emitanの心にうつりゆくもの

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PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~ 第4話

2012-11-12 23:01:54 | 2012秋ドラマ
第4話 「最後の一人も堕ちてきた」

金田一二三男(木村拓哉)は、訪ねてきた会社員時代の後輩・榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)にご飯をごちそうすると言って公園の炊き出しに行く。
すると、二三男が野宿した時に段ボールを貸してくれたゲンさん(五頭岳夫)がいないため、ゲンさんのテントを覗くと、風邪をこじらして寝込んでいた。
二三男は榎本からお金を借りて、薬と食料を差し入れる。
「ミラクル魔法瓶」社では、社長・大屋敷統一郎(藤木直人)が統括本部長・模合謙吾(中井貴一)を呼び、「『経営が苦しい時こそ製品開発に力を入れる』それが先代の口癖でした。しかし、今は時代が違います。確実に利益を与える物だけを残し、無駄な物は徹底的に排除する。それが、私の目指す新しいミラクル魔法瓶の方針です」と言って、新製品開発を全て白紙に戻すよう指示する。
榎本は、自分が相模川製作所と共に進めていた新製品・携帯炊飯器の契約が決まり、二三男に相模川製作所でのアルバイトをしないかと話を持ってくる。
しかし翌日、二三男がアルバイトの面接に行くと、榎本が社長・相模川(石井正則)に契約が白紙になったと謝罪しているところに居合わせる。
二三男と榎本が模合の元を訪ねると、模合は「このミラクル魔法瓶を生かすためだ」とだけ言って去ってしまう。
模合は統一郎に相模川製作所の事を話すと、統一郎は「ビジネスマンの真価が問われるのは、どういう時だと思いますか?契約を結ぶ時ではなく切る時です。優秀なビジネスマンは、自分からは切らない。相手からNOという言葉を引き出させます。契約続行の条件に、達成不可能なノルマを課すんです」と言って、初期発注を3,000個と吹っかけるよう提案し、ノルマを達成したら契約を継続してもいいと話す。
翌日、模合は相模川製作所に行って3,000個の件を話すが、作業経験のある人手をかなり雇わなければ達成できないことから、相模川は1日待ってもらうようにお願いする。
二三男は模合に、製作所にチャンスをくれてありがとうと感謝するが、模合は「無理なんだよ、あんなノルマ。世の中には最初から不可能なものも存在するんだよ。どうしようもないこともあるんだ」と言い残して帰っていく。
相模川と社員と二三男は、人手探しに奔走するが見つからず、相模川は「どんなに頑張ったって最初っから不可能な事ってあるんですよ、きっと。もうあきらめがつきました」と言って去っていく。
二三男はふと思いつき、公園のゲンさんを通じてかつての熟練工たちを10数人探してもらい、連日連夜作業をし、彼女・広瀬瑤子(蓮佛美沙子)が父を通じて仕事をあっせんすると言ってきたのも断って作業に没頭。
そして3,000個のノルマを達成し、二三男は模合に「この世で最初っから不可能なことって、やっぱり無いんじゃないですかね」と話す。
模合は統一郎にその事を報告するが、統一郎はそれでも契約を白紙にするように告げたため、統一郎に「社長はいつまでこんなことをお続けになるつもりですか。新しいミラクル魔法瓶を作るという名目で、先代が築きあげてきた大切なものをどんどん切り捨てていく。人、会社も、理念までも。私はこの会社から切り捨てられるべき人間は彼らではないと思います。本当に切られるべき人間は・・・社長、あなたです」と言って、社員証を置いて去っていく。
統一郎は、専務・財前修(イッセー尾形)に「本当のバカなら、あんなことをしません」とつぶやきながら、ある会社の社長との会食へ向かい、その社長から娘として二三男の彼女である瑤子を紹介される。
模合は、3,000個の携帯炊飯器をライバル他社に買い取ってもらい、事の顛末を聞いた妻から家を追い出されて、二三男の住むアパートへ行き・・・


というような話でした。

前半は正直に言うと面白くなかったんですよ、「全然コメディじゃないじゃん」って。
でも、模合が統一郎に向かって告白した場面辺りから急にドキドキして、「本当に切られるべき人間は・・・社長、あなたです」と言った場面からいきなり面白くなってきたな、と。
模合が左遷orクビになることは想定できたけど、まさかあんなにタンカを切って辞めていくとは
普段大人しい人ほど怖い、とはよく聞きますが・・・。
でも、二三男のアパートに来た模合の表情はとても晴れやかだったので、この表情を見て俄然来週が楽しみになってきたというか。
「笑いたけりゃ、笑えよ」って模合が言った時に、二三男も彩矢も笑っていましたが、私も一緒に大笑いしてしまいました。
貴一さんの演技、やっぱり素晴らしいですね。

統一郎に切られた人間、増えてきましたね。
統一郎も「本当のバカなら、あんなことをしません」と言っていて、かなり脅威に思っているような雰囲気。
冷たい顔のフジッキーはとても素敵で(すみません、こんなファンで)、私としては冷徹な社長でも全く構わないのですが、どうもとっても可哀想な人物というような感じに向かっている??
まぁ・・・ね。やっぱり○落していくんでしょうけど・・・

「あるわけねぇだろ、んなもん」というセリフは、今回はゲンさんと模合部長が言っていましたね。
サブタイトル、うざいなぁと思っていたけど、今回はいい感じで使われていたのでアリなのかな、と思えてきました。

今回は、前半の演出をもっと工夫してもらえればと思いましたが、最終的には来週が楽しみになりました。
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