12月3日、4日の「元禄 馬の物言い」ときがわ公演まであと3日に迫りました。
演劇集団大河の座付カメラマン兼小間使いのPです。
3日前に大河の稽古にお邪魔したところ、全く新しい小道具がありました。本番で使用する陣笠です。
江戸期が進むと、一応平和的な戦争のない社会になり、武士が鎧兜(よろいかぶと)を着るということもなくなってきたわけです。で、指導的な武士の中には外出時に兜は重いのでいやだけど、軽装ヘルメットみたいな陣笠に少しばかり意匠をこらしたものをかぶるようになったようです。
で、小道具担当の青木さんが、今回は役者の髪型のこともあるから陣笠でカモフラージュしようと考え、数日後には立派な陣笠が出来上がってきたというわけです。実際に水谷さんをモデル役にして写真を撮ってみました。もう素晴らしいの一言!
青木さんの作る小道具はどれも本物みたいだと、劇団員の中では毎度感心されているわけですが、何年か前の「雪やこんこん」(脚本:井上ひさし)の上演の時には、青木さんが劇中で使う「みかん」を作って練習時からつかっていました。私は、稽古で本物のみかんを使っているとばかり思っていたのですが、触ってみてビックリ。本物ではなかったのです。
青木さん、今回は重要人物の順庵役でも舞台に登場します。3枚目写真の一番奥が青木さん。
大河の公演に使われる大道具や小道具にも注目してくださいね。
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