「納棺夫」(送り人)同様、知られることのないなりわいについて、丹念に取材し世に知らしめた意味は大きい。
わたしたちが、こうしたなりわいをとおして、近親者の死を受容し記憶の引き出しにそっとしまい込む営みが、少し尊いものであるように感じた。
目次
遺体ビジネス
取材の端緒
死を扱う会社
遺族
新入社員
「国際霊柩送還」とはなにか
創業者
ドライバー
取材者
二代目
母
オヤジ
忘れ去られるべき人
国境を越えて遺体や遺骨を故国へ送り届ける「国際霊柩送還」という仕事に迫り、死とは何か、愛する人を亡くすとはどういうことかを描く。第10回開高健ノンフィクション賞受賞作。(解説/石井光太)
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