毎日とろけそうです。
さて、最近ヘッケルのオファーが多く、このブログでも何本も紹介していますが、昨日一本届いたのと、以前ブログに掲載したものが売れたので早速アップします。
まず昨日届いたものから。
あてがねが変なところについてますが、指かけとS字飾りも綺麗に付け直してます。この時代の楽器はもともと管が薄いので、どうしてもあてがねが必要になってくるもの多いですね。それ以外内管やマシンには問題なさそうです。
後はコンプレッションがどの程度あるか?ですが、前オーナーに聞いたところ、それなりにオーバーホールかけているので息漏れ等はない、とのことです。
この楽器、綺麗なのは彫刻です。以前ヘッケルの彫刻だけを特集したことありますが、ヘッケルの彫刻は本当に美しいです。アメリカの楽器にあるゴリゴリではなく、品格を感じます(笑)。
この彫刻は空想上の植物だ、と聞いたことがあります。ヴィンディッシュからヘッケルの工具を受け継いだB.C.マイヤーはブドウを彫刻してます。ドレスデンはワイン生産の北限と言われているそうで、ドレスデンでもいいワインが出来るから、だそうで。
で、以前ブログで紹介し、購入者が決まり仲介した楽器の彫刻はこんな感じです。
ヘッケルのB♭管は本当に美しいと思います。よく「現代のオケのボリュームには・・・・」という方がいますが、個体によってはまだまだ行けますし、そもそもロシアものとかでなければ、またアマチュアが出せるダイナミクス程度なら全然問題ない、と個人的には思ってます。僕のヘッケルもマラ6で使いましたが、他のモダンの楽器に負けてませんでした(笑)。
今回のノーラッカーの楽器は35諭吉でオファー来てます。友人が幾らで購入したのかわかりませんが、オリジナルケース付き(アレキのホルンケースみたいなガラです)。
またこれ以外に、まだまだヘッケル出そうです。出る時には出るんですねぇ・・・。吹奏感、音程、コンプレッションについては、「どんな音がするんでしょうか?」で追い追い。
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