まずは、インストール先を変更することから始めます。
インストール先の変更には、一般的にシンボリックリンクやジャンクションリンクで対応します。
MKLINKコマンドは、UNCパスも設定できるのですが、利用には管理者権限が必要となり、通常ではあまり利用できません。
一般権限で利用できるジャンクションリンクを利用して移動ユーザプロファイル先に保存先を変更します。
【例】
MKDIR %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Apps
MKLINK /J %USERPROFILE%\AppData\Local\Apps %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Apps
この例では、移動ユーザプロファイル領域に「Apps」ディレクトリを作成し、その場所を\Local\Apps へリンクしています。
%USERPROFILE%\AppData\Local\ をエクスプローラーで開くと「Apps」が作成されており、リンク先が \Roaming\Apps に
なっていると思います。
これでインストール先の変更は終了です。早速アプリケーションをインストールしてみましょう。
正常にアプリケーションが起動できたらインストール先のフォルダを確認し、移動ユーザプロファイル領域にインストールされていることを
確認してください。
移動ユーザプロファイルに対応していないアプリケーションは基本的に同じ方法で対応できます。