エストア社長の~つぶやき~

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庭づくり・家づくりのちょっとした良い話。vol.2<ゾーニング編>

2011-08-22 10:27:57 | 外構・エクステリアについて

前回のお話の続きでゾーニングのお話をしたいと思います。

ゾーニングとはどういう事でしょうか?

この考えは家の外観や庭づくり以外にも家の間取りなど多様性があり、これから自宅を建てられる方や既にご自宅がある方にも対応出来る考え方となります。

例えば、
前回のお話し様に家の周りを何度か周ってみるだけでも多少の発見があったと思いますが、こうしたリサーチを早朝と夜に行う事でもっと違った発見が有る筈です。
また、季節ごとでも大きが発見があり、それは大人が感じることと子供が感じる事でも大きな発見が有るでしょう。
この発見を基に住人の趣味や家に対する思いを尊重しながら住宅や土地の利便性を考えていくことがゾーニングとなります。

具体的に、
夜になると道路を通行する車のヘッドライトが少し気になる事を発見したとします。
そこでヘッドライトが気になる場所を特定します。
1階の南側で東よりの場所がヘッドライトに照らされていると再度確認すると、
この1階の東南の角にリビングを用いるのであれば、ウインドトリートメントなどで外部からの刺激を和らげる対応が必要であったり、あえてリビングの設定を変えたり、外の塀を多少高くしてヘッドライトを遮る対応を考えます。

またこの場所に浴室の間取りを検討している場合には、間取りの変更を検討するケースが発生することでしょう。

この様にその土地や家の特徴を把握し、より快適な住宅環境を整えるために改善していくこと
そして、こうした改善策を多面的に対応することがゾーニングの考え方です。

車を置くスペースは土地だけを見ればどこにでも設定できるでしょうが、やはり道路に面していなければとなり、しかも駐車し易い環境を模索し、そして何台の車を駐車出来る様に用意するのかなど検討すると、その土地ならではの必然が見えて来ます。
これは隣に同じ大きさの土地が有ったとしてもその特徴は少しずつ違うのです。
まるで同じ親から生まれた子供の兄弟がそれぞれ個性が有るようにです。

2階のベランダに洗濯物を広げるのであれば2階に洗面脱衣場が有ると便利ですよね。
そうすると2階に浴室があると動線が楽になったりします。
この2階のベランダに洗濯物を広げると言う発見が間取りの必然性が見えてくるのです。

そうすると1階のリビングが少し広くなったりしますね。
これがゾーニングの発想なのです。

では逆に1階のウッドデッキに洗濯場を設けるとなると、やはり洗面脱衣室は1階が良くなり、浴室も同様となるでしょう。
そして、ウッドデッキへの出入りが簡単に出来るドアを用意し、サニタリースペースとの連携を模索したり、洗濯物が外部から見えない様にフェンスの高さや植栽の種類を検討したりすることでしょう。

生活の仕方や趣味などを有効的に利便性豊かにするという発想を持つことで、より快適な空間環境を目指す。これがゾーニングの発想です。

では、1階のウッドデッキに洗濯場を設けながら2階に洗面脱衣室を設けた間取りにしてしまうと、
日々洗濯物を2階から1階へ持ち運び、場合によっては乾いた洗濯物を再び洗面脱衣室へ持ち運ぶ事になり、ゾーニングで検証した間取りと比べると重労働になりますね。

ゾーニングとは発見した事例を想像して住宅や土地の配置・役割分担を大まかに決めて行くことなのです。

また、次回…。


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記:江藤



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