エクステリアのアイテム【表札】【郵便受けポスト】【インターフォンカバー】【手すり】等の設置高さを尋ねられることが稀にあります。
この稀にというのは、住宅環境の中でエクステリア関連商品がバリアフリーやユニバーサルデザインとの関連性が少ないと思われ易い点が挙げられると思われます。
実際には、室内のバリアフリーに重点が置かれる場合が多いのですが、バリアフリーを享受されるものは家の中での快適性を求めるだけではなく、いかに外界との接点を設け、機会に恵まれるかが重要なのです。
簡単に言うと全ての人は家に閉じこもってしまうのではなく、いかに外界と接点を持てるか、持つための工夫が必要と言う事です。
と言う事は家の外回りはバリアフリーと言う観点で見れば大変に重要な位置付けと言えるでしょう。
しかし、関心が少ないのは、私たちの業界人の努力不足と言う事でしょう。
前置きはこれくらいにして話を進めたいと思います。
【 表札】の取付高さの一般的な基準は御座いません。
最近では【 表札】自体を取付けない方もあり、場合によってはわざと解り難い文字で>表札を作成したり、見え難い場所に設置することを望まれるケースもあります。
これは昨今の治安の悪さを反映している様です。
それに伴い個人情報の保護の観点からこうした風潮もある様です。
設置高さの基準はないものの、設置場所のお問い合わせは非常に多く寄せられます。
「玄関の扉の脇に設置した方が良いのか?
それとも外塀の門扉の脇が良いのか?」と言った具合です。
先程もご紹介しましたが【表札】をはっきりと認識させ事が大切と思われる場合や
ご来客が多い住宅かによってご提案は随分変わってきます。
【表札】をはっきりと認識させ、ご来客が多い場合にはインターフォン子機でご来客様が来訪を告げる際に【表札】が確認出来ると安心出来ますね。
すると住宅のどの位置まで自由にご来客様を迎えるかが問われ、門扉の位置なのか玄関扉までなのかを検討し受け入れる場所に【表札】を設置することが重要となるでしょう。
また、門扉と玄関ドアまでの距離が比較的短い場合にはインターフォン子機を門扉脇に設置し、【表札】は玄関ドアの脇へ設置も考えられるでしょう。
いずれにしましても住人の意思と住宅のデザインを十分に検討して設置することが重要で、【表札】の役割を家族間で話し合えることが大切です。
表札をはっきりと認識させたくはないが家の顔として設置を検討する場合には、住宅のデザインの演出の一部として考えユーモアーを持って対応しても良いかもしれません。
郵便受け・ポスト、表札、玄関照明・ガーデンライトなどのエクステリア通販店【エストアガーデン】記:江藤