ActiveDirectoryの賞味期限について

ADサーバのイメージバックアップを取得し、障害発生時にそのイメージから復元すると
タイミングによっては同期が一切取れなくなってしまうことがあります。
イメージバックアップからの復元以外にもFSMOを保持しているサーバとある一定期間通信が
できない場合もAD間の同期ができなくなります。

タイトルにも書いていますが、ADには賞味期限があります。
デフォルトでは60日が設定されており、これを経過したADは機能しなくなります。
これを回避する方法として有効期限を一時的に伸ばす方法があり、管理者権限で次の
コマンドを実行してください。
wmic.exe /namespace:\\root\microsoftdfs path DfsrMachineConfig set MaxOfflineTimeInDays=<日数>

一部サービスの再起動でも動機が開始されますが、念のためコマンド実行後にはサーバの再起動を
実施します。
この問題が発生するのはFSMOを保持していないサーバで発生するのですが、期間を延ばす場合はすべての
サーバで同じ日付にすることがMSでは推奨されているようです。
コマンドで一時的に賞味期限を延ばし動機が完了したら元の値(60日)に戻してください。