前回の続きです
今年の6月
コロナが少し収まりつつあるように見えたある日
家に帰ってきていた二男が
ふと 漏らした言葉
「叔母さんの家どうなってるの?」
「そうだよね どうなってるかな?」
最後に行った時から2年も経っちゃってた
「行ってみようよ」
と言う二男の言葉に押されて車で1時間ほど走ったところにある家へと向かいました
玄関を開けてみると
そこは今だに人が生活してるようなそのままの空間が広がってました
ただ…
ゴキブリが何匹か死んで転がっていましたが
と そこへ
道路を挟んだ向かいのお家から1人のおじさん(叔母の嫁ぎ先の親戚にあたる人)が現れて言うことには
「ここの土地を買いたい人がいるみたいだよ」と
これは少し考える時間が必要なので話だけ聞いて即答せずにいたところ
そのおじさんが先方に連絡してしまって
いきなり話をすることになってしまいました
家が近所らしくすぐに来てくれたのですが
話を聞くと欲しいのはその人ではなく
その人の知人らしいということがわかりました
でも 私の頭の中にはある思いが
以前 ここが欲しいという人がいたんです
それは 叔母が懇意にしていたご夫婦(Aさん)で親戚よりも濃い付き合いしていた方達なのです
もし譲るのならそのAさんご夫婦以外には考えられませんでした
その日お会いした人には後ほど断ることにしようと思いました
家に帰ってからは叔母の家をどうしたら一番いいのだろうか
色々なことを考えていました
そのうちに ある事が頭に閃き
私はすぐ妹に電話しました
「叔母さんの家 Aさんご夫婦に譲ろうと思う。以前そういう話しした時、家もそのまま使いたいようなこと言ってたし。無償であげていい?」
相続人は私でも、一緒に叔母の介護をしてくれた妹をないがしろにするわけにはいかないと思っていたのです
妹は何も言わずに私の心を察してくれたのか快諾してくれました
私と妹で決めたはいいけど
本当に貰ってもらえるか?
次の日 その話をしにAさん宅に行こうと決めてその日は終えました
話は更に続きます
引っ張ってすみません