若手の社会運動の研究者たちが、自らの研究史と、研究の方法論とをふりかえる。
それぞれ、手堅い研究内容であるように思ったが、かつての、集合行動論、資源動員論、そして「新しい社会運動」論にあったような、運動集団が社会に抗い、運動目標を達成し、あるいは社会に叩き潰されていくダイナミックス、それこそ社会運動論の生命線であったものが感じられない。
とかいう不満は、「社会運動冬の時代」にあって、ないものねだりなのかもしれない。
気候サミットと世界中で呼応した若者のデモは記憶に新しい。社会運動が近年あらためて注目をあつめるものの,研究するにはどのような方法があるだろうか。本書では実際の研究足跡を追いつつ,いかにして社会運動に接近し,理解していくべきかを説明する。
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