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Citrix製品についてあれやこれやと

XenApp(Citrix Virtual Apps)と拡張子の関連付けについて

2021年10月08日 | XenAppのこと
久々のブログ更新です。

Citrix Virtual Apps(旧XenApp)には、公開アプリケーション事に拡張子の関連付け(FTA)の設定項目があります。
クライアント端末にOffice製品をインストールしていなくてもpptxやdocx、xlsxファイルをダブルクリックするとサーバーへリダイレクトされ
公開アプリケーションが起動できます。
このFTAに関して少し問題が。
Outlookを公開アプリケーションに設定し、Mailtoの関連付けをします。クライアントより mailto:abc123@test.com  のリンクをクリックしても
Outlookが起動しません。
これは由々しき事態です!!
端末側で既定のアプリを見ても公開アプリケーションのOutlookも表示されていませんし、一覧にも表示されてきません。
これは由々しき事態です!!

Outlookを「XA_Outlook」として公開した場合、クライアント側では関連付け情報が次のレジストリに値に設定されていました。
HKEY_CLASSES_ROOT\Dazzle.XA_Outlook.mailto.1

関連付けの情報は正しくクラアインとに配信されていることが分かりました。
ちなみに他のOffice製品(Excel,Word等)のファイルの関連付けはVMHAの更改ありケーションに代わっています。
後はOS側の問題です。
Windows 10では、拡張子の関連付けはうまく動くのですが、MailやWebの関連付けは簡単に変更させてくれないようです。

グループポリシーに「既定の関連付け構成ファイルの設定」があり、これと併用することでメールアドレスをクリックすると
公開アプリケーションのOutlookが起動できました。

XA_Outlookをmailtoに関連付ける場合の設定ファイルは、


<DefaultAssociations>
  <Association Identifier="mailto" ProgId="Dazzle.XA_Outlook.mailto.1" ApplicationName="XAOutlook" />
</DefaultAssociations>

こんな感じになります。

ここまでは順調だったのですが、あと一つ問題が残りました。
このポリシーには条件があり、ドメインに参加している必要があります。ドメインに参加していないと処理すら実行されません。
そこで思いついたのは「DISM /Online /Import-DefaultAppAssociations」で組み込む方法です。
コマンドは管理者権限(管理者特権のアクセス権)が必要なので簡単には実行できません。これを回避する策として、
ローカルグループポリシーの「スタートアップ」スクリプトで処理を行います。
「DISM /online /Get-DefaultAppAssociations」で確認すると正しく設定されているのは確認できるのですが、
既定のアプリを見ると「Outlook」とは表示されず動作しませんでした。

次回は、ドメインに参加していない端末でも方法が見つかったらブログを更新します。


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