ＣＲＩＳＩＳ 公安機動捜査隊特捜班 第２話

第２話　「暗殺の真相を暴け」

今回は「平成維新軍」についてではなく、大きな権力＝政治家による事件の捜査。
「国家の危機」を守るために動いたものの、裏の世界の物悲しさが描かれていたというか・・・
普通の刑事ドラマだと、いくら有力政治家が絡んでいようとも「社会正義」のために捕まえるといったストーリーになるのだろうけど、本ドラマでは「意識不明の女の子の治療費を一生払い続ける代わりに不問にする」という何ともモヤッとする結末が、このスタッフチームらしいというか。
そして女の子たちは、売春をさせられている今よりも、本当の家に戻ることの方が怖いなんて・・・

稲見朗（小栗旬）と田丸三郎（西島秀俊）も、やり切れない顔をしていましたね。
田丸なんて、人妻の林千種（石田ゆり子）に「もう少し傍にいてください」だなんて
千種は、２年前から教団に派遣されているダンナさん・林智史（眞島秀和）に思いを馳せているように見せているけど、田丸にも少し心が動いているとか！？
前回の、千種が家のカーテンから外を見たシーンは、少し意味深というか色っぽかったですよね

目の前で人が倒れたのを見て、すぐに死因が分かる　→　さすが西島さん！犯因症を見抜けますからね～（それは別のドラマ「無痛」）

今のところ田丸が主人公にも見えるのですが・・・
主役は２人だったかな？


稲見は、「人に言えない仕事をしてきた」「こっち側に居たいんだ。頼むから、俺をそっち側に引き戻すような真似は止めてくれ」と言っていたけど、
前回の２年前の回想シーンにあったのは、特命を受けて殺人をしていたということなのかな？

現在のボスである警備局長・鍛冶大輝（長塚京三）は、今回は公安機動捜査隊特捜班が真相を突き止めていくのを途中まで放置し、最後に玉虫色の決着を田丸に飲ませていたけど、
どこまでも味方で居続けるという感じではないような・・・
「正義感にかられると、自分が無敵に思えてしまうんだ」と公安総務課長・青沼祐光（飯田基祐）に話していたけど、そんな正義感にかられた特捜班が暴走した時に止めるストッパー的なものだといいのですけどね。。。


石黒賢さん、あれだけの登場のためにってことはないだろうから、今後また暗躍するのかな！？
官房長官に就任したものの、児童買春をしていたという、とんだ野郎ですが


デジタル写真に付いている位置情報を調べるのって、結構真っ先に行う事のような気がするのだけど・・・？？
そこだけ少し気になりましたが、亡くなったフリージャーナリストが残した手掛かりを基にメモリーカードを見つける所や、
病院の事務員に「たまたまあなたの手がモニターに引っかかって、少しの間だけこちらを向いてしまう。私はそれをたまたま見てしまう」と言って、患者の名前と場所を知るくだりなどは、
「おぉ！」と思いながら観ていました。


暗いテイストのドラマですが、先が気になります。
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