宝樹(大森望、光吉さくら、ワン・チャイ訳),2022,三体X 観想之宙,早川書房.(6.13.24)
劉慈欣の『三体』三部作の熱狂的ファンが、『三体Ⅲ 死神永生』の後日譚を壮大なスケールで描き出す。
中国SFのクオリティの高さをまざまざと見せつけられる作品だ。
これまた一気読み必至の傑作。
アジアに初めてヒューゴー賞をもたらし、世界で2900万部、日本でも61万部を売り上げた『三体』三部作を、劉慈欣を敬愛する中国新世代のSF作家・宝樹が受け継いだ。『三体』で提示された謎のすべてが明かされる公式スピンオフ!