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PVS環境でのMEMORY.DMP作成について

2017年01月29日 | PVSのこと

PVS環境では保守モードで作成したバージョンを起動してBSODが発生してもMEMORY.DMPが出力
できません。BSODが発生するとドライバ類が利用できないようです。ドライバが利用できないと
当然のことながらネットワークは利用できず、CIFS上に保存されているイメージをNetBootさせて
いるのでMEMORY.DMPも保存できません。
PVSは1つのイメージから複数台のゲストを起動させることができるので運用側からすると
メンテナンス(Hotfixの適用やアプリの導入)は便利なのですが、BSODが発生するとMEMORY.DMPの
解析ができないので困ったことになります。

そこで、PVS環境でMEMORY.DMPを採取数方法を紹介します。
MEMORY.DMPの取得にはDedicatedDumpFileの機能を利用しますが、CTX123642としてCitrixも情報を
公開しているので合わせて確認してください。
PVS環境でこの機能を利用するにはゲストに対してMEMORY.DMPを出力するディスクをVMwareやXenServerで
割り当てる(アサイン)する必要があります。
ディスクを割り当てOS上でドライブレターを追加し利用できる状態にしてからレジストリを追加して
ください。
DedicatedDumpFileを利用できる状態にしてBSODが発生すると指定したドライブにdedicateddumpfile.sysが
作成されます。
BSODが発生しゲストが起動しなくなってもアサインしたドライブには生成されているため、起動できる
ゲストにこのディスクをアサインすればファイルは取り出せます。
WinDbgでこのファイルを解析する場合、MEMORY.DMPにリネームすればそのまま調査できますので、
WinDbgが導入されている環境で調査してください。

PVS環境でMEMORY.DMPを取得する必要があれば一度試してみてください。



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