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高齢者共同住宅「友だち村」の駒尺喜美さん、82歳で逝く

 ここでいう「共同住宅」とは、Cooperative Shared Housingのことだろうから、「協同住宅」とした方が正しい。いずれにせよ、一人暮らしの高齢女性が急増するなか、終の棲家として高齢者にもっとも幸せな住まい方だと思う。
 男性同士の関係が、たとえ親友であれ、堅苦しくぎこちないものになりがちなのに対し、女性同士の親しい関わりには、違和感なく許容されるごく自然な身体接触も含めて、気心の知れた友達同士で仲むつまじく暮らせる親和性、協調性がある。
 駒尺喜美さんは、きっと、幸せな最期を迎えられたのだろう。

高齢者共同住宅「友だち村」の駒尺喜美さん、82歳で逝く
 1970年代のウーマンリブ思想に影響を受けた女性学の第一人者で、元法政大教授の駒尺喜美(こましゃく・きみ)さんが22日午前10時12分、肝細胞がんで亡くなった。82歳だった。
 本人の遺志で告別式などは行わず、近く「偲(しの)ぶ会」を開く。自宅、連絡先は静岡県伊豆市姫之湯584の1「友だち村」。
 女性の視点から、夏目漱石や芥川龍之介など日本文学をとらえ直す研究で知られた。
 女性解放運動の草分け、小西綾さんと50年以上にわたって同居。高齢者問題にも取り組み、自ら提唱する高齢者共同住宅「友だち村」で2002年末から生活した。著書に「魔女の論理」などがある。
(2007年5月22日23時32分 読売新聞)

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