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Citrix製品についてあれやこれやと

XenAppとLotus NotesとNotes Designerのこと

2017年05月01日 | XenAppのこと

少し前にNotes DesignerのXenApp対応について少し触れました。
Notes ClientにはBasicとStandardの2種類があり、Designerを利用する場合にはStandardの
クライアントをインストールすることになります。このクライアントはEclipseベースのクライアントでBasicよりは
多くのメモリを消費するように感じます(あくまでも個人的な感想です)。

Basicクライアントをマルチユーザ環境で利用する場合にはいくつかパラメータを引数にセットしますが、
それと同じ引数をStandardクライアントに設定するとマルチユーザ環境でも動作するようです(そんな気がします)。

マルチユーザ環境で利用するために「MULTIUSERCOMMONDIR」の引数を追加するのですが、この引数が
有効になっているとStandardクライアントではMULTIUSERCOMMONDIRで設定されているパスにMUI用の
ディレクトリやファイルがコピーされませんでした(他に引数がいるのかも)。Basicクライアントではそのようなことはなく、
MUI配下にjaディレクトリが作成され必要なファイルがコピーされています。

Designerを起動すると、MULTIUSERCOMMONDIRで指定したパスの「\mui\ja\~」配下に保存されている
テンプレートファイル(pernames.ntf)を参照しに行くのですが、そもそもこのフォルダが作成されていないので起動に
失敗します(他のファイルも幾つか参照しています)。

これを回避する方法ですが
1.MULTIUSERCOMMONDIRで指定したパスに「\mui\ja」ディレクトリを作成。
2.インストールしたパスに有る「\mui\ja]の中身を上のディレクトリにコピーする。
3.「Lotus\Notes」に作成されている拡張子が「.ntf]のファイルを1で作成したディレクトリにコピーする。

現在はこの回避策を施しXenApp7.6 LTSR3(Windows 2012 R2)で稼働しています。



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