[2022年以後] ぼくらの時代、ぼくらの祖国

「やがて海へと届く」は喪失の物語。2人の女優と海が美しい。

やがて海へと届く」(2022年)は彩瀬まるの同名小説の映画化。彩瀬まるは直木賞候補にもなっている作家だが何も知らなかった。監督の中川龍太郎も海外で賞を取ってるが他には見ていない。でもよかった。
岸井ゆきのが日本アカデミーをとった「ケイコ 目を澄ませて」は観ていないが、この作品での演技を観れば受賞したのも頷ける。
「らんまん」でこんな美しいひとがいるのかと心奪われた浜辺美波だが映画もドラマもたくさん出ていたんだな。知らなかった。
知らなかったことばかりのこの作品は喪失の物語。2人の女優と、311でたくさんの命を奪った海がとても美しく心に刻まれた。いい映画だ。
















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