「井戸端げんき」は、「宅老所」というより、「(富山型)共生ケアホーム」として位置づけられるのが適切だろう。どこにも自分の「居場所」を見つけられなかった若者が、その場を地域福祉事業のなかに見いだし、さまざまな行き場のない人々に「居場所」を提供し続ける。「共生ケア」の意義がまざまざと実感できる記録だ。
目次
第1章 引きこもり地獄―流されるままに福祉の世界へ
第2章 木更津へ―地下水脈を掘り当てたくて
第3章 宅老所―「井戸端げんき」の顔役たち
第4章 貴婦人の恋―どんな人でも受け入れよう
第5章 居場所―共生ケアという新しいかたち
第6章 吹く詩の宴―全国へ広がる木更津物語
いま、全国で注目を集めている“共生ケア”を知っていますか?認知症の高齢者だけでなく障がいや悩みを抱えた人たちが自分らしさを取り戻し、生き生きとした時間を過ごしている。大家族のようなごちゃまぜの人間関係…。
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