題名に惹かれて書店で手にとって,とかいうことでもなく,読み終わってみて,ああ,そういえばどこかで聞いたような題名,という感じです。
ま,せこいといえばせこい話なんですが,オンライン書店のBK1というところから,先日ポイントの有効期限が過ぎましたが8月中に利用すれば無効になったポイントも復活しますというお知らせのメール。
読書量を増やそうと努力しているところではあるのですが,そのため図書館を利用し始めており,特にこれといって欲しい本はないし。
そこで図書館では数の少なそうな自転車関係の本を検索して,なんとなく選んだ2冊のうちの1冊です。
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自転車で遠くへ行きたい 米津一成 河出書房新社
もちろん単なる実用書ではありませんが,禁煙の後遺症,メタボ対策に何の予備知識もなく自転車に乗り始めて,先日ようやくパンツは購入したけれども,上はあいかわらず普通のTシャツという格好で走っている私としては,かろうじて知っていることの確認を含め,本当に参考になります。
「サイクリングウエアとヘルメットは最初の壁」なんてまさにまだその段階だったりして。
第2章 100Kmを走る,あたりでは,「補給という楽しみ」とか「車と共存しよう」とか,まだまだ教えられることがたくさん。第3章 200Kmを走る というあたりから,興味深い読み物として一機に読みきってしまいました。
最近の自分の記録では,霞ヶ浦1周が,100キロ越えのコースになるくらいで,それもはじめからその気で行ったわけではなかった分,霞ヶ浦から家まで帰ってくるのがつらくて,なんとなくトラウマ。そんなに苦労して走ったわけではないのになんとなく暗い気分になって,それ以降の走行はりんりんロードの往復80キロがいいところ。なんとなく臆病になっていました。
この本で「ツール・ド・おきなわ」の初参加体験記や「東京~糸魚川ファストラン体験記」なんかを呼んでいると,うん,私ももうチョイ行けるかな,なんて気になってきます。筆者の年齢を調べてみて,よし,僕だってそれほど歳は違わないぞ,と安心したり,やっぱり1年前に何の知識もないままにロードではなくクロスにしてしまったことをちょっぴり後悔してみたり。
まあ,この本のおかげで,とりあえず霞ヶ浦1周,いつものようにずるして自動車を使うというのをやめると,120キロくらいのコース。時間がとれたら,今度はちゃんと準備して走ってみようかなという気になりました。