永井みみ,2022,ミシンと金魚,集英社.(電子書籍版有)(10.15.2022) ちまたで絶賛されているほどの内容の小説ではないように感じたが、認知症の要介護女性高齢者が主人公で、その女性のモノローグが延々と展開される作風には斬新さを感じた。まあまあ、楽しんで読める。 暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟…認知症を患う“あたし”が語り始める、凄絶な「女の一生」。第45回すばる文学賞受賞作。