理不尽な戸籍制度のしくみのなかに、家父長制やエスノセントリズムによる支配と差別の論理が仕込まれていることを詳細に明らかにする。誤字、誤表現が多いのが残念だが、多くの人が自明に思っている戸籍制度がいかにばかげていて有害なものであるのかを知るには有益だ。
戸籍制度は他の国にもありそうだが、本当はまったく違うもので、日本独特のもの。その戸籍も謄本や抄本をとった経験があっても、案外、くわしいことは知らないのが普通だ。ところがよく見ると、婚外子差別から外国人登録まで、差別と人権侵害の根元であることが分かってくる。戸籍研究家と知られる著者が、戸籍の生い立ち、歴史から現在の問題点、住民基本台帳ネットワークや国民背番号制までをやさしくQ&Aで解説する。
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