地獄たまご７分クッキング

雲仙の茶色い街並みをあたたかい日差しの中
お散歩していると、
栗原商店の小さな貼り紙が目に付いた


「地獄たまごを自分で作ろう」


！魅力的！
でも、一個じゃないんだろうなあ・・・・


小さなスーパーのような、栗原商店に入ると、
いせいのいい
「いらっしゃい！」


うふふ　気持ちいい挨拶だわあ♪
家族でされているらしく、
お父さん、お母さん、おばあちゃん、息子、
で、近所の人と豪快に話してた


卵を１パック買うだけで
ざるなどの地獄たまご作りセットを無料で
貸してくれるのよ♪
食べきれない卵はお持ち帰り用の
袋までくれる♪


「場所は、息子が案内するよ」


無理やり店を手伝わされてるとしか、
思えない、高校生の息子くんが
案内してくれた（笑）
（ちーーーっめんどくせえ）
思いが容易に想像つく歩き方（笑）


終始、無言で歩く彼（笑）
栗原商店から５分ほど歩くと、
「地獄」が顔をだしていた


雲仙の住民の方たちは、火山の恩恵を
上手に生活に生かしてるようである
高熱の湯気がもうもうとあがる場所に
土管を埋めてあり、
湯気で調理ができるのだ♪


土管の上にざるに入れたたまごを
置く
手でおいたら危ないので
フックのついた木の棒で置き、
布を被せる


もう・・・わくわく！！！


「５分くらい経ったら出来上がるので」

そう言い放ち、息子くんはそのまま
去っていった（笑）


・・・待つこと５分。

「わーーーい」
卵の一つを食べてみる
ちょっと　半熟すぎるかも・・・。
あと、２分やってみたら、
ちょうどよかった♪


地獄たまごは、ジプシーは「７分」がいいみたい♪
結局、２個食べちゃった（笑）


食べきれない卵を、お持ち帰りの
袋に入れてると、
ざるに小さな虫が入ってた
虫は蒸されて（だじゃれ？）息絶えていた
いつの間にか入っちゃって
蒸されちゃったんだ・・・かわいそうに。
石川五右衛門の気持ちがわかった？虫、
これが本当の地獄虫（蒸しとかけたかったらしい・・・アホ）


たまごが湯気だけで
出来るなんてすごいよねえ！
卵を蒸している間、
近所のおうちをなんとなく眺めてたら
どこのおうちも
庭の土管から　湯気がもうもうと
のぼっていた


ふうん、
蒸し鶏とか、卵なんかぱっと
お庭で出来ちゃうんだあ・・・・
すごい！

昨日、地獄たまごを食べなくて
正解であった
まさか、自分で作れるなんてね♪　うふふふ



ジプシーは、翌日そのまま食べたけど、
お供の者は、余った卵をすべて
おでんにしたらしい
それもナイスアイデアよねん


栗原商店では、
道具の他に、お塩もくれるのでありがたいのだ
雲仙に行ったら　ぜひ地獄たまごを
手作りしてみてね