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本と音楽とねこと

仕事のなかの曖昧な不安

玄田有史,2001,『仕事のなかの曖昧な不安――揺れる若年の現在』中央公論新社 (文庫版有り,¥1,995)'11.9.12

 データを丹念に検証し、あまたの俗説を反証する。
 雇用制度のどこがどう問題なのか、制度がつくりだす現実が変わらないなかで絶望せずにどう仕事に向かい合っていけばいいのか、10年も前に出版されたとは思えぬ説得力にあふれた一冊だ。

目次
1 雇用不安の背後で
2 「パラサイト・シングル」の言い分
3 フリーターをめぐる錯誤
4 世代対立を避けるために
5 所得格差、そして仕事格差
6 成果主義と働きがい
7 幸福な転職の条件
8 自分で自分のボスになる
終章 十七歳に話をする

若者に仕事がないのは、中高年のせい。フリーターより深刻な、過剰に働く若者の存在。問題は「所得格差」ではない、「仕事格差」だ…。ここに働く20‐30代の本当の姿がある。

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