さてさて、今回オーバーホールしたK.Schamalの長管F管とC管試奏してきましたが、どちらも復活です\(^^)/
長管は実音Gが鳴らなかったのですが、内管を全部交換し、ロータリーもラップし直ししたり、ベルを修復したりかなり手を入れてもらった結果、良く鳴るようになりました。音程だけは残念ながら・・・3番管にトリガーつければなんとかいけるのでは?と思います。
C管はビックリ!するぐらい鳴るようになりました。KopfVentilなので、ロータリーキャップの締め具合によって軸が締められ過ぎて止まりますが、息漏れしない程度にキャップを緩めてあげればOKd(^_^o)
アマチュアが使う分には全く問題ない状態です。良く鳴ります。音程(というかピッチは)はHighピッチなので、マウスパイプにクルークつけるか、ピッチファインダーつければ問題ないでしょう。
それぞれ1890年代の楽器ですが、しっかり手を入れればまだまだ使えます(アマチュアレベルですが)。
Vitageはそのまま使える楽器と単なるコレクションに終わる楽器が色々ありますが、今回の楽器は前者のようです。
ヘッケルなんかも、ヘタってしまって、手を入れても現代では実用に耐えられない状態のものあるようで、Thomasが以前ヘッケルのバリトンを入手、かなり手を入れたらしいのですが、彼の実用には耐えうる楽器にならなかったようで・・・。
現在は売却し、ミラフォンを使っているようです。ショッパーのテナーホルンが出てるのですが、オーバーホールしても使える楽器になるか?難しいぞ・・・みたいな話でした。もっともトーマスはあまりお金かけて手を入れてないですけどね(笑)。以前紹介のあったヘッケル=ヴィンディッシュのC管がそんな感じ(単なる磨き程度)( ◠‿◠ )
Vintageに求めるものは人それぞれ違うでしょうが、コレクション半分、実用半分ぐらいですかねー。NY Bachとかはヘタってる楽器が多いので、手を出すのは結構躊躇しますね。もちろん新しい楽器がいいのは言わずもがなですが、Vintageにしかない良さってあるんですよねぇ・・・。
これから数十年後もヘッケルは「伝説の名器」としてストラディバリ同様一部のラッパ吹きには語り継がれるんでしょうか・・・。
くれぐれも「Vintage=格安=でも手を入れないと使えない=そのまま放ったらかし」にならないよう、時々使ってあげてしっかり手入れしてあげようと思います。m(_ _)m
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