第8話 「誰のための命」
早川薫(姿は友美/永作博美)は星野友美(姿は薫/石田ゆり子)に、がんの転移が見つかってステージ4である事を話すと、友美(姿は薫)は激しく動揺し、薫(姿は友美)は「ゴメンね、あなたの体、守れなかった。平気なわけないでしょ。誰かのためになんて死にたくないよ。ありえないよ、そんなの!でも、あなただけは別なの。あの時あなたと友達になって、本当に助けられたのは私なんだと思う。あなたがいたから生きてこれた。あなたと出会って、また新しい人生が始まった。だから、あなたのためなら死ねる」と話すが、友美(姿は薫)は「全然分からない!」と号泣する。
薫(姿は友美)は星野洋介(藤木直人)を家に呼び、病気の事を告げて「洋介じゃないけど、ジタバタしたくないしね。ごめんね、色々大変だろうなと思って」と話し、洋介が「僕にできることはないかな?どうしてほしい?」と尋ねていると、そこに親友・三上春子(佐藤仁美)とその息子・翔太(今井稜久)と大樹(山崎智史)、そして友美(姿は薫)がやってくる。
薫(姿は友美)は「春子、引っ越すんだよね、今の家から。ここに来てほしいの。ここで一緒に暮らそう、みんなで。薫も洋介も一緒に。ここにいる間にゆっくり新しい家を探せばいい。皆と暮らしたいの。薫とも春子とも一緒にいたいの。洋介とも健人とも。みんなで一緒にいたいんだ、私。そんなに長い間の事じゃないから。楽しくやろう!ね!」と話し、大人4人と子供3人の共同生活が始まる。
春子は洋介の運転で家まで荷物を取りに行き、洋介が「あの…軽蔑したりしてますよね、僕のこと。嫌いですよね?…それは分かるんですけど、休戦しませんか?一緒に暮らす訳ですし、その方が友美のためにも」と話すと、春子は同意して「でも、前だったら不倫とかしている人、大嫌いだったし、そういう話も嫌いだし、許せないというか悪い人、間違っている人って思ってましたけど、今はちょっと…だって、うちの元ダンナさん、悪い人じゃないのは分かってるんで。そういう事だけじゃない何かがあるんだなって。どうにもならない何かが…。だからあまり悪く思えないです、洋介さんの事も。だからと言って、別に正しいとは思ってませんけどね」と話す。
しかし洋介が「難しいですよね。僕は本気で二人とも幸せにしたいって思ったし、出来るんじゃないかって思ってたんですけど。そういう男と女の関係があってもいいと思うんですけどね」と話すと、春子は「はっ!?何ですか、それ?洋介さんみたいな頭の良い人って、実はバカですよね。なんかガッカリ。あなたに比べたら、うちのバカ亭主だった男の方が、よっぽど純粋。褒めたい訳じゃないけど、気持ちがまだ理解できる。洋介さんみたいな人が一番たち悪い。最低!何が二人とも幸せにですか。そんな都合のいい話はありません。バカバカしい!」と怒る。
二人は再び休戦し、春子は「何で友美?友美に不幸は似合わない…。それに何だか薫が心配で、何か怖い。双子みたいなもんだから、あの二人。最近ちょっと変だし。(洋介のせいとは)違います。男の事なんかじゃない。私には分かるんです。だって親友だから」と言って泣き出す。
その頃、星野家では、友美(姿は薫)が薫(姿は友美)に「おかしいよ。絶対間違ってる!私の体がダメになって、あなたが死ぬなんて絶対おかしい!だって、そうでしょ?ごめん、私もう何が何だか…」と言って泣き出し、情緒が不安定になる。
自宅マンションに戻った春子は荷物をカバンに詰め始めるが、しばらく生理が来ていないことに気づいて動揺し、洋介にドラッグストアに寄るように頼むが、そんな二人の後姿を様子を見に来た春子の夫・光雄(尾美としのり)が目撃し、何が起こったかが分からずパニックになる。
光雄は遠山冬子(谷村美月)のいるアパートに戻るが、冬子に自分も捨てるんだと言われた光雄は「平気な訳ないじゃない、子供だっているし。それでも冬ちゃん選んだんだから。それを平気で捨てる人だみたいな言い方はおかしいよ。平気じゃないよ。離婚したって、女としてじゃなくても人として心配くらいするよ、やっぱり。それが悪い?さっきだって…」と反論すると、春子達の様子に見に行ったことがバレてしまい、冬子は「そうやって嘘つくんだ、私に。最低!私に嘘つかんで!」と怒られ、お土産に買っていったシュークリームを投げつけられる。
星野家に戻った春子が、友美と薫と洋介に妊娠していることを告げると、薫(姿は友美)は「私は嬉しいけどな。生まれてくる命があることは、私は嬉しい。亡くなる命もあるけれど、生まれてくる命もある訳で。しかも春子にさ。やっぱり嬉しい、おめでとう!」と喜ぶが、友美(姿は薫)は「やめて…そんな風に死ぬのが当たり前みたいに、決まってる事みたいに受け入れるの止めて」とうつむき、「私は薫なんかじゃない!」と怒鳴りだしたため、薫(姿は友美)は慌てて友美(姿は薫)を別室に連れて行く。
友美(姿は薫)は「自分に戻りたい!嫌なの、心の中でどこかで安心している自分が嫌なんだよ。この世界から消えるのは私じゃない。ずっと健人にだって洋介にだって…そう思っている自分が嫌なの!許せないの!吐きそうなくらい嫌だ!だって私の人生でしょ?短いのかもしれないし、悲しいし辛いけど、酷いと思うけど、でもそれは私に与えられた運命でしょ?どんな人生でもちゃんと自分で引き受けたいよ。そうしないと私、生きてることにならないんだよ!」と怒鳴ると、薫(姿は友美)は「分かるけど、気持ちは…でもさ、どうしようもないじゃん、こうなっちゃったんだから。きっと何かの意味があるんだよ。だったら私、ちゃんと覚悟して、残りの時間を笑って過ごしたいよ。ね、友美?お願い…」と語りかけ、友美(姿は薫)は泣きながら頷いて「ゴメンね、一番辛いの薫なのにね」と話す。
その夜、薫(姿は友美)と友美(姿は薫)と春子が川の字になってベットで寝るが、友美(姿は薫)はなかなか眠れず、目の前の自分の顔・薫(姿は友美)の顔を触ろうとする。
薫(姿は友美)も起きていて「いいよ、あなたの顔なんだから」と言って顔を触らせ、「可愛い顔でしょ?私、大好き。男とか女とかどうでも良くて、世界で一番友美が好き」と話すと、友美(姿は薫)も「私も世界で一番薫が好きだよ」と話し、二人はキスをして眠りにつく。
翌朝、薫が目を覚ますと、自分の体が元に戻っていることに気づいて驚く。
そして友美も目覚め、お互いが元に戻っていることに気づき、友美は涙を流しながら喜び「健人…」とつぶやくが、薫は涙を流しながらうつむいて・・・
というような内容でした。
リアルタイムで観た時には、どう感想を書いていいか思い浮かばず・・・
今日もう一度観て、友美と薫の両方の表情を観て、ようやくジーンときたところです。
特に最後、元に戻った友美が喜びの表情を浮かべているのに対し、薫は悲しげな表情を浮かべている所が・・・。
友美は、愛する薫が自分のために亡くなるのは許せない中でそれを阻止することができたのと、「薫」としてでなく「友美本人」として健人と洋介と過ごすことができるのだということについて、死よりもこの2点の方が勝っているのでしょうね。
一方の薫は、愛する友美のために自らが犠牲となって友美にこれからも(「薫」としてだけど)幸せな人生を歩んでもらいたいと願っていたのに、それが叶わないという悔しさが勝って、元に戻れたことを喜ぶことができないのではないか、と。
セリフがほとんどない中で、表情だけで魅せてくれる永作さんと石田さん、本当に素晴らしかったです!!
いわゆる「百合」展開には、私は観ていても何とも思わず・・・
女子高に行っていたことはあるけど、私にはこういう感情は持っていないということなのでしょうね(BLにもほぼ興味がない私)
でも、女同士の友情というのはとてもよく分かるので、「男とか女とかどうでも良くて」という感情までは分かるというか・・・。
女として男性(洋介)を好きになるという感情は持っているけど、それとは別に、それ(洋介への感情)と比べることのできない感情として、一番自分に合っている相手は「友美=薫」ってことなのかな?と思いながら観ていました。
人によって見方は変わると思いますが・・・
で、二人が入れ替わった意味ですが・・・
うーーーん、私にはまだ分からないので、来週の最終回を待ちたいと思います(←逃げた)
二人は、入れ替わるまでは洋介を巡ってギスギスしていて、お互いの悪い所を言い合っていて、険悪でしたよね~。
でも、入れ替わって、お互いがお互いを思い合っている気持ちを知って、お互いの大切なものは何なのかを知って、深く理解し合うことができた。
そして、自分を犠牲にしてでも相手を助けたいと思った・・・
そこから最終回に何が提示されるのか・・・私に理解できるといいのですが
洋介は、未だに「僕は本気で二人とも幸せにしたい」「そういう男と女の関係があってもいい」と思っているのですね
春子が言った言葉「洋介さんみたいな人が一番たち悪い。最低!何が二人とも幸せにですか。そんな都合のいい話はありません」が、まさに私が思っていた通りの言葉で、スカッとしました!
(脚本家の岡田さんは、このセリフをOA前には書いていたのですよね・・・まさに岡田さんの思うツボになっている私?)
まさに「たちが悪い」と思っていたので・・・
一般的には「二人を愛する」という考えは受け入れられないということをずっと気づかないのかな?(最終回までずっとってことないよね!?)
友美に戻った友美が、そして、薫に戻った薫が、洋介との関係をどうするのか・・・
健人の事を中心に次回は考えていくのでしょうけど、単に洋介=健人=薫が一緒に住むというだけではなくどう結論付けていくのか、キチンと描かれてほしいなぁ~と願っています。
もちろん、友美には生き続けていてほしい!、大門未知子(笑)のようなスーパー外科医が完全に病理を切除して回復してほしい!!というのは引き続き思っているのですが・・・
悲しい結末にはならないと思うのだけど、これがどう明るい展開になるのか・・・
全く想像がつかず、頭がおかしくなりそうです(←ハマりすぎ? 笑)
光雄の方は・・・
冬ちゃんはDV化しつつあるのかしら??
不倫をする男は繰り返すというのは時々聞きますが、それが分かっているなら早く別れようよ・・・
シュークリームを投げつけるシーンは、演出家的には笑いも取れればと思ったのかもしれないけど、私には嫌悪感しかなかったです
(そして、演じている谷村さんに対しては「こんな役どころになって可哀想に」と思ったし、演じている尾美さんに対しても「何でそこまでされちゃうのでしょうね~」と同情の方が先立ってしまったというか)
・・・ちょっと話がずれてしまいましたが、相手の事を信じられなくなったら長くは続かないと思うので、早く冬子自身が、もしくは光雄がしっかり冬子を諭して、二人が別れる展開に上手くなっていけばいいのにな~と願っています。
いきなりのDV化にはビックリしちゃいました
光雄が春子の様子を見に行ったシーンは面白かったですけどね
光雄は、春子が荷物を持って洋介に車に乗せられているのを見て、「洋介、女3人目?しかも俺の嫁!?」と思ったのかな!?
春子はやっぱり妊娠をしていたようですが・・・
この夫婦に関しては、私はヨリが戻ると勝手に信じているのですが(笑)、どちらがどう歩み寄っていくのかな。
あと1話でどこまで描かれるのかは分からないのですが、最後まで観ていて良かった!と思える展開になっていることを切に願っています
________________
最後に、直人さんについて少しだけ。
奇妙な3家族同居生活・・・
同年代の綺麗どころの女性3人と一緒に過ごすと言っても、ハーレムじゃなくて修羅場ですよね
友美の事を心配して目をウルウルさせる一方で、薫が調子が悪そうなのを察知して声を掛けたいけど声を掛けられずにいたり、春子には「最低!」とバッサリ切られて嫌われているけど怒ることもできないでいたり・・・
休まる場所がなくなっちゃいましたよね
でも、愛する友美と健人+薫と一緒にいることができるということで、それに勝るものはない・・・のか??
この同居生活については私はなかなか理解できないけど、直人さんの数々の表情には堪能しました
まくら投げも楽しそうでしたね!
子供たちは全力で、直人さんも手加減はしているだろうけど結構子供相手にしては強く投げていたような
もっと観たかったです!
今週土曜日は岡田さんのラジオで何を語ってくれるのかが楽しみですし、
来週の最終回の洋介・・・納得のできるような男で終わってほしいな~と願っています!
_______
今日は日中、知人と会っていて、更新が遅れました
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら)
早川薫(姿は友美/永作博美)は星野友美(姿は薫/石田ゆり子)に、がんの転移が見つかってステージ4である事を話すと、友美(姿は薫)は激しく動揺し、薫(姿は友美)は「ゴメンね、あなたの体、守れなかった。平気なわけないでしょ。誰かのためになんて死にたくないよ。ありえないよ、そんなの!でも、あなただけは別なの。あの時あなたと友達になって、本当に助けられたのは私なんだと思う。あなたがいたから生きてこれた。あなたと出会って、また新しい人生が始まった。だから、あなたのためなら死ねる」と話すが、友美(姿は薫)は「全然分からない!」と号泣する。
薫(姿は友美)は星野洋介(藤木直人)を家に呼び、病気の事を告げて「洋介じゃないけど、ジタバタしたくないしね。ごめんね、色々大変だろうなと思って」と話し、洋介が「僕にできることはないかな?どうしてほしい?」と尋ねていると、そこに親友・三上春子(佐藤仁美)とその息子・翔太(今井稜久)と大樹(山崎智史)、そして友美(姿は薫)がやってくる。
薫(姿は友美)は「春子、引っ越すんだよね、今の家から。ここに来てほしいの。ここで一緒に暮らそう、みんなで。薫も洋介も一緒に。ここにいる間にゆっくり新しい家を探せばいい。皆と暮らしたいの。薫とも春子とも一緒にいたいの。洋介とも健人とも。みんなで一緒にいたいんだ、私。そんなに長い間の事じゃないから。楽しくやろう!ね!」と話し、大人4人と子供3人の共同生活が始まる。
春子は洋介の運転で家まで荷物を取りに行き、洋介が「あの…軽蔑したりしてますよね、僕のこと。嫌いですよね?…それは分かるんですけど、休戦しませんか?一緒に暮らす訳ですし、その方が友美のためにも」と話すと、春子は同意して「でも、前だったら不倫とかしている人、大嫌いだったし、そういう話も嫌いだし、許せないというか悪い人、間違っている人って思ってましたけど、今はちょっと…だって、うちの元ダンナさん、悪い人じゃないのは分かってるんで。そういう事だけじゃない何かがあるんだなって。どうにもならない何かが…。だからあまり悪く思えないです、洋介さんの事も。だからと言って、別に正しいとは思ってませんけどね」と話す。
しかし洋介が「難しいですよね。僕は本気で二人とも幸せにしたいって思ったし、出来るんじゃないかって思ってたんですけど。そういう男と女の関係があってもいいと思うんですけどね」と話すと、春子は「はっ!?何ですか、それ?洋介さんみたいな頭の良い人って、実はバカですよね。なんかガッカリ。あなたに比べたら、うちのバカ亭主だった男の方が、よっぽど純粋。褒めたい訳じゃないけど、気持ちがまだ理解できる。洋介さんみたいな人が一番たち悪い。最低!何が二人とも幸せにですか。そんな都合のいい話はありません。バカバカしい!」と怒る。
二人は再び休戦し、春子は「何で友美?友美に不幸は似合わない…。それに何だか薫が心配で、何か怖い。双子みたいなもんだから、あの二人。最近ちょっと変だし。(洋介のせいとは)違います。男の事なんかじゃない。私には分かるんです。だって親友だから」と言って泣き出す。
その頃、星野家では、友美(姿は薫)が薫(姿は友美)に「おかしいよ。絶対間違ってる!私の体がダメになって、あなたが死ぬなんて絶対おかしい!だって、そうでしょ?ごめん、私もう何が何だか…」と言って泣き出し、情緒が不安定になる。
自宅マンションに戻った春子は荷物をカバンに詰め始めるが、しばらく生理が来ていないことに気づいて動揺し、洋介にドラッグストアに寄るように頼むが、そんな二人の後姿を様子を見に来た春子の夫・光雄(尾美としのり)が目撃し、何が起こったかが分からずパニックになる。
光雄は遠山冬子(谷村美月)のいるアパートに戻るが、冬子に自分も捨てるんだと言われた光雄は「平気な訳ないじゃない、子供だっているし。それでも冬ちゃん選んだんだから。それを平気で捨てる人だみたいな言い方はおかしいよ。平気じゃないよ。離婚したって、女としてじゃなくても人として心配くらいするよ、やっぱり。それが悪い?さっきだって…」と反論すると、春子達の様子に見に行ったことがバレてしまい、冬子は「そうやって嘘つくんだ、私に。最低!私に嘘つかんで!」と怒られ、お土産に買っていったシュークリームを投げつけられる。
星野家に戻った春子が、友美と薫と洋介に妊娠していることを告げると、薫(姿は友美)は「私は嬉しいけどな。生まれてくる命があることは、私は嬉しい。亡くなる命もあるけれど、生まれてくる命もある訳で。しかも春子にさ。やっぱり嬉しい、おめでとう!」と喜ぶが、友美(姿は薫)は「やめて…そんな風に死ぬのが当たり前みたいに、決まってる事みたいに受け入れるの止めて」とうつむき、「私は薫なんかじゃない!」と怒鳴りだしたため、薫(姿は友美)は慌てて友美(姿は薫)を別室に連れて行く。
友美(姿は薫)は「自分に戻りたい!嫌なの、心の中でどこかで安心している自分が嫌なんだよ。この世界から消えるのは私じゃない。ずっと健人にだって洋介にだって…そう思っている自分が嫌なの!許せないの!吐きそうなくらい嫌だ!だって私の人生でしょ?短いのかもしれないし、悲しいし辛いけど、酷いと思うけど、でもそれは私に与えられた運命でしょ?どんな人生でもちゃんと自分で引き受けたいよ。そうしないと私、生きてることにならないんだよ!」と怒鳴ると、薫(姿は友美)は「分かるけど、気持ちは…でもさ、どうしようもないじゃん、こうなっちゃったんだから。きっと何かの意味があるんだよ。だったら私、ちゃんと覚悟して、残りの時間を笑って過ごしたいよ。ね、友美?お願い…」と語りかけ、友美(姿は薫)は泣きながら頷いて「ゴメンね、一番辛いの薫なのにね」と話す。
その夜、薫(姿は友美)と友美(姿は薫)と春子が川の字になってベットで寝るが、友美(姿は薫)はなかなか眠れず、目の前の自分の顔・薫(姿は友美)の顔を触ろうとする。
薫(姿は友美)も起きていて「いいよ、あなたの顔なんだから」と言って顔を触らせ、「可愛い顔でしょ?私、大好き。男とか女とかどうでも良くて、世界で一番友美が好き」と話すと、友美(姿は薫)も「私も世界で一番薫が好きだよ」と話し、二人はキスをして眠りにつく。
翌朝、薫が目を覚ますと、自分の体が元に戻っていることに気づいて驚く。
そして友美も目覚め、お互いが元に戻っていることに気づき、友美は涙を流しながら喜び「健人…」とつぶやくが、薫は涙を流しながらうつむいて・・・
というような内容でした。
リアルタイムで観た時には、どう感想を書いていいか思い浮かばず・・・
今日もう一度観て、友美と薫の両方の表情を観て、ようやくジーンときたところです。
特に最後、元に戻った友美が喜びの表情を浮かべているのに対し、薫は悲しげな表情を浮かべている所が・・・。
友美は、愛する薫が自分のために亡くなるのは許せない中でそれを阻止することができたのと、「薫」としてでなく「友美本人」として健人と洋介と過ごすことができるのだということについて、死よりもこの2点の方が勝っているのでしょうね。
一方の薫は、愛する友美のために自らが犠牲となって友美にこれからも(「薫」としてだけど)幸せな人生を歩んでもらいたいと願っていたのに、それが叶わないという悔しさが勝って、元に戻れたことを喜ぶことができないのではないか、と。
セリフがほとんどない中で、表情だけで魅せてくれる永作さんと石田さん、本当に素晴らしかったです!!
いわゆる「百合」展開には、私は観ていても何とも思わず・・・
女子高に行っていたことはあるけど、私にはこういう感情は持っていないということなのでしょうね(BLにもほぼ興味がない私)
でも、女同士の友情というのはとてもよく分かるので、「男とか女とかどうでも良くて」という感情までは分かるというか・・・。
女として男性(洋介)を好きになるという感情は持っているけど、それとは別に、それ(洋介への感情)と比べることのできない感情として、一番自分に合っている相手は「友美=薫」ってことなのかな?と思いながら観ていました。
人によって見方は変わると思いますが・・・
で、二人が入れ替わった意味ですが・・・
うーーーん、私にはまだ分からないので、来週の最終回を待ちたいと思います(←逃げた)
二人は、入れ替わるまでは洋介を巡ってギスギスしていて、お互いの悪い所を言い合っていて、険悪でしたよね~。
でも、入れ替わって、お互いがお互いを思い合っている気持ちを知って、お互いの大切なものは何なのかを知って、深く理解し合うことができた。
そして、自分を犠牲にしてでも相手を助けたいと思った・・・
そこから最終回に何が提示されるのか・・・私に理解できるといいのですが
洋介は、未だに「僕は本気で二人とも幸せにしたい」「そういう男と女の関係があってもいい」と思っているのですね
春子が言った言葉「洋介さんみたいな人が一番たち悪い。最低!何が二人とも幸せにですか。そんな都合のいい話はありません」が、まさに私が思っていた通りの言葉で、スカッとしました!
(脚本家の岡田さんは、このセリフをOA前には書いていたのですよね・・・まさに岡田さんの思うツボになっている私?)
まさに「たちが悪い」と思っていたので・・・
一般的には「二人を愛する」という考えは受け入れられないということをずっと気づかないのかな?(最終回までずっとってことないよね!?)
友美に戻った友美が、そして、薫に戻った薫が、洋介との関係をどうするのか・・・
健人の事を中心に次回は考えていくのでしょうけど、単に洋介=健人=薫が一緒に住むというだけではなくどう結論付けていくのか、キチンと描かれてほしいなぁ~と願っています。
もちろん、友美には生き続けていてほしい!、大門未知子(笑)のようなスーパー外科医が完全に病理を切除して回復してほしい!!というのは引き続き思っているのですが・・・
悲しい結末にはならないと思うのだけど、これがどう明るい展開になるのか・・・
全く想像がつかず、頭がおかしくなりそうです(←ハマりすぎ? 笑)
光雄の方は・・・
冬ちゃんはDV化しつつあるのかしら??
不倫をする男は繰り返すというのは時々聞きますが、それが分かっているなら早く別れようよ・・・
シュークリームを投げつけるシーンは、演出家的には笑いも取れればと思ったのかもしれないけど、私には嫌悪感しかなかったです
(そして、演じている谷村さんに対しては「こんな役どころになって可哀想に」と思ったし、演じている尾美さんに対しても「何でそこまでされちゃうのでしょうね~」と同情の方が先立ってしまったというか)
・・・ちょっと話がずれてしまいましたが、相手の事を信じられなくなったら長くは続かないと思うので、早く冬子自身が、もしくは光雄がしっかり冬子を諭して、二人が別れる展開に上手くなっていけばいいのにな~と願っています。
いきなりのDV化にはビックリしちゃいました
光雄が春子の様子を見に行ったシーンは面白かったですけどね
光雄は、春子が荷物を持って洋介に車に乗せられているのを見て、「洋介、女3人目?しかも俺の嫁!?」と思ったのかな!?
春子はやっぱり妊娠をしていたようですが・・・
この夫婦に関しては、私はヨリが戻ると勝手に信じているのですが(笑)、どちらがどう歩み寄っていくのかな。
あと1話でどこまで描かれるのかは分からないのですが、最後まで観ていて良かった!と思える展開になっていることを切に願っています
________________
最後に、直人さんについて少しだけ。
奇妙な3家族同居生活・・・
同年代の綺麗どころの女性3人と一緒に過ごすと言っても、ハーレムじゃなくて修羅場ですよね
友美の事を心配して目をウルウルさせる一方で、薫が調子が悪そうなのを察知して声を掛けたいけど声を掛けられずにいたり、春子には「最低!」とバッサリ切られて嫌われているけど怒ることもできないでいたり・・・
休まる場所がなくなっちゃいましたよね
でも、愛する友美と健人+薫と一緒にいることができるということで、それに勝るものはない・・・のか??
この同居生活については私はなかなか理解できないけど、直人さんの数々の表情には堪能しました
まくら投げも楽しそうでしたね!
子供たちは全力で、直人さんも手加減はしているだろうけど結構子供相手にしては強く投げていたような
もっと観たかったです!
今週土曜日は岡田さんのラジオで何を語ってくれるのかが楽しみですし、
来週の最終回の洋介・・・納得のできるような男で終わってほしいな~と願っています!
_______
今日は日中、知人と会っていて、更新が遅れました
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら)
友美と薫の複雑な思いと喜びが表情だけでじわ~っと伝わってくる。お二人ともすばらしいな~と再確認しました。
>いわゆる「百合」展開には、私は観ていても何とも思わず
ネット上では賑わっていたのでしょうか?(笑
私はあの時点での友美としての自然なキスだったとおもいます。死を身近に感じ、本当に愛する人たちとだけ一緒にいたいという思いが叶って、思わず口にでた「世界で一番好き」だったのかな・・と。
それと遺言じゃないけど、あえて大好きと言ってキスしたのかな・・とも。
>冬ちゃんはDV化しつつあるのかしら??
先週あんなにはっきり「大丈夫です」って言ってたのに~
不安感が嵩じて感情に溺れちゃってますよね。
やっぱりまだお若いのかしら~ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ
春子から奪ったんだからもっと光雄を大切にしてあげればいいのに。
私も光雄と春子はヨリが戻ると思っています。
春子の大らかさと優しさに改めて気づいたと思うけど。
戻ってくるのってきっかけがね~(笑
冬子が追い出してくれたら、帰りやすいかも・・・( ̄▽ ̄;)
友美と薫のキスシーン、そして元に戻ったシーン、どちらもとても自然で美しかったですよね!
ちょっとキスシーンは衝撃的でしたが、嫌悪感とかそういう方向ではなく、ビックリしたけど美しかったな~と思いました。
二人の意見が一致して、その喜びがああいう行為になったのだな~と思い、違和感とかはなかったです。
ネットでは「NHKで百合展開!」とか、そんなツイがシーン後には多く流れていましたけど(^_^;)
>それと遺言じゃないけど、あえて大好きと言ってキスしたのかな・・とも
そうかもしれませんね。
いつまでも心に残りますよね・・・死んでほしくないけど(涙)。
>やっぱりまだお若いのかしら~ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ
冬ちゃんは、やっぱりまだまだ若いですね(あはは)
不安な気持ちはあっても、ああして自分を見失ってはいけないですよね。
自分にはまだまだ自信がないという事なのだろうけど、もう一度ゆっくり考えて、自分に自信を持って、そして光雄を送り出してほしいです。
光雄も、責任を持って冬ちゃんの今後の事を考えて、これからの道筋をつけてあげてほしいなぁ・・・
と、光雄が春子の元へ帰る前提で勝手に願っています(笑)
最終回、濃厚なものになりそうですね!