[2022年以後] ぼくらの時代、ぼくらの祖国

沢木耕太郎がクロ現で語った人生観が心に響いた

先日クロ現でやった「沢木耕太郎さんTV未公開インタビュー 25年かけ『天路の旅人』を書いた理由」が面白かった。
本題についての話はもちろんだけど、沢木氏が人生観を語った部分がとりわけ心に残った。それはたぶんいまの自分が残された時間をどう生きようかといろいろ考えてるところだから。
興味を持って今やっていることが1番大事だって。自分はそういうふうに言えないなぁ。ホントにやりたいことをやってこなかったから。
残りのこの先の10年でどういうことをするか、できるか、したいか。
そいうのを見つけて没頭できたらいいなぁ。


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[沢木さんの中で、なりたい自分はあるんですか?]

考えたことがないけれども……。例えばノンフィクションの書き手として名作を書きたいとか、あるいは作家としてすばらしい作品とかっていうのはないですよ、全然。いつでも今、目の前にある仕事が1つあるだけで、この仕事を、偉そうに言えば職人としていい仕事をする。そのために全力を尽くす。それ以外にその作品はどういうものであったらいいかっていう望みを持ったことがないんで。

[自分で自分に納得できているんですか]

そもそもそんなに欲しいものはないと思うのね。賞もそうだし、お金もそうだし。ただ興味を持って今やっているこの仕事は、僕にとっては大事だと思う。そのために全力を尽くすだろうし、人から見ればかなり根詰めてやってるよねっていうぐらいのことはやるだろうけど。それを超えたものを望んでない。「自由である」っていうことを最後まで貫けるかどうか。
だけどそれは肉体的な制限や何かで、やがて自由度は制約されていくよね。それはそれで受け入れていくにしても、それ以前まではできるだけフットワークを軽く、どこか行きたいと思ったら行き、何か読みたいと思ったら読み、何かちょっと酒飲みたいと思ったら飲めるぐらいの自由で十分なんで、その自由を確保していきたい。











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