EQペディア/エラリイ・クイーン事典

エラリイ・クイーンの作品(長編・短編)に登場する人物その他の項目を検索する目的で作られたブログです。

ひげのある女の冒険

2007年06月16日 | 短編ミステリ
ひげのある女の冒険/The Adventure of the Bearded Lady (1934)


『エラリー・クイーンの冒険』井上勇訳(創元推理文庫)
"THE ADVENTURES OF ELLERY QUEEN" (1934)


☆事件

百万長者だった先代ジョン・A・ショウの後妻マリアは、家族の何者かに毒殺されそうになったことから、遺言書を書き換え、継子のジョンとアガサに相続させるはずだった遺産の三分の一に相当する金額の信託預金利子分を、主治医のテレンス・アーレン医師に相続させることにした。三分の二はジョン・A・ショウの姪、エディス(ロイス夫人)が相続する。
ジョンとアガサは、アーレンが死亡したときにはじめて信託分の財産を相続できる。

マリアの死後ほんの一月ほどして、アーレンは心臓に短剣を突き刺されて死亡した。アーレンは相当な腕前のしろうと画家であり、死の直前も画架に向かってレンブラントの絵を模写していた。そしてアーレンは、彼が描き残した絵の中の女性の顔に、なぜかひげを描き加えていた。


☆登場人物リスト

フィニアス・メーソン・・・弁護士
ジョン・A・ショウ・・・故人、百万長者
マリア・ペーン・ショウ・・・故人、ジョン・Aの後妻。
ジョン・ショウ・・・ジョン・Aの先妻の息子
アガサ・・・ジョン・Aの先妻の娘、ジョンの妹、出戻り
ピーター・・・アガサの息子
テレンス・アーレン・・・ショウ家に住み込んでいる医師、素人画家
エディス(ロイス夫人)・・・ジョン・Aの姪、相続人
パーシー・・・ジョン・Aの甥、エディスの弟、交通事故で死亡
マーチ・・・郡警察の警部
ミス・クラッチ・・・器量のよい看護婦
ヴェリー・・・部長刑事
エラリイ・クイーン・・・探偵

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