山扶美(徳永えり)は、今一番可哀想な人物は静ではないかと思い、春太を通じて「相談に乗る準備はできていますので」と話すが、それを聞いた静は「そういう人か、私。関係各所謝って回っているんだけど、逆にみんなに励まされちゃって」と笑い飛ばす。
そんな中、心が笑顔で帰ってきたため、春太は静がどれだけ心配したかと激怒するが、静は「良かった!無事だったんだね!もう会えないかと思ってた…ホントごめんなさい!遅いかもしれないけど私、本当によく分かった、心の事すごく好きなんだって。会いたかった」と話す。
すると心は「遅くなったけど、これ。僕と結婚してください」と言って、指輪の石を自分で掘ってきた事を明かし、「結婚嫌になったら指輪贈らないでしょ。静が自分の夢叶えるのに必死に頑張ってるから、俺も静を見習って頑張ったんだよ。大切な人へのプレゼントは、頑張って手に入れたものの方がいいでしょ?」と言って、指輪を静に渡して、二人は抱き合う。
ウエディング関連本を断ったと聞いた心は「予定通り明日結婚しよ?で、結婚式もしようよ!二人とも一回そう決めたんだし。結婚記念日、もう指輪の裏に掘っちゃったし。ね、静、そうしない?」と話すと、静は一瞬考えてから「やるか!このタイミング逃したら、結婚できない気がしてきちゃった!」と言って、家具店「リオ ボニート」の店員と牧野江里子(山下リオ)を呼び出して、大急ぎで結婚式の準備を始める。
買い出しに出かけた庄司加代子(池津祥子)は、サボるために入った居酒屋で「白神メンタル相談所」所長・白神(山西惇)と鉢合わせし、元恋人だった二人はお互いに驚きながらも、よりを戻すことになる。
静と二人っきりになったみやこは、何故春太に惚れていたのかを尋ねると、静は「春太は頑張り屋さん。私と知り合った頃は全身で自分に気合入れてるって感じだった。でもね、根っこはちょっと怖がり。だからその分頑張るんだよね。そういう所素敵だなと思った。真剣に頑張ってる男っていいじゃない?で、仕事も頑張りすぎて、壊れちゃった。でもあれは春太だけのせいじゃないと思うよ。会社にも問題あったんじゃないかな?だけど何にも文句言わないで仕事してた。あの頃はさ、私もいっぱいいっぱいだったから何もしてあげられなかったな。春太の事、よろしくね!アイツさ、壊れちゃってから自分を罰しているというか、そういう所あるじゃない?だから解放してやって。ちょっと悔しいけどね。でも今はあなたといる方が楽しそうだしね」と話す。
別室では、春太と心が作業していて、心が「みやこちゃんと結婚しないの?」と尋ねると、春太が「好きですよ。みやこちゃんも私の事嫌いじゃないだろうなとは思います。でも、それは男としてではなくて同士みたいな?それに、こう思うんですよね。たとえ恋が成就したとしても、それは終わりの始まりだって」と話すため、心は「それは間違ってるよ。恋が成就したら、それは幸せな暮らしの始まりなんだよ」と声を掛ける。
その晩、春太は中々眠ることが出来ないため外に出ると、静も庭に出ていて、静が「ひょっとして花嫁の父みたいな気分?あなたから心の元へ嫁いでいく訳だから」と言って春太に嫁入りの挨拶をして笑うと、春太は「あー、俺たち別れたんだなって今思った」と話し、静も「私もそう思った、今」と話して、二人は笑う。
春太は「俺は幸せだな。俺は自分の妻を傷つけて、幸せにしてやれなかった。普通ならそれで終わりだよ。もう会う事はなくて、今どうしているかも知ることは出来ない。そうなると悪い事ばっかり想像しちゃうし。でも今の俺は、その人が幸せに暮らしてるのを見届ける事が出来る。見守る事も出来る。壊れちゃった人間にとっては、かなり恵まれてる。だからさ、幸せになれよ」と声を掛け、静は「お前もな」と声を掛ける。
翌日、結婚式は無事に終わり、パーティーになると、白神が春太にシャンパングラスを渡してしまい、それを飲んだ春太は酔って演説を始めてしまうが、心と静には「おめでとうだぜ、この野郎!」などと叫びながら祝福し、「今ここにいる僕らはさ、みんなどっかイカレテる。訳の分からない奴らばかりなんだ。もちろん僕もそうさ。僕はね、そんな君たちが大好きなんだ!俺は、会社クビになって離婚して、その時終わったって思った。コイツ(心)が拾っちゃうんだよ。ここに来た時、人生もう終わってた。だから放っといてくれって思った。静かに誰とも関わらずに生きていこうって思ってた訳ですよ。でもさ、アンタたちは次から次へと俺を巻き込みやがって、全然一人にしてくれないんだもんな。ホント勘弁してくれって思った訳ですよ・・・でもホントは嬉しかった。そうやって悩んでるって事は生きてるって事だし、この先も生きていたいって事な訳で。だって何にも感じなくなっちゃったら、その時はホントに心が死んじゃっている訳で。だから、人生終ったと思ってた私の壊れた時計を動かしてくれたのは皆さんだったんです。私の折れた心を無理矢理動かしてくれて、ありがとうございます」と言って、泣きながら一人一人にお礼を言い、「おかげで生きてるって今思います」と言って号泣し、「一緒に生きていこうぜ!」と叫ぶ。
そして、みやこを壇上に呼び出して「この人が俺がこの世界で最も愛してる人です!葉山みやこ、チャンピオン!」と叫ぶと、みやこは春太にキスをして「分かったよ!」と言って笑い、春太は倒れ込みながら「生きてて良かった…」と話して眠ってしまう。
ある日、春太とみやこが拾い物を運んでいると、途中で壊れてしまうが、春太は「壊れたらまた直せばいいんです!」と言って・・・
というような内容でした。
春太は花嫁の父に!
昨日直友さんとメールのやりとりをしていた時に、直友さんが「春太は花嫁の父になるのでは?」と予想していたのですが、見事に当たっていて、観ながら「スゲー!」って言っていました
(心様のせいで、最近「すごい!」じゃなくて「スゲー!」と言ってしまいます・・・そろそろ直さないと)
最近CMで流れていた予告で、春太がモーニングを着ているのを観ていたのですが、父親(のような立ち位置)としてバージンロードを歩くという事だったのですね~。
白神先生が春太にシャンパンを渡した瞬間、思わず「ダメだよ!」って叫んでいました
でも、今回は「良い」悪酔いで
チラッチラッと「ブラック春太」が出ていましたが(笑)
春太は、以前に酔っ払った時は心の中にまだ悶々としたものがあったから毒を吐きまくっていたけど、
今回は心から「この仲間たちと一緒で良かった」、そして「生きてて良かった」と思えるようになっていたのでしょうね。
どん底の時は、それが底かどうかも分からなくて、辛すぎて、「人生終わった」と思う事もあるけど、底を抜け出せると、尚更当たり前の生活に幸せを感じられるのかもしれない・・・。
まぁ、時には仲間たちの事をまた「ウザイ」って思ってしまうのかもしれませんが
静は、
心様がいなくなったことによって、心様が自分にとって必要な存在だったことが分かり、
春太に対する過去の恨みつらみもすっかり消えて、春太の良い所も認めることが出来て、でも「春太とは別れた」とキッパリと区切りをつけることが出来て・・・
結婚式前夜の、庭での春太と静の落ち着いたやり取りを観ていたら、とてもジーンとしました。
過去に10数年も一緒に生活していたら、お互いの行動パターンや心情もかなり分かっているから、「男と女」というよりも「家族」のような境地になっていたのでしょうね。
で、久しぶりに再会して、お互いにやっぱり過去のパートナーの事が気になってしまうのだけど、その「気になる感情」を「恋」と勘違いしていたのかも?
でも、「恋」ではなく「家族に対しての思いやり」のようなものだという事が分かって・・・で、花嫁の父的な感じだったのでしょうかね?
過去に大きな過ちを犯して家族は壊れてバラバラになってしまったけど、こうして数年が経ってお互いの新しい恋を心から祝福できたという状況は、セリフにもあったけど確かに「かなり恵まれて」いますよね~。
「壊れたらまた直せばいいんです!」
これがこのドラマで一番言いたかった事なのかな!?
元々は心様がホームレスだった春太に言った言葉で、春太はなかなか理解できていなかったけど、どんどん壊れた人たちと関わっていくうちに、笑いながら自分も同じようにそう言えるようになって・・・
この「春太再生の始まり(心様に拾われた時)」と「ドラマの最後」の言葉が一致したのも、また良かったです!
心様は、ドラマのキーになるセリフをしっかり言っていたのですね!(お母様からもらった言葉だろうけど)
おバカさんと言ってしまって、本当にごめんなさい!
心様は、静とみやこに陰で「カッコいいけどズレてる」って言われていたけど、ズレているように見えてムードメーカーでもあって、神様のような包容力があって、良い事もたくさん言っていましたよね~♪
他の方々は、静を通じて
・富田涼(永瀬匡)は「残念なイケメン」(もちろん心様は残念ではない!)
・加代子は「ワガママおばさん」
・扶美は「副委員長」
・江里子は「モンチッチ」
などと言われていましたが
その後も最後に描かれていて、
・江里子は超特急の追っかけをし(気絶するテクまであるとは!)、
・加代子は白神先生と付き合い、
・扶美は涼と付き合うものの、
・涼が加代子との方が…と言ったら、白神先生は加代子を譲ろうとして!?
各キャラクターがとても立っていて、みなさん本当に楽しそうに生き生きと演じていらっしゃっていて、とても面白かったです!
ということで、各キャラクターは設定が実に練られていて、演じている俳優さんたちも本当に役を全うされていて、パーツパーツはとても素晴らしかったと思います!
ですが・・・
全体の「バランス」。話のバランスというか、強弱のバランスが悪かったなぁ・・・と私は特に終盤はそう思いながら観ていました
女性陣がみんな元気が良すぎたように感じ・・・
一人一人はとても生き生きとしていて観ていて楽しいのですが、それが次々と出てくると観ていて疲れてしまうようになり・・・
一般的なドラマだったら「みやこが元気な時は、静は抑え目に」「静が元気な時は、みやこが抑え目に」というストーリー展開&演出をすると思うのですが、両方が元気が良すぎる場面が多すぎたような
まぁ、現実世界だったらそんな都合よく行く訳ではないので、そういう点ではリアリティーがあったという事なのでしょうけど。
ワチャワチャした展開は、第6話の潮干狩りの回まではとても楽しく観ることができたのですが、
その次の第7話で、春太が心と静が仲直りしているのを見て号泣するシーンを観た時が、私の中でのMAXだったかもしれません・・・
第8話以降は、展開が見えてきたからか、視聴に疲れを感じるようになってしまいました
希子ちゃんも智子さんも、実に役柄を全うしていて、本当に素晴らしかったと思います!
あんなこんなの全力の演技を見せてもらって、本当に見応えがありました!!
でも、それを活かしたストーリー構成でなかったのが、本当に残念で残念で・・・。
もっともっと笑ったり泣いたりできるドラマに、このキャストの方々だったらなれたのではないかなぁ。
・・・と、終盤は愚痴が多くなって、本当に申し訳ありません
1話1話のパーツパーツは本当に面白いドラマだったと思います!
だから毎週感想を書き続けることが出来た訳で・・・
こんな締め方で申し訳ないですが、月末にもう少し考えを整理して「春ドラマ総括」の記事でもう少ししっかり書ければと思っています。
この記事については、これまでコメント欄やweb拍手等でたくさんの反応をいただき、本当にありがとうございました!!
____________
最後は、直人さんについてもう少し。
短パンの花婿姿の心様
いやぁ~お似合いで素敵でした
あまり短パンで結婚式を挙げる方はいないと思うのですが、心様らしいかも!?
帽子姿は一瞬でしたけど、そちらもメチャメチャカッコ良かったです!
潮干狩りの時とか、もっと心様の短パン姿を見せてほしかったな(笑)
花婿姿の時は、
静とキスをして満面の笑みを見せたり、酔っ払い春太を見て困った顔をしたり、春太の演説を聞いて涙ぐんだり・・・
心様の表情の豊かさを堪能しながら観ていました
(春太君に集中していなくてゴメンナサイ!)
下側からの寝顔は、とーーーーーっても美しかったです
寝顔に関しては、このドラマはとても素晴らしかった!(笑)
大あくびをする心様…マジあくびか!?と、多忙な直人さんのスケジュールを知っているファンとしては、少々そんな事が気になったり
それにしても、鍾乳洞のシーン、短っ!
なかなかお台場周辺では洞穴的な場所はなかったからでしょうけど・・・
お疲れ様でした
旅から戻ってきた心様、ちょっとだけ無精ひげがあったように見えたのですが、気のせいですかね!?
・・・と、ロンドン公演後の動く直人さんを、やっとじっくり堪能できて、大満足の昨晩でした!
ドラマの終盤は特に大変なスケジュールだったようですが、無事に終わって、本当にホッとしました。
本当に、本当に、お疲れ様でした!!
そして、たくさんの笑顔をありがとうございました!!
(時間がないので、新ドラマについては今日は書かずに終わります)
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
※公式HP(こちら)
にこにこ笑顔の心様はとってもよかったです~!
久々に出番も多かったし。
短パン姿の新郎なんてびっくりでしかたが、心様らしい?
何度目の新郎役?もうさすがに新郎役はしなくなるのかなあなんてしみじみ思いながら見ていました。
鍾乳洞のシーン、せっかくボケボケで疲れているところ行ったのに!ですよね。
見ていてなかなか疲れるドラマでした。正直、、女性陣の場面は飛ばそうかな、、なんて思ってみていました。
面白いのですが、濃いんですよね。もっと薄味でよかったのかも。
壊れたはずの春太が一番まともだという(笑)ある意味そこが面白かったですけどね。
最終回のみんなの雰囲気は良かったですね!
上手くまとめた感じですね。加代子さんと白神先生はやっぱりという感じでした。
もう、とにかく心様がかわいくてかわいくて仕方ないドラマでした。
藤木直人だから出来る役だと言ってもらえて本当に良かったです。たしかにこの役をこんなに自然にいきいきと演じられるのは藤木さんだけかも。
私の知る限りでは今までにない役でしたね。
そんな藤木さんを堪能できてよかったです!
終わってしまいましたね・・・
まさか新郎姿を、しかも短パン姿を見ることが出来るとは思っていませんでした(笑)
山口さんとの新郎新婦姿、とても美しかったですね!
鍾乳洞、メチャメチャ短くてびっくりでしたよね(^_^;)
>正直、、女性陣の場面は飛ばそうかな、、なんて思ってみていました。
>面白いのですが、濃いんですよね。
私も、特に終盤はそう思いながら観ていました。
最初は濃いのもまだ大丈夫だったのですが(だんだん薄くなるのかな?と勝手に思っていたので)、全然薄くならなかったので、だんだん疲れてしまって・・・。
リピする時は、心様以外のシーンは飛ばしてしまうかもしれませんm(__)m
最終回は、みんな上手くまとまっていましたね!
あんなにもカップルが出来るとは思ってなかったのですが(笑)
>藤木直人だから出来る役だと言ってもらえて本当に良かったです。
最近そう監督やPさんに言っていただける事、多いですよね。
どのドラマも役柄が全く違うのに、それを自然に演じてしまう藤木さん、本当に素晴らしいです!
竹中半兵衛のように知的な武将をしたり、2人の女性を両方愛してしまう役をしたり、性別は女性だけど男性という役をしたりと、この1年だけでも全然違う役をしているのに、こうしてどれもこれも「本当にこんな人いるかも」と思わせて・・・
今回の心様、「ギャルサー」の進之助に、ちょっとタイプが似ているかな?と思って、進之助も私は好きなキャラクターだったので、とても嬉しかったです。
でも、進之助と違って、今回は神様で、みんなにモテモテで(*^_^*)
新たな藤木さんを見ることが出来て、本当に良かったですね♪