元福祉事務所のケースワーカー(現児童相談所職員)が書いたものだけに、いわゆる「水際作戦」も含めて、現行の福祉行政が陥っている問題状況について克明に描かれている。筆者は「自立のための攻めの援助」を提言しているが、長期的な社会的コストを斟酌したうえでのものであるだけに、説得力がある。
内容
「おにぎり食べたい」―日記にそう書き残して孤独死した男性は、数カ月前まで「生活保護」の対象者だった。北九州市で続発する餓死事件。役所が繰り広げる水際作戦。一方で、「怠け者が生活保護を食い物にしている」という報道も後を絶たない。明らかにされるワーキングプアとの根深い関係―。「生活保護年収四〇〇万円相当(四人世帯)>ワーキングプア」という衝撃の事実からあぶり出される真実とは?三五〇〇件以上の相談に応じてきた専門家が、生活保護の現場から格差是正の処方箋を示す。
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