農林大学校では高校卒業程度を対象にした2年間の学習過程である”養成部門”と
新規就農者や林業事業体の従業員等を対象とした研修を実施する”研修部門”の2つの教育体系があります。
養成部門である林業科2年生は、研修部門で実施している”森林施業プランナー研修”に参加しました。
森林施業プランナーとは、
森林の現況や事業収支を示した施業提案書を作成し、森林所有者に提示することにより、小規模森林所有者の森林をとりまとめ、
利用間伐等の施業実施に関する合意形成を図るとともに、面的なまとまりを持った森林経営計画の作成の中核を担う人材で
地域の森林管理には欠かせない存在であるといわれています。
平成26年度の森林施業プランナー研修へは、県内の事業体から7名の参加して頂き、12月までの間12日間の研修を実施しています。
この研修を林業科2年生8名も受講しました。
今回の前期研修では、提案型集約化施業を推進するために必要な基礎的事項を学ぶとともに、
実践的な実習も行いました。
●飯南町有林での”将来木及び間伐木の選木実習”
●施業提案書の作成
●提案型集約化施業の推進のための問題点と解決策の検討
学生達にとっても、社会人の方と一緒の研修で、選木を行ったり、問題点と解決策の検討を一緒に行うことで
学生からも
”とっても良い経験になった”といった感想もふりかえりシートに参考になったこととして記載した学生もいました。
前期研修の最後は、今年の12月までに自分たちが取り組む項目についてのアクションプランを作成し、前期研修を終了しました。
アクションプランの目標達成に向け、そして、来年3月の”認定森林施業プランナー”一次試験の合格を目指してがんばって行こう。