もう20年以上も前、『自閉主義のために──他者のない愛の世界』が面白かったので、本書も読み始めたんだが、何故か途中で読み進めずに放置していた。
期待どおり、ナルシシズムの高揚とSNSの隆盛の関連について、天野氏の「繭化体」の概念は、有益な示唆を与えてくれた。
目次
序 〈私〉をめぐる冒険
1 自閉化にむかうアイデンティティ
2 恋愛主体のアイデンティティ
3 虚構化するリアリティ
4 アイデンティティの領域変容
結び 私の真実とは何か
情報資本主義を生きる僕たちの精神環境論。社会現象と精神現象が交わる現代社会のアンダーワールドから未生の共感にむけて、自我の新しい可能性をひらく。
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